〈BD〉カルロ・ビアドが2度目の戴冠。『9ボール世界選手権』

↑ ビアドの上がりマスワリ 

 

 

サウジアラビア・ジッダで行われていた

『WPA 9ボール世界選手権』。

 

26日夜に準決勝、

27日未明に決勝戦が行われ、

2017年の本大会覇者であり、

現『10ボール世界選手権

チャンピオンでもある

カルロ・ビアド(フィリピン)の

2度目の優勝が決まりました。

 

ビアドはダブルイリミネーションラウンドを

勝者側から通過。

 

ベスト64から、

C・メリング(イギリス)、

W・ジェリンスキ(ポーランド)、

J・イグナシオ(フィリピン)、

柯秉中(台湾)、

B・レガラリオ(フィリピン)

を倒して決勝戦へ。

 

最後はディフェンディングチャンピオン

2019年&2024年大会覇者)で

優勝候補筆頭の

フェダー・ゴースト(アメリカ)と対戦。

 

歴代チャンピオン対決となった決勝戦は、

0-2ビハインドから

ビアドが9連取で一気に9-2に。

 

その間は攻守にミスが見られた

ゴーストでしたが、立て直して9-9のタイに。

 

ビアドが再び13-9と突き放しにかかりますが、

またゴーストが追い付いて13-13に。

 

第27ラック、

ゴーストのブレイクはノーイン。

これがゴーストのラストショットでした。

 

ビアドが1番から取り切り、

続く第28ラックはきっちりと

マスワリを決めて15-13で勝利。

ラスト9を入れて雄叫びを上げました。

 

大舞台に強いと評されるビアドですが、

決勝戦で見せていた

安定したスキルと試合運びは

その声を裏付けるものでした。

結果的に「マシーン」と言われる

ゴーストにプレッシャーを

かけ続けることに成功していたと言えます。

 

一度目の『世界選手権』、

2017年『ワールドゲームズ』、

2021年『USオープン』、

2024年『10ボール世界選手権

といったビッグタイトルを仕留めた時と同じく、

「スーパービアド」と言いたくなる

卓越したパフォーマンスでした。

 

優勝:C・ビアド(フィリピン)

2位:F・ゴースト(アメリカ)

3位:K・カチ(アルバニア) /B・レガラリオ(フィリピン)

※日本の大井直幸は33位タイ。戦績はこちら

 

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1位の選手に1万ドルのボーナスが出る

【最多マスワリ連発賞】。

 

WNT.はまだ発表していませんが、

初日に5連発を出した

ロビー・カピト(香港)が

獲得したということで

間違いないでしょう。

 

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◇ WNT.公式ライブスコア/トーナメント表サイトはこちら

(要アカウント作成。無料)

 

◇ ライブ配信(※日本からの視聴): 

wnttv.com(有料) ※Table1〜Table3

Matchroom Pool YouTubeチャンネル ※Table4

 

◇ 2025 UKオープン最新情報

大会公式サイトの他、

FacebookX(Twitter)Instagram

もチェックしてください。

 

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◯ 9ボール世界選手権概要

 

1990年に創設された

9ボールプールで最も権威あるイベント。

2024年大会が第33回となる。

WPA公認のもと、複数の主催者に

よって開催されてきた。

2021年からはマッチルーム(WNT.)が

再び主催者に。

マッチルームによる大会グレードは

「ブルーリボン」(最上位)。

2024年から10年間サウジアラビアで

開催されることが決まっている。

大会34年の歴史の中で、

奥村健(1994年)、

高橋邦彦(1998年)、

赤狩山幸男(2011年)という

3名の日本人チャンピオンが生まれている。

 

2025年大会

開催地:サウジアラビア・ジッダ『グリーンホール』

日程:7月21日~26日(6日間)

参加:128名

方式:ダブルイリミネーションラウンド(9ラック先取)

→ 64名シングルトーナメント(11ラック先取。決勝戦は15先)。

勝者ブレイク制(9ボールオンフット、レフェリーラック、ラックシート使用、ブレイクボックス採用)

賞金総額:100万ドル(約1億4千4百万円)

優勝賞金:25万ドル(約3,600万円)

前年度(2024年)覇者:F・ゴースト(アメリカ)

2024年大会記事はこちら

 

※ 優勝賞金約3,600万円は

現存する9ボール大会での最高額です

(※詳しくはこちらの記事を)。

 

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◇ 2025年9ボール世界選手権 関連記事

 

7/26 4強決定。Day5

7/25 16強決定。Day4

7/24 大井直幸、33位タイで終了。Day4途中

7/24 大井直幸、決勝トーナメントへ! Day3

7/22 大井直幸、初戦勝利。Day1

7/21 組み合わせ公開

7/19 国別エントリーリスト

7/8 大井直幸、今年も出場!

6/27 今年も賞金総額100万ドル! 

5/12 今年は7月21日〜26日開催!

 

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