〈BD〉決戦は4月4日~5日。女流球聖戦 挑戦者決定戦に臨む東西の代表にアンケート。西日本代表・鳥谷奈央編

Photo : JAPA 2026
Photo : JAPA 2026

 

女子アマチュア最高峰の9ボールタイトル、

『女流球聖戦』(JAPA主催)。

 

2月の東西それぞれの『C級戦』から

始まった今年の戦いも

いよいよラストウィークが迫ってきました。

 

まず、4月4日(土)は「挑戦者決定戦」。

 

先日の西のA級戦東のA級戦を勝ち抜いた、

 

西日本代表:鳥谷奈央(初)

東日本代表:小宮千彩(初)

 

という2選手による一騎打ちです。

 

勝利した選手が、

翌5日(日)の「球聖位決定戦」で、

現女流球聖位の増田真紀子に挑みます。

 

勝者が『第17期 女流球聖位』になります。

 

この2試合の舞台は例年通り、

大阪の『マグスミノエ』です。

 

※「挑戦者決定戦」および

「球聖位決定戦」の

大会要項・経過・結果などは、

JAPA公式FBページまたは

JAPA公式サイトにて。

 

※YouTubeライブ配信はこちら

 

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「挑戦者決定戦」に臨む

東西それぞれの代表に、

アンケートにご協力いただきました。

 

A級戦勝利の感想や

本番を間近に控えての心境を聞いています。

 

まずは、西日本代表の

鳥谷奈央選手の回答をお届けします。

 

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西日本代表:鳥谷奈央 とりや なお

出身/在住:福岡県/広島県

職業:学童支援員(この他、月4~5日くらい週末に所属店で店番も手伝わせてもらってます)   

所属店:『Billiard K』(広島県広島市)

使用プレーキュー:SAIGEN CUE by 早川工房(シャフトはSAIGEN12.4、タップ はKAMUI BLACK M)

ビリヤード歴:約20年(このうち8年育児で離れる)

女流球聖戦参加歴:今回が5回目。これまでの最高戦績は2023年&2024年『西日本A級』2位、2025年『西日本A級』3位タイ

他の全国アマ公式戦入賞歴:なし

 

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◇ Q1:A級戦を勝ち抜いた感想を。

 

鳥谷:一番にホームの『Billiard K』(広島県広島市)の愉快な仲間たち、オーナー、子供たちの顔が浮かびました。いや、3年前(2023年西日本A級)のボロボロの準優勝だった時から声を掛けてきてくれた人皆の顔でしょうか。やっと「勝ったよ」の報告ができる。本当に「やっと」だったので。今回の決勝戦ではゲームボールを撞かずして、申し訳ない気持ちが残りつつの優勝となってしまいましたが、3年連続あと一歩が勝てずでした。私だけじゃなくて、私を知ってる人皆が「……やっと」と思ってるんじゃないですかね(笑)。

 

 

◇ Q2:A級戦の勝因とは?

 

鳥谷:プレーキューを2月頃に替えたことはとても大きなポイントだと思います。「あと一歩」を進ませてくれた最高のキュー、最高のシャフトだと思っています。が、あとはただただ毎年募る想いと、熱意と、執念でしょうか。今回広島から出発する前日、いつも通りホームで練習して帰る時――これは悪く取らないでほしいんですが――大口叩いて「サクッと優勝してくるわ」と言って店を出ました。そして、当日の朝、家(兵庫の実家)を出る時も子供たちに「じゃ、母さん優勝してくるね」と言って家を出ました。諦めない。どれだけ下手でも諦めない。絶対勝つ。私が勝つ。私しか勝たん。今年こそ絶対優勝する。ただただそれだけを自分に言い聞かせていました。それを実行できたかなと思っています。

 

 

◇ Q3:本番を間近に控えた現在の心境は?

 

鳥谷:楽しみです。ワクワクしてます。この先の景色は初めて見る景色なので。ずーっとYouTubeでしか観たことのない景色。横断幕があって、YouTube配信がある。近くに応援団が居て、新ラシャが張られたホームにはないテーブルがある。いつも可愛がってくれる愉快な仲間たちが居るんですが、皆と一緒にそこへ行ける事が楽しみです。皆と一緒にそこへ行きたかったので。

 

 

◇ Q4:本番に備えてどんな準備や練習をしますか?

 

鳥谷:広島の大坪和史さん(※元球聖位の国内トップアマ)が、私の優勝が決まってすぐに最後の舞台(『挑戦者決定戦』『球聖位決定戦』)で使われるラシャの問い合わせをして発注してくださり、店のオーナーがすぐ張り替えると決断してくれました。ですので、新ラシャに慣れていきつつ、いつも通りの練習をすると思います。普段シュート練習は一人で、相手がいれば相撞き、鬼コーチが居る時はペアマッチ方式で取り方を教わっています。すぐ詰められるのでメンタルも鍛えられてると思います(笑)。

 

 

◇ Q5:本番ではどんなプレーを心掛けたいですか? テーマや目標は?

 

鳥谷:鬼コーチから、シュートミスをした時に精神的ダメージが大きいのは、私が「この球の入れは難しい」「この配置は難しい」ということをわかっておらず、「覚悟を決めて撞いてない」からだと言われてます。覚悟を決めて撞いたシュートミスと、迷ったまま撞いたシュートミスでは受けるダメージの大きさが違うんよ、と。他の方はどうかはわかりませんが、私にはこれがとてもプラスの言葉でした。今年のB級戦、A級戦共に「覚悟を決めて撞く」、とにかくこれだけを一番意識して挑みました。ミスした時にいつもならそのままメンタルが崩れ、キューがどんどん出なくなるところ、「やっぱりね、難しかったよね」と納得しながら何とか持ちこたえられたように思います。なので挑戦者決定戦でも同じく、「覚悟を決めて撞く」、これを一番に心掛けたいです。

 

 

◇ Q6:鳥谷選手にとって「女流球聖戦」とは?

 

鳥谷:このアンサーが一番難しいです(笑)。普段広島で、ホームのお客さんやオーナーに恵まれ、球撞きからプライベートまで本当に親子ともに可愛がってもらい、助けてもらい、支えてもらいながら楽しく過ごすことができています。本当に仲良しで、全員個性的で優しくて面白い、大好きな方達です。子育てしながらなので出られる試合がそんなに多くなく、基本的に公式戦は『女流球聖戦』と『アマナイン』だけです。初めて球聖戦に出場した時は、子供がまだ小さかったのでホームのおじさん達に子供を預かってもらい、丸一日遊んでくれたおかげでA級戦に残ることができました。なので今回の球聖戦は、その大好きな愉快な仲間たちへ恩返しができる限られた機会なのかなと思います。先にも書きましたが、少しカッコつけた言い方をすると、「ここから先の景色は皆と一緒に感じたい」、そんな試合です。

 

(了)

 

鳥谷選手、ありがとうございました。

 

近日、東の小宮千彩選手の

アンケートもお届けします。

 

※現女流球聖・増田真紀子選手の

2025年大会直後のインタビューはこちら

 

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