〈BD〉この仲間とラスベガスへ! JPA『KTC & 8TC 2026』最終日のちょっと裏側

 

5月30日・31日、6月13日・14日の

4日間にわたり開催されていた、

 

アマチュアビリヤードリーグ、

JPAの1年の総決算。

 

「KTC」こと、

『第18回 JPA関東エリアチームチャンピオンシップ 2026』と、

 

「8TC」こと、

『第14回 8ボールチームチャンピオンシップ 2026』。

 

ラスベガス行きをかけた戦いの結果は

こちらで速報していますが、

最終日(Day4)の様子を

もう少し詳しくお伝えします。

 

※下の方にはフォトギャラリーもあります

(全出場者の7割ぐらいのプレー写真あり)。

 

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【決戦の地、BAGUS川崎】

 

 

まだ人通りもまばらな

日曜朝7時30分の川崎チネチッタ通り。

 

しかし、『BAGUS川崎店』店内は

すでに活気に満ちていました。

 

今年のKTC & 8TCに参加したのは、

9ボールAトーナメント=38チーム、

同Bトーナメント=38チーム、

8ボール=17チームの計93チーム。

 

そのうち、最終日(14日)まで

勝ち残ったのは、8+8+4の計20チーム。

 

朝8時、JPAリーグオペレーターの

楠城規之氏が開会を告げると、

円陣を組むチーム、

さかんに声掛けをするチーム、

静かに集中しながらキューを組み立てるチーム、

などそれぞれの流儀で戦いの時を待ちます。

 

最終日のジャッジを務めるのは

松川慎之介プロ(JPBA)。

 

松川プロはアマ時代にJPAでプレーし、

チームで一度ラスベガスに行ったことも

あるという経歴の持ち主です。

 

「自分が出ていた時からそうですが、本当にチーム戦はドラマがいっぱいで、どんな結末を迎えるのか最後までわからないのが面白いですよね。もちろんジャッジは厳粛に務めますが、試合を見るのは楽しみでもあります」(松川プロ)

 

また、KTC2日目(5/31)の

『BAGUS川崎』では、

JPA契約プロの一人である

平口結貴プロがジャッジを担当していました。

 

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【ブレイク! & ナイン!】

 

 

データに基づかないBD個人の主観ですが、

ポイントを重ねるチームは、

1つのラックの始まりと終わり、つまり、

ブレイクと9ボール(または8ボール)が

丁寧だと感じます。

 

フォームや撞き方は人それぞれですが、

多くの選手が、これまでのキャプテンや

高SL(スキルレベル)メンバーの教えに従い、

妥協せずルーティンを行い、

ちゃんと狙いを定めてショットしている印象。

 

それでもミスやアンラッキーは出るものですが、

変わらずコツコツと約束事を繰り返しています。

これがチーム全体で「1点」を争うような

展開になった時に効いてくるのでしょう。

 

逆に言えば、

チームの一員であるという意識や

For the Teamの精神が、

プレーをより丁寧にさせるのかもしれません。

 

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【キューで測る・狙いを付ける】

 

 

これは昨年も着目したところですが、

今年のKTC & 8TCも多くの選手が、

「丁寧に厚みを狙う」「キューで測る」を

徹底していました。

 

丸一日、約1,500枚写真を撮っていたら、

そのうちの1割近くが、

キューで手球のラインや

クッションコースを測ったり、

的球の厚みを見ている姿だったので、

これはもうチームとして

教えが行き届いているだけでなく、

各々の中ですっかり習慣化されているに

違いないという結論に至りました。

歴の短い人、低SLの人も皆、

ビリヤード人になっているのです。

 

しかも、高SL選手も手を抜かずに

丁寧に測っています。

自ら率先して基本を踏まえている姿を

仲間に見せているんだなと思いました。

 

たしかに丁寧に測ると時間が掛かる時もあります。

しかし、その一手間を惜しむより

きっちりとやり切ることの方が大事。

もし失敗しても、選手本人もチームも

納得して次の球に向かえます。

 

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【否定から入らないコーチング】

 

 

こちらも毎年のようにピックしている

「コーチング」の場面。

 

チーム戦らしい画が撮れるからというだけでなく、

ビリヤード上達のコツや

勝利へのステップが

詰まっていると思うので、

自然と目で追ってしまいます。

 

近くで聞き耳を立てていると、

キャプテンの説明には、

「◯◯しちゃダメ」

「それは違う」

「××してくれないと」

といった否定的な表現や、

詰め込み型のアドバイスが

ほとんどないことに気付きます。

 

「このへんに撞けばOK」

「大丈夫、できるできる」

「ミスってもいいから」

と、力量に応じた解決策を、

シンプルかつポジティブに授けています。

 

そこに信頼感を覚え、意気に感じ、

期待に応えようとする選手達。

 

大きく言えば「思いやりの精神」ですが、

「チームワーク」や「連帯感」という

言葉の本質は、こういう場面に

現れているんだなと思います。

 

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【メモリアル】

 

 

NIKKA Cucumber(東京・NIKKA 5)には、

入籍したてのカップルが2組も。

 

しかも、1枚目の画像の柳さん夫妻は、

前日の13日(土)に結婚式を挙げたばかり。

一晩明けてビリヤードの試合って……

良いと思います!

 

2枚目は、10月に結婚式を挙げるという

服部さん夫妻。

 

柳さんと服部さんは高校からの同級生だとか。

今ではすっかり皆さん撞球生という訳ですね。

……全く上手くもないですが、

柳さん服部さん、おめでとうございます!

