2014年

3月

15日

〈BD〉どっちをヒネる?

嶋野聖大(JPBA)
嶋野聖大(JPBA)

 

今週末は姫路で、

 

土曜日に『GPW-2』

(グランプリウェスト第2戦)、

 

日曜日に『全日本ローテーション』

 

と、JPBAプロ公式戦2連チャンです。

 

GPWの第1戦で優勝していて、

かつ、昨年の全日本ローテの優勝者でもある

「今も入れ力アップ中」の大井直幸プロは、

 

その後、腰痛から復活したのでしょうか

(以前のコメントはここに)。

 

元気な姿を見せてくれることを期待しています。

 

…………

 

全日本ローテには、東日本からも

多くのプロが出場しています。

 

その内の一人が、「ゆとりのマサ」こと

嶋野聖大プロ(JPBA)。

 

先日、CUE'S誌の取材でお世話になった

ばかりなので健闘を祈っています。

 

(取材時の様子は、ここ)、

 

そうそう。

 

この取材では嶋野プロに

「ヒネリ」をテーマに話を聞いたのですが

 

CUE'Sには載らない技術的な話を一つ。

 

それが、この配置なんですが……、

 

 

ナインボールで8番から9番に

どう出すかという話ですね。

 

「この球、人によって考えが分かれる

と思うんです」と嶋野プロ。

 

うーん、まずすぐ思い浮かべるのは、

 

撞点:下+右の「順下」を使って、

9の上側に出すラインかな。

 

そう答える人が多そうな気がします。

 

ヒネリが使える人だと特に(↓)。

 

 

「ですよね。

 

僕も出したい場所は同じですが、

 

でも、こういう時に僕は順下ではなく、

逆下を使うことが多いんですよね」(↓)

 

 

逆下、つまり、下+左ですね。

 

なるほど、

クッションでブレーキを掛ける

(勢いを殺して詰まらせる)

感じですか。

 

「そうです。

 

順下だと手球が転がりすぎて、

 

9に厚く出したいのに行き過ぎる

というリスクがあります。

 

特に、これが8番と9番の2球じゃなくて、

7、8、9のこういう配置だったら?」

 

 

よりきっちり厚めの順フリに

出したいですねー(※Aエリア)。

 

「ですよね。

 

そこに手球を順下で出そうとすると、

 

かなり繊細なコントロールが

必要です。

 

ここでは順ヒネリが『走るヒネリ』

(※伸びるヒネリ・広がるヒネリとも言う)

 

になるから、

加減が難しいんですよね。

 

ヘンに加減を弱めようとすると、

不安定な撞き方になるし。

 

だから、僕は基本的に

軽く逆を入れて撞きますね」

 

 

これは確かに順ヒネリだと

地味に失敗しやすい球かも。

 

特にヒネリを知ってて使い慣れてる人ほど、

身体が順下で構えそう。

 

あっ、この逆下を使う出し方、

 

JPBAプロだと、

塙圭介プロが良くやってませんか?

 

「そうそうそう(笑)。

塙さん、やってますね。

 

まあ、『ノー』(ヒネリなし)で

引き球だけでも良いんですけどね。

 

順を撞いてしまわないために

逆で構えるというか。

 

それと、逆の方がしっかりした

キュー出しで撞けるのが良いですね」

 

……以上、

そんな「ヒネリトーク」をしてました。

 

この配置、順下で出す人

(順下での加減が上手い人)も

もちろんいるでしょうし、

 

こういう違いが

「競技ビリヤードにおける技術の個性」

なんだと思います。

 

試合でプロのプレーを見る機会があったら、

そんなところに注目したり、

 

マネして同じように撞いてみるのも

上達に役立ちますよ。

 

 

<<<前の記事