〈BD〉「安定感のある撞き方を発見できた」――GPE-1優勝・羅立文の談話

 

18日の

GPE-1 in Link西川口店』で優勝し、

自身2度目となる「GPE 3戦連続優勝」を

飾った羅立文(ロ リウエン)。

大会2日後の談話をお届けします。

 

…………

 

――優勝の感想を。

 

羅:昨年の『GPE-6』からGPEで3戦連続優勝ができましたし(※2回目)、2024年のGPE開幕戦を優勝で飾れて、良いスタートを切れました。本当に嬉しいです。

 

――GPEでは20回目の優勝となりました。

 

羅:自分ではわかってなくて、試合後に記事を見て知りました(笑)。上には土方(隼斗)プロがいますが(24勝)、それに続く2位ですし、節目の数字なので嬉しいですね。

 

――決勝ラウンド(18日)の4試合、よく撞けたと思いますか?

 

羅:全体的にはよく撞けたと思います。1試合目(ベスト16 vs 鈴木清司)の前半は展開に恵まれず、相手に1-5までリードされましたけど、タイムアウトを取った後は運勢も良くなってきて逆転勝利できました。あの試合を勝てたことでだいぶ気持ちも落ち着いてきて、「今日、行けるな」と思いました。

 

――ベスト8(山崎洋平アマ)、準決勝(川上善広)、決勝戦(vs 栗林達)の3試合は?

 

羅:3試合全てスタートダッシュができたのが大きかったです。3ラック以上の差を付けてリードして、そのまま逃げ切る展開でした。タブレットビリヤードクロック(ショットクロック)があるので時間はちゃんと意識しながら、でも、焦らず丁寧にプレーができたと思います。

 

――決勝戦はダイアモンドテーブルで撞きました。それまではブランズウィックでしたが、コンディションへの対応は?

 

羅:まだ新ラシャに近い状態だったし、決勝戦の前に台清掃をしてくださったので、良いコンディションが保たれていて合わせやすかったですね。それと、大会前日にもあのテーブルで練習させてもらっていてコンディションはだいたいわかっていたので、決勝戦が始まってからも不安に感じることはなかったです。

 

――決勝戦はマスワリスタートでそのまま6-0まで差を広げました(9ラック先取)。

 

羅:6-0まで行った時は決して安心していた訳ではないですけど、自分の状態も良かったので、優勝が近付いて来ているのを感じて少しだけ気持ちの余裕もありました。そこから栗林プロに3点取られましたけど、交互ブレイクだから必ず自分にブレイク番は来るので、落ち着いてプレーすれば大丈夫だろうと思ってました。

 

――最後(第12ラック)は2番フリーボールから取り切りました。4番6番のトラブル解消も見事でした。

 

羅:フリーボールをもらった瞬間にあのトラブル解消は考えていましたし、プラン通りに取り切れました。2番と3番が近い所にあったので、3番を入れながらトラブルを解消するためのフリとアングルが付けやすかったです。あの当て方だと4番が必ずイージーボールになるとは言えないですけど、ヒネリ加減も力加減もイメージ通りで、狙った通りに4番と6番の間に手球を動かすことができました。

 

――先週は『京都オープン』(※ランキング非対象)で今週は『GPE-1』。2週連続の優勝です。

 

羅:『京都オープン』も9ボールだったので、良いイメージのままGPE-1に臨めたのも大きかったと思います。そして最近、練習やレッスンをする中で、自分の技術とプレーリズムに新しい発見がありました。より安定感のある撞き方が発見できて、それによって判断も少し早くなったと思います。タブレットビリヤードクロックに慌てずに対応できたのはそのおかげもありますね。この年齢、このレベルになってもまだまだ伸ばせるところはあるんだなと思いました。

 

――今後、海外戦の予定は?

 

羅:まだ決まっているものはないですが、『台北オープン』(台湾)は今年あと3回開催される予定で、次は4月だと聞いています。スケジュールが合えばまた行きたいです。そしてだいぶ先の話ですが、今年の秋はアメリカに行こうと思っていて台湾のプロ仲間たちと一緒に行く計画を考えています。『USオープン』と『American 14-1』に出られたらいいなと思っています。

 

――最後に応援してくれる人達へ一言。

 

羅:『POOL LABO』(羅立文のお店。神奈川県横浜市)のお客さん、スタッフ、スポンサー様、家族。皆さん、いつも応援ありがとうございます。おかげさまで今回も優勝できました。2024年のGPEはタブレットビリヤードクロックを導入して、より一層スピーディーでスリリングな試合が増えると思います。次の『GPE-2』の決勝ラウンドはPOOL LABOで開催します(3月24日)。店内は広く、ゆっくりご観戦いただけますので、ぜひPOOL LABOに足を運んでいただき、プロプレイヤー達を応援してください。もちろん私の応援も大歓迎です!

 

(了)

 

Lo Li-wen 羅立文 ロ リウエン

1978年7月10日生

台湾出身・神奈川県在住

JPBA43期生

JPBA年間ランキング1位・2回(2010年、2022年)

『全日本14-1選手権』優勝5回

『北海道オープン』優勝3回

『関東オープン』優勝3回

『関西オープン』優勝2回

2023年『北陸オープン』優勝

『グランプリイースト』(GPE)では通算20勝

2010年『USオープン10ボール』準優勝

2015年~2017年『アジア選手権』3連覇

2016年『ワールド14-1』3位

他、優勝・入賞多数

神奈川県横浜市『POOL LABO』代表

Supported by UK Corporation、キューショップジャパン、ココカラダ

使用キューは『ZEN』(ゼン) 

 

 

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