 

 

こちらは8ボールの

ewalu lanakila(東京・コウホアロハ)の柳元さん。

 

柳元さんのJPAプレーヤーNO.は、

なんと「00018番」!

 

2007年の第1期からJPAに参加していて、

ナインとエイト合わせて

これまでに1039試合に出場しているとのこと。

鉄人級の記録です。

 

そんな柳元さんは、今まで一度もラスベガスに

行ったことがありませんでした。

 

しかし、今回、遂に……!!

 

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【歓喜に沸く】

 

 

レベルは関係なく、

誰にでも活躍のチャンスがあり、

チームを勝利に導ける。

 

つまり、試合ごと、あるいは大会ごとに

ヒーロー/ヒロインが生まれるのが

JPAの醍醐味であり、

間口の広さにも繋がっています。

 

試合を決めて、

「やったぞ!」

「よっしゃ!」

とすぐに快哉を叫ぶ人もいれば、

 

どっと涙があふれる人、

 

「私、勝った……の?」と

状況理解が追いついていない人、

 

照れくさそうにする人など、

勝利の「顔」は人それぞれ。

 

その瞬間、選手本人の人柄だけでなく、

チームとしてのキャラクターも

あらわになるような気がして見逃せません。

 

写真に収めるのが難しい瞬間の一つですが、

こんな時、画は言葉より雄弁です。

 

今回のKTC & 8TCで優勝した

SB-dokyubu HolidayLink、

HideOut Zero、

そして、ewalu lanakilaの3チームは、

優勝決定の瞬間、

皆が曇りなき笑顔で抱き合い、

喜び合っていました。

 

8月のラスベガス大会

(『APA World Pool Championships 2026』)でも、

歓喜に沸く瞬間が何度も訪れるよう願っています。

 

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最後に、ラスベガス行きを叶えた

3チームの代表者のコメントを

お届けします。

 

 

● 9-Ball A Tournament(出場チーム:38)

 

優勝:SB-dokyubu HolidayLink(東京・BAGUS新宿)

 

堀口大輔さん・談

 

「もう最高です!(笑) 素晴らしいメンバーと一緒に最後まで戦えたことと、自分自身も良いプレーができたことが嬉しいです。勝因は……チームワークはもちろん、うちの参謀が立てた作戦が効果的で、今日爆発したメンバーもいましたし、全てが上手く行った感じです。初めてのラスベガスは、まず楽しむことも大事だと思いますけど、出るからには優勝を目指して戦います!」

 

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● 9-Ball B Tournament(出場チーム:38)

 

優勝:HideOut Zero(東京・ハイドアウト池袋)

 

平澤秀轄さん・談

 

「今年は『連覇』を目指してKTCに来ました。決勝戦は自分が出られなくなりましたが、仲間たちは皆これまでの教えを守って、しっかりと力を発揮してくれました。おかげで連覇を達成できたと思います。ラスベガスもどういうチーム編成で出るか今はわかりませんが、チーム力には自信があるので、去年のベスト32以上に行けるように頑張りたいです」

 

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● 8-Ball Tournament(出場チーム:17)

 

優勝:ewalu lanakila(東京・コウホアロハ)

 

坂村孝紘さん・談:

 

「まだ全然実感がないですけど、チーム結成以降ラスベガスを目標に戦ってきたので、『自分達にもやれるんだ』ととても嬉しく思います。楽な試合は一切なかったですけど、メンバー一人一人が丁寧に対応して、きちんと向き合ってきた。その積み重ねで一つ一つ勝利できたと思っています。日本代表として初めてラスベガスで戦えることが今から楽しみです」

 

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最後に、

JPAリーグオペレーター・楠城規之さんに、

2026 KTC & 8TCを振り返っていただきました。

 

2025 APA World Pool Championships in Las Vegas
2025 APA World Pool Championships in Las Vegas

 

JPAリーグオペレーター・楠城規之氏・談:

 

「今年もKTCにご協賛・ご協力いただいた各社企業様、会場のBAGUS川崎店様・BAGUS新宿店様、出場してくださった各チームの皆様、ありがとうございました。おかげさまで今年もKTCを無事に開催することができました。

 

毎年のことですが、我々JPAスタッフもこの大一番の雰囲気と皆さんの熱量に触れると素直に感動しますし、『今年も開催できて良かった』という気持ちでいっぱいです。これまでにKTCに出たことがある方、ラスベガスへ行ったことがある方など、経験豊富な選手が増えてきている一方で、初めてKTC最終日まで進んで来られた選手もたくさんおられますが、やはりチームワークや団結力、目標達成への強い意志のあるチームが、ここまで勝ち残って来ているように感じます。

 

私個人の気持ちとしては、そんな全てのチームの皆様と一緒に8月にラスベガス(『APA World Pool Championships 2026』)に行き、世界最大級の規模とあの特別な空気感を味わっていただきたいところなのですが、全員をお連れすることは出来ません。今日優勝した3チームと、翌週20日~21日に行われる『WTC』の優勝チーム、合わせて4チーム、選手と応援で来られる方含め40名以上でラスベガスに向かいます。今回ラスベガス行きを叶えられなかったチームの皆様も、ぜひまた次回のKTC、8TC、WTCにチャレンジしていただければと思います」

 

(了)

 

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◆ 2026 KTC結果記事はこちら

 

◆ JPA公式ブログはこちら

 

◆ Day1(5/30)のミニフォトギャラリーはこちら

 

◆ BDのJPA関連記事はこちら

 

◆ Day4(6/14)のフォトギャラリーは以下で↓

 

 

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