8月6日(水)、
東京『BAGUS 新宿店』で
初めて開催された
『テラスカイ・テクノロジーズ杯 2025 大学サークル対抗戦』。
早稲田、上智、慶應義塾、明治、東京の
5大学から計16チーム(48名)が参加。
明治大学ビリヤードサークル
『3.7.w』(サンナナダブル)Bチームが
初代チャンピオンに輝いたことは
すでにお伝えしました。→ こちら
本稿では、画像とコメントを軸に
もう少しこのイベントを掘り下げていきます。
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◇ 5大学16チームが参加
↑ 早稲田大学 クレセント
A:天野勇輝/雨宮岳良/日比勇輝
B:平田颯(個人戦優勝)/駿高たえ/中村飛斗
C:折田悠世/大江優那/網代櫂人
D:村山翔太郎/山内梅佳/湯本惺也
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↑上智大学 キューズ
A:相澤陸/佐々木&岩野/坂本怜央
B:佐藤優斗/横瀬美紅/渡邊じゅうざ
C:加藤元/西原瑠唯/佐藤花南
D:岡村雄大/伊代野心春/吉川大佑
E:加古隆井/朝倉利樹/渡邉彩月
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↑慶應義塾大学 タイトラック
A:神谷真徳/王智玄/成沢杏
B:杉本開/北脇遼/中島悠介
C:堀雅貴/戸田丸虎/林楊之
D(タイトラック&クレセント混成):香本優希/村田歴桜/レイヴン
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↑明治大学 3.7.w(サンナナダブル)
A:齋藤拓生/唐島隆世/黄旭黎
B(優勝):来間心斗/齋藤祐弥/鈴木伊織
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↑東京大学 撞友会
笹田凛太郎/渡辺瑞樹/作田悠太郎
今回、上記の5大学の
ビリヤードサークルから
合わせて16チームが集まりました。
1チーム3人編成なので計48名が出場。
ほぼ皆JPAに参加歴のある
学生達ということで、
自分のスキルレベル(SL)と
試合の流れは把握していました。
それもあって
「9ボールJPAルール短縮版」
というフォーマットで
すんなり試合を楽しめていた印象です。
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◇ 会場は『BAGUS 新宿店』
会場は国内屈指の大型店である
『BAGUS 新宿店』。
24台のテーブルを使って
予選グループリーグが行われました。
平日開催だったこともあり、
はじめのうち(午前中~お昼すぎ)は
ほぼ貸切状態。
広いフロアで学生たちも気兼ねなく
のびのびとプレーしていました。
他大学との交流も盛んで、
試合の合間にコミュニケーションを
取るだけでなく、試合中も
「ナイスショット!」
「上手いなぁ」などと
互いに励まし合い、称え合いながら
和気あいあいとプレーしていました。
そんな様子は、本稿の終わりにある
フォトギャラリーからも
感じてもらえると思います。
上智大学 キューズの岡村さんに、
イベントの感想や
今後期待することを聞いてみました。
◇ 上智大学 キューズ 岡村雄大さん・談:
「普段ではあまり経験できない雰囲気、規模感での試合でしたので非常に新鮮でした。予選はリーグ戦でしたので、いろいろなサークルの人と試合することができたことは楽しかったです。自分と近い年齢の人とビリヤードを通して交流できる大会はあまり多くないので印象的でした。
自分のチームはブロックリーグで負けてしまいました。それはもちろん悔しかったですが、個人戦とは異なり、連帯感や勝った時にチームのメンバーと喜びを分かち合える点が大きな魅力だと感じました。団体戦以外にもプロへのチャレンジマッチやカウント9のミニマッチなどもあり、非常に楽しむことができたと思います。
今大会は5つの大学サークルが対象でした。今後は他の学校のサークルにも参加してもらい、より規模の大きい大会になったら嬉しいです。また、サークル間だけではなく、大学生 vs 社会人など様々な種類の大会が増えていけば、ビリヤードの楽しさをより多くの人に知ってもらえると思います」
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◇ 冠スポンサーは株式会社テラスカイ・テクノロジーズ
4枚目はテラスカイ・テクノロジーズが選ぶ「SNS賞」を受賞した相澤陸さん(上智大学 キューズ)
会場にはメインスポンサーである
株式会社テラスカイ・テクノロジーズの
取締役執行役員の宮内修さんと
企画管理本部 人事総務部の浅見友里加さんが訪れ、
BAGUS所属プロインストラクター・
西尾祐プロや運営スタッフの説明も
聞きながら学生たちのプレーを
興味深く眺めていました。
宮内さんは
表彰式での賞典の授与と、
新品のプレーキュー
(キューショップジャパン提供)が当たる
じゃんけん大会の親役も務めていました。
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◇ キューショップジャパンが展示即売ブースを出展
3枚目はじゃんけん大会でキューをゲットした横瀬美紅さん(上智大学 キューズ)
会場にはビリヤード用品ショップの
『キューショップジャパン』
(ジャストドゥイット社)の
展示即売ブースが出展。
キューなどビリヤード用品の
ベーシックな知識や情報についても
親切に説明していました。
さらに、初心者から誰でも楽しめる
ゲームルール『カウント9』のガイダンスと
ミニマッチの運営も行っていました。
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◇ プロプレイヤーのレッスン・チャレマ・トリックショット・タップ交換
西尾祐(BAGUS)、
栗林達(ジャストドゥイット)、
渡部孝一(ジャストドゥイット)
という3名のJPBAプロが
学生たちとチャレンジマッチや
ワンポイントレッスンを行いました。
栗林プロは
即席のトリックショットショーも披露。
素晴らしいパフォーマンスに
感嘆の声が上がっていました(※上掲動画)。
西尾プロは
キューショップジャパンブースで
タップを購入した学生を対象に
その場でのタップ交換も行っていて、
複数の学生が頼んでいました。
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◇ 初代王者は明治大学!
