2015年

10月

10日

〈BD〉「僕も、日本は強かったと思います」――ワールドカップオブプール3位・日本チーム栗林達の談話


栗林達プロの談話をお届けします。


大井直幸プロとペア組んで3位入賞を果たした

『ワールドカップオブプール』のこと、


そして、『北陸オープン』準優勝のことを

語っていただきました。


長いですが、ぜひご一読を。


※大井直幸プロの

ワールドカップオブプールの談話はこちら


※大井直幸プロの

北陸オープン優勝談話はこちら


…………


Toru Kuribayashi

 

JPBA39期生

1982年6月26日生

福井県出身・東京都在住

2004年アマ『球聖』『名人』

2010年『ワールドプールマスターズ』準優勝

2011年『関西オープン』優勝

2011年『関東オープン』優勝

2014年『兵庫オープン』優勝

2015年『ワールドカップオブプール』3位

他、優勝・上位入賞多数

GPEでは通算10勝(2位)

使用キューは、MEZZ / EXCEED


Toru Kuribayashi 2015 World Pool Championship
Toru Kuribayashi 2015 World Pool Championship


――3位という結果をどう捉えていますか?


「せっかくあそこまで行ったんだから、

もうひと踏ん張りしたかった。


その点においては悔しい思いがあります。


アイツ(大井直幸)と2人で

あと一つ上に行って、

台湾と決勝戦を撞きたかった。


優勝した台湾のレベルはかなり高いですけど、

勝負は時の運ですしね。

決勝、やりたかったです」


――大井プロは「イングランドBより

日本の方が力が上だったと思う」と語りました。


「僕もそう思います」


――では、なぜ準決勝で負けたのでしょう?

たしかに中盤から終盤にかけて、

流れがイングランドBに向いていたとは

思いますが……。


「いや、その流れを

引き寄せられなかったところが、

あの時の僕らの実力だったということでしょう。


一言で『ツキがなかった』で済ませるのは

難しいものがあります。


具体的に言えば……、


イングランドBの方が、

ブレイクの攻略が一歩進んでましたね」


――ナインオンフットのレフェリーラックですね。


「そう。あれはかなり難しかった。

1番が浮いていたこともありました。


それでも、

ヨーロッパ勢はかなりのイン率だったんで、

素直にすごいなと思ってました。


イングランドBもとても

ドライブレイク(ブレイクノーイン)が少なかった。

で、こちらは当たり外れがあった。


そこに不安を感じてしまったし、

その不安があの流れを呼び寄せたのかもしれません。


今思えば、その不安の元っていうのは

ゲーム序盤にありました。


準決勝の第2ゲーム、

ナオちゃんがブレイクをしてノーインだった。


『うわっ、ブレイクノーイン』

ってナオちゃんも驚いたように口にしてて。


大会中、ナオちゃんはほとんど

ノーインがなかったから。


でも、それがあの第2ラックで出ちゃったんで、


『あ、これは……』

みたいな空気は一瞬ありましたね」


――日本は合計4試合をしました。

大井プロは「今回日本は格上とは試合をしなかった」

とも言っています。


「僕もそう感じます。


ナオちゃんが僕のことを

どう評価しているかはわからないですけど、


少なくとも、大井直幸という一人の人間の視点で

あのメンバーを見渡した時には、

日本の方が分が良いと思ってたと思います。


僕自身も、日本は強かったと思います。


オランダとは総合的に見て

互角だったと思いますけど、


あの時、内心、僕は日本の方が

強いんじゃないかと感じました。


それが現場での僕の肌感覚です。


海外のプレイヤーを的確に評価することは

できないですが、対オランダだけでなく

全体的に勝ち目があると思えました」


――台湾の優勝については?


「それはもう当たり前というか。

確率的に一番高いですよね、台湾が。


台湾は結構ブレイクノーインがありましたけど、

それでも優勝しているということが、

彼らの力の証明だと思います。


ホントかなりレベルが高いです」


――ワールドカップオブプール直前の

『世界選手権』では、栗林プロを観ていて、

苦しんでいるなと思うことがありました。

そこから、今大会ではしっかり立て直したように

見えたのですが。


「立て直したというか……

『見栄を張らないでやるぞ』と思えたから

良かったんでしょうね」


――それは、大井プロとの関係性で?


