〈BD〉TADの輝き vol.3「角当哲朗選手使用モデル」編

 

カスタムキューを多数取り扱っている

UK Corporation

 

その代表、大原秀夫氏が所蔵している

キューを見ていく本企画(※過去記事はこちら)。

 

今回も「TAD Custom Cues」

(タッドキュー)を紹介します。

 

※Vol. 1はこちら

※Vol. 2はこちら

 

今回のTADは、

1970年代~80年代にかけて活躍し、

『全日本選手権』で優勝するなど、

昭和の名手として知られる

角当哲朗選手(現在は引退)が

使っていたモデルです。

 

5年前にもBDで掲載していますが、

改めてピックアップします。

 

…………

 

 

バーズアイメイプルに

「焼き」を入れたフォアアーム。

『オタマジャクシ』デザインのインレイ

(※オタマジャクシは英語では

「tadpole」(タッドポール)と言う)。

バットキャップには黒樹脂を使用。

 

…………

 

大原氏談:

 

「今はもう知っている人も少ないと

思いますが、伝説の名プレイヤー、

角当哲朗(かくとう てつろう)さんが

実際に使っていたキューです。

 

作られたのは恐らく1970年代の初期で、

私が手に入れたのは……

忘れてしまいましたが(笑)、

2000年代だと思います。

 

フォアアームのこのデザインは

『オタマジャクシ』と言います。

 

先端の丸い所に、スロッテッドダイヤ

(切り込み入りのひし形)が入っています。

 

『オタマジャクシ』は、

TADではそこそこ作られていて

珍しいものではありません。

 

他のメーカーからも出ています。

というより、アダムジャパン製の

オタマジャクシの方が

よく知られているでしょう。

 

スリーブの、ウィンドウと

スロッテッドダイヤを組み合わせた

インレイデザインは、Vol.1のキューと同じです。

こちらも『矢羽』ではないタイプ。

 

このキューの特徴は、

 

グリップ上部のメイプルリングだけが

ステッチ状になっていないこと、

 

リング部に入れられたマザーオブパールの

丸ドットの高さが不揃いだということ、

 

そして、スロッテッドダイヤの

切り込みが精巧ではないことです。

 

この当時に、プロトタイプとして

手掛けられたキューのように感じられます。

 

バットキャップは黒の樹脂。

黒バットキャップのTADは、割合で言うと

20本に1本ぐらいあると思います。

 

これはこれで人気があって、

日本でも使っている人はそこそこいました。

 

このTADは、

偉大な名選手が使っていた実物であり、

なおかつ、数あるTADの中でも、

色々と珍しいところがあるので、

手放せないキューになっています」

 

(了)

 

※Vol. 1「ストレートフォアアーム」編その1

※Vol. 2「ストレートフォアアーム」編その2

 

 

 

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カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation

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