〈BD〉大学サークル活動の活性化を目指す! ビリヤードの「早慶戦」開催

 

6月21日(土)、

神奈川県の『ビリヤード スミヨシ』で、

第1回目となるビリヤードの”早慶戦”が開催。

 

早稲田、慶應義塾の両大学から15名が参加。

3人1組のチーム戦で競いました。

 

運営を手伝った

TPA(東京ポケットビリヤード連盟)の

本諏訪さんよりレポートと写真を

いただきましたので早速紹介します。

 

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【本諏訪裕幸・記】


2025年6月21日(土)に、神奈川県の『ビリヤード スミヨシ』を会場として、ビリヤードの「早慶戦」が開催されました。

各種スポーツ等で「早慶戦」が開催されていますが、ビリヤードにおいては“伝統の”ではなく初開催となる早慶戦。早稲田大学のビリヤードサークルである「クレセント」と、慶応大学の「Tight Luck」のメンバーが集まり、対抗戦が実施されました。

企画をしたのはNBA(日本ビリヤード連盟)本部理事を務め、TPA(東京ポケットビリヤード連盟)でも長く理事長を務めていた松元洋治さん。

 

「大学生という、時間に余裕があり、多感な時期にビリヤードに触れるきっかけを増やしたいと思いました。『全日本学校対抗ナインボール選手権大会』など公式な試合もありますが、もっとカジュアルな雰囲気で各大学のサークル活動を活性化したいと思い、まずは社会的にもOBなどから注目されるであろう『早慶戦』として開催しました」(松元)

 

1枚目:慶應義塾の全選手

2:早稲田の全選手

3:ゲームクロックについて説明する、早稲田「クレセント」の富樫 雄大さん

4&5:試合の様子

6:センターショット大会で外した直後 

 


大会は、参加メンバーにもなじみがあるJPAルールをベースとしながらも、ゲームクロックの追加やジャンプショットありなどのアレンジが加わったもので進めました。1チーム3名構成の、早稲田2チームと慶応3チームの総当たりで対戦し、上位2チームによる決勝戦を経て優勝を決めるというフォーマットです。

チーム戦ではあるものの、JPAとは異なりアドバイスを求められないルールとしたため、空クッションなどを一生懸命考える様子もちらほら。ゲームクロックは多くの参加者が初めてで、時間を意識しながらプレイしている姿が目立ちました。

ゲーム終了後には、二人で内容を振り返ったり確認をしあったりと、通常の試合では見られないような和やかな雰囲気も見られました。

総当たりのリーグ戦では慶応Bチームが抜け出した一方、2位は3チームがひしめく混戦に。決勝戦の相手を決めるセンターショット対決(スキルレベルによるハンデあり)を経て、早稲田Aチームが決勝進出となりました。

文字通り「早慶戦」となった決勝戦は、予選リーグとは異なり他のメンバーが見守る中での緊張した雰囲気に一変。しかし、張り詰める空気のなかでも良いパフォーマンスを見せた早稲田Aチームが2勝1敗で制し、第1回早慶戦は早稲田大学「クレセント」が優勝となりました。

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【優勝:早稲田Aチーム】

 

優勝した早稲田Aチーム
優勝した早稲田Aチーム
NBA松元さんから優勝カップの授与
NBA松元さんから優勝カップの授与


【早稲田Aチームコメント】

 

・天野 勇輝さん(左):

 

「予選はミスが多くチームに貢献できませんでしたが、決勝戦はしっかり撞けた実感があります。多くの観客に見られるテーブルで緊張しましたが、堂々とプレイできてよかったです。第1回早慶戦の優勝はうれしい!」

 

・湯本 惺也さん(中央):

 

「ビリヤードを初めて1年ちょっとでスキルレベルも高くないですが、あせらず丁寧にプレイできたことが良い結果(5戦中4勝)につながったのかなと思います。団体戦も楽しいですね」

 

・富樫 雄大さん(右):

 

「テーブルコンディションに対応できず、決勝戦でも相手のペースにのまれるなど、全体的に低いパフォーマンスになってしまいました。緊張する場面での経験をもっと増やして、強くなりたいです。チームのみんなありがとう!」

 

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【2位】

 

 

↑ 慶応Bチーム(香本 優希、奥 祐貴、神谷 真徳)

 

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【3位/2チーム同率】

 

 

↑ 慶応Aチーム(杉本 開、成沢 杏、林 楊之)

 

 

↑ 慶応Cチーム(堀 雅貴、中島 悠介、佐藤 晴道)

 

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【5位】

 

 

↑ 早稲田Bチーム(岡田 周大、日比 勇輝、大江 優那)

 

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イベントを終えての感想を両大学のサークル長からいただきました。

 

・慶応大学 Tight Luck サークル長 杉本 開さん:

 

「若い世代でビリヤードを競技として理解してもらうには、こういった大会を増やすことが必須か思います。今後はもっと多くの大学を巻き込んで、学生のビリヤード界隈に新しい動きが起こせるといいですね。今回の『早慶戦』は、この初回としても象徴的な取り組みになったと思います」

・早稲田大学 クレセント サークル長 天野 勇輝さん:

 

「学生だけという大会はあまりないので、こういった企画は大歓迎です。緊張感のある決勝戦を見るだけでも参加メンバーにはかなり刺激になったと思いますし、ビリヤードの楽しさの一つがわかったのではないでしょうか。今後はサークルをまたいだ活動にして学生同士の交流も深め、もっとビリヤードのファンを増やしていきたいですね」

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最後に本イベントを企画したNBA松元さんからもコメントをいただきました。

 

・NBA松元洋治さん:

 

「これからはもっと参加サークル(大学)を増やし、規模を大きくしながら輪を広げていきたいと思います。大学生間のつながりはもちろん、大学生と社会人とのつながりもビリヤードをきっかけに増やしていくことで、業界の活性化につながると信じています。今後は企業スポンサーを集め、地方の大学にも参加しやすいような支援なども考えています。

 

今回の早慶戦でも、参加メンバーの交流が深まったことに手ごたえを感じました。こういった企画を面白いと思ってくれる人が近くの人を巻き込んでいく流れになれば、参加メンバーは一気に増えるかもしれません。早慶戦は”伝統の大会”として継続していきたいですが、また違った形の大学対抗戦も開催していきたいですね」

次世代のプレイヤーを生み出す新しい取り組みが、伝統を背負った2つの大学を皮切りにスタートしました。ビリヤード業界活性化に向けて、みなさんもぜひ応援してください。


(Text/Photo=本諏訪 裕幸)

 

※BDより:以下は本諏訪さん撮影画像のミニフォトギャラリーです

 

 

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