「そう。


アイツが僕の状態を察知してくれていて、

掛けてくれた言葉やアドバイスが

ものすごく的確でした。


話をしていく内に、


『ビリヤードプレイヤーとしての

僕の評価というものは脇に置いておこう。

見栄を張らないでいこう』


と思ったんです」


――それがチームワークになった?


「と思います。


試合中も、僕にとって難しい球は、

『これ、自信ないわあ』と、

素直にナオちゃんに託しました。


もうね、自分ができること、

自分が持ってるスキルはこんなものですって、

正直にさらけ出しましたよ。


それが僕にとってすごく良かったです」


――なかなか普通はそこまでできない

かもしれないですね。


「今の僕のレベルで純粋に感じていることとしては、


アイツの方が海外経験も豊富だし、

自分を追い込んで出来てる部分があるので、

ビリヤードの技術や知識面で

相当レベルが高いと思っています。


何がどうすごいのかは言葉では

なかなか伝えられないですけど、


色々な局面での姿や、スキルの豊富さから、

経験の裏打ちをすごく感じました。


せっかく、そういうプレイヤーと

組んでる訳ですから、

ホントに決勝戦を撞きたかったです」


――栗林プロは今回が

2回目のワールドカップオブプール出場でした。

前回(2010年。9位タイ)より楽しめましたか?


「かなり楽しめましたね。


2010年は痩せ我慢をしてたというか、

背比べをしてたというか。

ナオちゃんに対しての意識がありました。


『俺も』『俺だって』という気持ちが

前面に出過ぎてたと思います。


でも今回は、『俺も』じゃなくて、

『二人で』という思いが強かったんで、


そういう意味でかなり楽しめましたし、

悪いプレッシャーが少なかったです。


それだけに、日本の皆さんに本当に

決勝戦を観てもらいたかったなって

今も思っています。


あの大会に限っては

『すぐまたチャンスがある』なんて

とてもじゃないけど言えません。


本当に優勝するなら

今しかないっていう感じだったので

……もっと頑張りたかったです。


そこだけは悔しいです」


――長い海外遠征が終わって帰国しました。


「とてもしんどかったです(笑)」


――栗林プロも疲れが出た?


「はい。だるくて身体の節々が痛くて、

風邪の初期症状みたいな感じが続いてました。


体調を崩したまま北陸オープンに行きました」


2015 Hokuriku Open
2015 Hokuriku Open


――その北陸では準優勝でした。


「今回の海外遠征で学んだことや

経験したことを純粋に受け止めて、

それが北陸でも発揮できた。


そのお陰で体調を忘れることができたというか。

体調がどうのこうという風には捉えてなかったです。


勝ち負け関係なく

ものすごく充実したビリヤードが

できていたなと思います」


――ファイナルを大井プロと撞いたことは?


「いやー、良かったですね。

良い内容で撞けたことが良かったです。


もちろん優勝したいと思ってましたよ。


でも、自分がいいプレーを出したら、

いいプレーを出し返されましたからね(笑)。


さすがだなというレベルのプレーが

出てきたので、それはもう納得というか、

『ナイスショット』としか言えないです」


――カタール、ロンドン、そして北陸オープンと、

大井プロとのストーリーが続きましたね。


「性格的には全く正反対の2人。


ロンドンではそんな2人が交わって、

チームというものになれていたと思ってます。


なので、北陸でアイツと当たるなら

決勝戦が良いなと、ちょっと思ってました。


そこで僕がどのぐらいのビリヤードができるのか。

それは楽しみでもありましたよ。


結果としては負けてしまいましたが、

『良い試合が観られた』と皆さんが

思ってくれたなら、僕も嬉しいです。


きっと楽しんでもらえただろうなって

自分では思っています」


――わかりました。

次、試合でお会いするのは

『グランプリイースト最終戦』(GPE-7)ですね。

そういえば、GPE-6は土方隼斗プロが……。


(※海外に行っていてGPE-6に

出られなかった栗林プロ。

栗林プロが保持していた

前節・GPE-5の優勝者シードは

土方プロへ移り、土方プロが優勝。


土方プロは次節・GPE-7のシードを得ただけでなく

GPE年間ランキングのMVPに近付いた。

2位の栗林プロのMVP獲得は黄信号)


「も―――完全に予想通りの展開ですよ(笑)。


そうなるんじゃないかって

前にも言いましたよね?

隼斗ならやると(笑)。


……まあ、僕はGPE-7の予選を

通過するところから頑張ります!(笑)」


(了)


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