球屋デイズ file.01『Imperial』(東京・水道橋)編

2016年9月

 

「こんなお店をやりたい」

「よそとは違う空間を作りたい」

 

ビリヤード場を立ち上げる時には、

誰しも大きな希望とコンセプトを胸に抱き、

イメージを具現化しようとするもの。

 

しかし、

スペース・予算・時間など様々な理由から、

青写真通りにこだわり抜くことが難しいのも事実。

 

落とし所を見付けながら、臨機応変に作っていく。

――特に個人店の場合、

そういったお店が多いかもしれません。

 

そんな中、「雰囲気が抜群に良くて

コンセプチュアルなビリヤード場がある」と、

今年4月のオープン以来評判になっていたのが、

 

東京・水道橋にある

『Pool & Louge Imperial』

(プールラウンジ インペリアル)。

 

BDは先日、初めて訪れました。

店内の様子をお届けします。

 

…………

 

 

インペリアルが入っているビルは、

水道橋の専大通りにあります。

 

JR水道橋駅西口から徒歩3分。

神保町駅(A2出口)からも5分ほど。

 

大人の社交場場感を醸し出す

モノトーンの看板が目に入ります。

 

3Fに上がって、早速店内へ。

 

…………

 

 

目の前に開けた光景を

なんと表現すれば良いでしょうか。

 

高級ホテルのバー?

 

やはり店名にある通り、

「ラウンジ」がしっくりきます。

 

赤い絨毯の上に、

ブランズウィック・ゴールドクラウンⅢが2台。

 

ラシャはシモニス760。

ボールはアラミスとサイクロップの両方あり。

 

キュー保管棚には

既に多くのキューが並べられていることから、

常連さんが多数いることがうかがえます。

 

店内の照明は絞り目で、

テーブル上の世界にスッと入っていけそう。

 

BGMもジャズやクラシックなど

インストゥルメンタルが中心で、

球の音や、お喋りを遮ることがありません。

 

そして、サイドテーブル&チェアは、

明らかにアンティーク家具と思われるもの。

初めは少し緊張しましたが、

座ってみるととても寛げます。

 

インペリアルの共同経営者である

大谷さんと河辺さんはビリヤードの経験者で、

河辺さんはビリヤード場勤務の経歴あり。

 

だからか、プレー環境に妥協がありません。

 

…………

 

 

ラウンジスペースがまたこだわり抜かれていて、

 

バーカウンター内の重厚な棚もそう、

ソファもそう。チェスや照明器具もそう。

 

数々のヴィンテージ品が、

強く主張することなく穏やかに共存しています。

 

ラウンジスペース全体が

プレーエリアより一段高くなっているので、

ビリヤードテーブル上もよく見渡せます。

 

「ビリヤードをした後も、

ゆったりと飲み物やお喋りを

楽しんでいただきたくて、

こんなラウンジスペースを設けました。

 

床を一段高くし、

古い家具・調度品を置くというのは

以前から考えていたことです。

中にはヴィクトリア様式のものもあるんですよ。

 

昨今のこのデジタル化していく世の中で、

時代をさかのぼって行くような

スタイルにしているのは、

 

アナログの大事さであるとか、

古き良きものを愛でる精神性といったものを

感じていただけたらという思いから。

 

またそういったコンセプトは

ビリヤードとの親和性がとても高いと

思っています」

 

と語るのは河辺さん。

 

10年ぐらい前から構想はあったと言いますが、

”インペリアル”な空間を創るべく

手を取り合った河辺・大谷両氏の出店計画は、

決して順風満帆ではありませんでした。

 

物件探しが難航に難航を重ね、

「やる場所がない」と追い詰められたことも。

 

やっとのことで、今年2月に

この場所でできると決まってからは

全速力で準備開始。

 

壁と天井の塗装は河辺さん自ら行ったそうです。

 

また、オープン当初は赤い絨毯はなく、

床にビリヤードテーブルを直置き。

開店から約1ヶ月後に絨毯を敷きました。

 

でも、そんなエピソードも、

聞かなければ全くわからないぐらい、

床は床として、壁は壁として、家具は家具として、

すでに何十年もそこにあるような雰囲気。

 

そう、ここは新店舗なのに新しい感じがしない。

それが他店とは一味も二味も違う

プレミアム感の秘密でしょうか。

 

…………

 

 

カウンターバーで、

おすすめの水出しコーヒーをいただきながら、

 

お店のお二人や、

契約プロの高野智央プロ(JPBA)と

ゆっくりと談笑の時間を楽しみます。

 

「ここは、ビリヤードはもちろん、

お喋りと飲み物が落ち着いて楽しめるお店。

 

いや、なんだろう……

人それぞれの楽しみ方ができるお店ですね。

 

僕、ビリヤードをしなくてもいますから(笑)。

 

ついつい時間を忘れてしまうぐらい

居心地の良い大人の空間です」

 

とは高野プロの言葉。

 

ビリヤードはせずに、バーとして

利用しているお客さんもいるとのこと。

 

「お酒を楽しまれるんでしたら、

こちらがおすすめです」

 

と河辺さんが指し示したのは、

 

終売品のシングルモルトウイスキーなど、

超レアな古酒のラインナップ。

 

お値段を聞いてみると、

決してべらぼうな額ではありません。

むしろお得では? 

 

原木からスライスしてくれる生ハムもあり、

ビールにウイスキー、ワインが進みます。

 

スツールに身体を預け、

ゆっくり店内を眺め、

ビリヤードの音に耳を傾ける……

ここでは時がゆるやかに流れていきます。

 

“~風”でも”~的”でもなく、

正真正銘、バーでありラウンジであり、

ビリヤード場であるインペリアル。

 

Imperialは、

”帝国の””皇帝の”という意味だけではありません。

 

“最上級の”時間を、ぜひここで。

 

…………

 

 

Hall Information

 

Pool & Louge Imperial

(プールラウンジ インペリアル)

 

〒101-0061

東京都千代田区三崎町2-4-6千代田第一ビル3F

03-6380-8838

営業時間:17時~24時(年中無休)

テーブル台数:2台

1hプレー料金:一般700円、メンバー600円

アクセス:JR水道橋駅西口徒歩3分。神保町駅(A2出口)徒歩5分

駐車場:なし。※ビルの向かいにコインパーキングあり

 

Facebook:

https://www.facebook.com/imperial0314/

ホームページ:

http://www.imperial.website/

 

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