11日~12日(土―日)に開催された
『関東オープン』。
大会4度目の優勝を飾った
羅立文(ロ リウエン)の談話をお届けします。
大会翌々日に聞きました。
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――関東オープンで4回目の優勝です。
羅:最近ずっと練習を頑張っていて良い状態を維持できているので、優勝できて良かったです。4回目の優勝、とても嬉しいです!
――今回はどんなテーマで大会に臨みましたか?
羅:「勝ちたい」よりも「負けない」の精神で戦うことがテーマでした。「勝ちたい勝ちたい」と思いすぎるとどうしても試合中に焦りが出て来ます。でも、「負けない」戦い方を意識すると、一旦落ち着いて考えることができると思いました。その考え通り、今回はほとんど焦らず冷静にプレーできました。決勝戦の終盤はちょっと焦りましたけど(笑)。
――プレー内容はいかがでしたか?
羅:ブレイク以外は全体的によく撞けていたと思います。10ボールのブレイクはずっと研究を続けているんですけど、まだまだ不安定ですね。
――試合で使っていたテーブルは、会場の『ロサ』さんの中でもポケットが狭くてラシャも重めのトーナメント仕様ですが、すぐ対応できましたか?
羅:大丈夫でした。今回ブレイクが不安定でも優勝できたのは、あのエリアのテーブルが全体的に少し難しくて、マスワリ連発という展開になりにくいコンディションだったからだと思います。もし、もっとブレイクが決まりやすくて、球が入りやすいテーブルなら、ブレイクが強い選手達がもっと勝ちやすくなると思います。
――羅プロのプレースタイルを発揮しやすいテーブルだったと。
羅:はい、私は丁寧にフリや距離を考えて撞くスタイルですし、こういうテーブルではリカバリーのスキルに頼らないように撞く必要があると思いますが、それはまさに自分のスタイル通りです。だから、私はロサさんで高いアベレージが出せるのかもしれません。私の今までの優勝(国内41勝)のうち、1/4ぐらいはロサさんで達成しています。「相性が良い」って言えますよね。
――その通りですね。さて、決勝戦(vs 木原弘貴)は途中まで羅プロのペースでした。
羅:7-2でリーチをかけたところまでは良い感じでした。キーボールもだいたいイメージ通りに取れていたし、変なミスもほとんどなかったです。でも、どんどん湿度が高くなってきて、テーブルコンディションが変化しているのは感じてました。それと、優勝目前だったので「早く勝ちたい」という気持ちも出て来ました。
――勝ち急ぎの心境ですね。
羅:そう。第10ラックで私が5番カットをミスして、第11ラックは相手がマスワリで、第12ラックは私が4番カットを外して……。回って来た球も難しかったし、流れが変わりそうになっていたので、急にネガティブ思考になりました。「また初優勝がかかっている相手に負けるのかな」って。これまで決勝戦で私を倒して初優勝を決めた選手が何人かいますけど、そのシーンが頭の中に浮かんできました。
――それで相手が5点目を取った時(羅7-5木原)にタイムアウトを取ったんですね。
羅:そうです。そこで気持ちを切り替えました。「まだ私がリードしているし、焦る必要はない。次のチャンスを確実に取ろう」と。
――最後は相手の5番ヒッカケミスの後、5番をサイドバンクで決めて取り切りました。
羅:「これがラストチャンス。ここで決める」と気合いが入っていて、迷わずサイドバンクを選びました。5番のすぐ隣に8番があるから、セーフティはめちゃくちゃ簡単。ほぼ100パー隠せます。でも、相手に空クッションやジャンプを撞かせたら何が起きるかわからない。隠れているイコール安全ではない。だから、ここは攻め切ろうと。もちろんバンクのラインやポジションはしっかり考えてました。相手に追い上げられている流れの中で、思った通りにあのバンクを決められた自分を褒めたいです。
――次の6番は真っ直ぐになっていませんでしたか?
羅:はい、真っ直ぐでした。右ヒネリで少し手球をカーブさせて、6番を少しだけ穴で振って(薄めから入れて)8番へのラインを作りました。あとはもう大丈夫。ゲームボールもちゃんとルーティンを守って、弱すぎず強すぎずのちょうどいい加減でシュート出来ました。
――今年4大会を終えて、優勝2回/準優勝1回/5位1回というハイアベレージです。
羅:毎日しっかりチャイニーズプールとポケットビリヤードを練習しているので、いつも良い感触で撞けています。大会前の木曜日は朝11時にレッスンをして、その後夜の2時まで撞いてました(笑)。
――(笑)それはすごい。
羅:毎日色々な発見があるし、ビリヤードが楽しくてしかたないです。気分上々でずっと良い精神状態を保てていることがハイアベレージに繋がっていると思います。このまま3回、4回、5回と優勝を狙っていきます。
――この先の予定は?
羅:試合ではないですけど、来月中国の『広州ビリヤードエキスポ』に行きます。そこで仕事をしたり、チャイニーズプールのプレイヤーと交流したり、レッスンを受ける予定です。そして、6月に中国で行われる『DUYA Legends Tour Grand Finals』に出る予定なので、今から準備を始めていきます。しばらくポケットを撞く頻度は下がりますけど、大好きな14-1の試合(5月『全日本14-1』)もあるので、バランス良く練習していきます。
――最後に、応援してくれている人達に一言。
羅:いつも私とPOOL LABOとDUYA CLUBを応援してくださってありがとうございます。毎日楽しくしっかりと練習出来ているので、プレーもメンタルも充実しています。そして今回は、「勝ちたい」より「負けない」気持ちで最後まで冷静に戦えたと思います。今年も最後までハイアベレージを保てるようにこの取り組みを続けていきます。「負けない戦い方」や「ハイアベレージを保つ取り組み」に興味のある方は、試合会場でもお店でも構いませんのでぜひ声を掛けてください。これからも皆で楽しくビリヤードをやっていきましょう。
(了)
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Lo Li-wen 羅立文 ロ リウエン
1978年7月10日生
台湾出身・神奈川県在住
JPBA43期生
JPBA年間ランキング1位・2回(2010年、2022年)
『全日本14-1選手権』優勝5回
『北海道オープン』優勝3回
『関東オープン』優勝4回
『関西オープン』優勝3回
2023年『北陸オープン』優勝
『グランプリイースト』(GPE)では通算25勝
2010年『USオープン10ボール』準優勝
2015年~2017年『アジア選手権』3連覇
2016年『ワールド14-1』3位
他、優勝・入賞多数
神奈川県横浜市『POOL LABO』/『DUYA CLUB 関内店』代表
Supported by UK Corporation、キューショップジャパン、ココカラダ
使用キューは『ZEN』(ゼン)
使用タップは『Naolly』(ナオリー)
使用チョークは『HeddaRo Max』(ヘッダロ マックス)
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