2017年

3月

29日

〈BD〉栗林達の「バチバチ」10ボールブレイク動画。コメントもあり。

 

昨年から、

9オンフットラックの9ボールが

国内プロ公式戦の種目として採用されることが

増え始めたこともあり、

 

10ボールのプロ公式戦を見たのが

半年ぶりぐらいでした。

 

久しぶりに見たら、

お手本のような10ボールブレイクをやり続ける

プロが会場にいたという……。

 

…………

 

約2週間前の『GPE-1』(GPE100回記念大会)で、

 

優勝したのは栗林達プロでした

(※優勝談話はこちら)。

 

その栗林プロの10ボールブレイク、

かなり完成されていてアンタッチャブルでした。

 

高い確率で、

ブレイクしたらマスワリ配置が現れる

という仕上がり具合。

 

もともとブレイクの巧さ・破壊力・安定度には

定評のある栗林プロですが、

 

この日は完全に、

ビリヤード用語(?)で言うところの

「バチバチ」状態。

 

何回かブレイクシーンを動画で撮ってますので、

ご覧ください。

 

まずはノーマルスピードで斜め後ろから。↓

 

 

手球はサイドの角に当たっていて、

ギリギリスクラッチ回避でしたが、

ヒット感は申し分なく、3個イン。

 

…………

 

ほぼ真横のアングルで。↓

 

 

↑これは2個インでした。

 

 

↑取り出し(1番)は攻められなさそうだけど、

4個イン。

 

この日の栗林プロのブレイクを見ていて

気付いたことなのですが、

 

手球のポジションは、1番に当たった後、

ほぼ真っ直ぐ跳ね返されつつ、

「ドーンドド……」とノークッションで止まるのと、

 

1番に当たった後、弾みながら

左のサイドポケットの手前側

1ポイント辺りのクッションに入る、

 

……という2タイプに大別できます

(特にこの日はこの2つが多かった)。

 

これは狙いだったのでしょうか。

後で本人に聞くことにしましょう。

 

…………

 

続いてスローで2本。↓

 

 

見てもらっておいてこう言うのもなんですが、

「スローだから発見することができた新事実」

みたいなものはほぼなく、

ただ単に遅くして見ただけという印象も。

 

それだけ無理・無駄のない

ブレイクフォーム&アクションということでしょう。

 

ということで、

身体の動かし方は最初の動画のアングルが

一番わかりやすかったかなと思います。

 

キューを後ろにクッと引いてからクーッと引き上げる

“2段階テイクバック”は栗林プロの

ブレイクストロークの特徴の一つ。

 

無理やり身体を動かしてる感じや、

大振りしている感じは皆無で、

ソリッドで完成されている

ブレイクアクションです。

 

実際のパワー以上に、

軽々とラックが割れているように感じられるのは、

インパクトタイミングが良くて

"芯を食っている"からでしょう。

 

栗林プロは広い意味で言う「運動神経」、

今なら武井壮さんの言う「身体操作能力」が

発達しているタイプではなかろうかと思います。

 

自分の身体を客観的に操作・統制できる……

というか、そうしようという意識を持った上で

練習しているんじゃないでしょうか。

 

……と、少々脱線してしまいましたが、

 

本人にも動画を見てもらえましたので、

少しコメントをいただきました。

 

…………

 

聞き手:BD

語り手:栗林達プロ

 

 

――……ということで、

動画をご覧になった感想は?

 

「バチバチブレイクでしたね(笑)。

この日のブレイクは、ほぼほぼ思った通りの

手応えを感じられました。

 

10ボールのブレイクは『俺に聞けっ!』(笑)」

 

――この日のブレイク直後の手球ポジションは、

手球を1番に当てた後、ノークッションで

ドーンドド……と真ん中辺りに止めるのと、

左のサイドポケット脇のクッションに入れて止めるのと、

2つバリエーションがあるように思いました。

打ち分けていたんですか?

 

「狙っていたのは、『ドーンドド』の方です。

ノークッションで止めたかった。

 

クッションに触れて、

良い所に手球が止まっていたブレイクは、

完全にラッキーです(笑)」

 

――ああ、では、左側に手球が行くことが

多かったのは、クセみたいなものですか?

 

「手球を置いている場所が真正面ではなく、

ボール2個分左だというのも

関係しているでしょうし、

 

僕は少し右を撞いてしまう癖もあるので、

(わずかに横ズレが出てしまって)

若干左に当たってしまうということが

あると思います。

 

今度、真っ正面から打ってみましょうか?(笑)」

 

――ぜひお願いします(笑)。

この日、ほぼ毎回的球が入っていましたよね。

しかも平均して2個ぐらい。

 

「たしか1回はノーインがあった気がします。

 

良く入っていましたけど、

10ボールのブレイクで

一番良いのは1個インじゃないかって

僕は思うんですけどね」

 

――えっ、それはなぜ?

 

「僕の考えでは、取り出しがある

(=テーブル上の最小番号の球が攻められる)

状態でボールの数が多いということは、

組み立てのプランが増えるし、

何かあった時のリカバリーチャンスも多くなるからです。

 

8ボールの考え方を

そのまま当てはめているだけです。

 

反対に、テーブル上に的球が多ければ、

当然トラブルができている可能性も

あるんですけどね。

 

ブレイクでたくさん的球が入って、

台上のボールの数が少ないと、

組み立てプランは少なくなる。

 

よって、取り切れる確率的には

ボールが多く残っている方が

成功率は高いのではと思っています」

 

――なるほど。シュート率が高くて、

基本的にほぼミスをしない人、

つまり、”配置が出来たらまず取り切れる人”

という前提で言うなら、

その考え方はあるかもしれません。

たしかに8ボールっぽいですね。

 

「だから、的球が入った数より、

ブレイク後の形ですよね。大事なのは。

 

そしてまた、配球に助けられたできた

マスワリは“運勢”だなと思います。

 

最近ほんと、何連マスした

(何回マスワリ連発を続けた)とかには

全く興味がなく、いかに自分の組み立てた

通りに取れるかというのを、

一番必要な部分だと捉えています。

 

なので、そこのレベルをもっと上げていけるように

練習方法を考えていきます。

 

もっと上を目指すぞー!(笑)」

 

――ありがとうございました。

さあ、もうすぐ『WPS第2戦』(ニューヨーク)。

 

「楽しみでたまりません!(笑)」

 

(了)

 

…………

 

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