既報の通り、優勝を飾ったのは
明治大学3.7.w(サンナナダブル)の
Bチーム。
準決勝で
早稲田大学クレセントDチームに勝利し、
決勝戦では
慶應義塾大学タイトラ&クレセント
(混成チーム)を
3-0のストレートでくだして
初代チャンピオンに輝きました。
キャプテンの来間さんに
優勝の感想を聞きました。
◇ 明治大学 3.7.w 来間心斗さん・談:
「ビリヤードは階級分けが少なく、大会に出場するきっかけが少なかったり、出場しても結果を残せたことがなかったので、今回の優勝はシンプルに嬉しいです。
勝因はモチベーションと少しの運だと思います。初めて大会に出場するメンバーもいて引っ張らないといけない場面もありましたが、それぞれが大会に対して準備ができていて、それが少しずつ報われたのだと思います。
個人的に印象に残っているのは、SL8の人と戦ってる時にチーム戦を強く意識できたことです。その試合、序盤は全然ダメで心が折れかけていました。ただ、相手のゲームボール間近でフリーボールが回って来ました。その時、隣のテーブルで試合をしていた新入生が勝ったのを見て『最後まで頑張ろう』と思い、その配置を取り切ることができました。そのまま逆転できて嬉しかったことは特に覚えています。
今回は結構ラッキーに恵まれていたなと思う部分があるので、次はリベンジマッチというか、実力で勝ちたいなと思います。そんな感じでこの対抗戦をきっかけに今後も研鑽していったり、和が広がっていくのは素敵なことだと思っています」
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◇ サークル対抗戦の趣旨と今後は?
最後に、本大会を企画・運営した
Connect the dots事務局の
松元さんに話を聞きました。
Connect the dots事務局は、
学生ビリヤードサークルの
活性化と交流を理念に掲げて、
第1弾イベントとして
今年6月に『早慶戦』を主催。※こちら
そこで手応えを得て、
急ピッチで今回のサークル対抗戦の
開催に向けて動いていました。
その狙いは? 今後の展望は?
Connect the dots事務局代表・松元洋治さん・談:
「この『テラスカイ・テクノロジーズ杯 2025 大学サークル対抗戦』は、大学ビリヤードサークル間の交流と競技普及を目的に、Connect the dots事務局が中心となって企画しました。
背景には、学生が大学の垣根を越えて集い、共通の趣味を通じて人脈や経験を広げられる場の必要性があります。2025年6月の『早慶戦』の盛況を受け、規模を拡大し複数大学参加型の対抗戦として実現しました。
事務局名に込められた“Connect the dots”は、学生同士、企業と学生、地域と学生といった多様なつながりを点と点から、点から線、線から面へと広げていくことを意味します。ビリヤードの競技性だけでなく、企業スポンサーとの交流機会、SNS・動画配信を通じた発信など、多面的なコミュニケーションを重視した構成となっています。
また、初心者や未経験者にも楽しめるようプロによるエキシビション、カウントナインという初心者も楽しめるルールなどの個人戦なども盛り込んで、裾野拡大を意識して開催しました。
大会当日は『BAGUS 新宿店』に慶應・早稲田・東大・上智・明治の計16チーム48名が集結し、JPAルールによる白熱した試合が展開され、予選から決勝まで会場は熱気に包まれました。試合後の懇親会もありサークル間の距離が一気に縮まり、『次は練習試合を組もう』といった声も多く聞かれました。運営側としても、競技と交流が自然に融合する形が実現できた手応えがありました。
今後は地方での予選会を経て全国大会を開催し、地域間交流を促進する構想です。さらに社会人サークルとの対抗戦や、台湾・韓国・中国などとの国際交流戦も視野に入れています。スポンサー協力による遠征費支援やサークル立ち上げ支援など、学生が挑戦の幅を広げられる環境整備も進める予定です。
今回の第1回大会で生まれたつながりを土台に、ビリヤードを通じた新たな循環モデルの確立を目指します」
(了)
以下、出場者のフォトギャラリーです。
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