〈BD〉ゴーストがアメリカメンバーに!!　モスコーニカップ、欧米メンバー発表第2弾

 

12月にロンドンで開催される、

5対5のヨーロッパ vs アメリカの

9ボール対抗戦、

『Mosconi Cup』（モスコーニカップ）。

 

夏に欧米両軍それぞれ1人目の

メンバーが発表されていました。

 

ついさきほど主催のマッチルームが

両軍の2人目を発表。

→ ニュースリリースはこちら

 

欧：D・アルケイド（スペイン。5回目）

米：F・ゴースト（欧州チームには過去1度参加、アメリカでは初）

 

ヨーロッパは、

今年の『ヨーロピアンオープン』覇者の

アルケイドが選出。

 

そして……

アメリカのメンバーには驚きました。

 

1週間前の『USオープン』で準優勝。

ロシア出身でアメリカ在住のゴーストが、

アメリカメンバーに初選出。

 

プールファンはご存知のように、

2022年にアメリカに移り住んだゴーストは、

今年アメリカ永住権を取得。

 

その前は、ロシアのウクライナ侵攻もあり、

約5ヶ月国際大会には出られず、

出場停止期間が明けてからは、

ANA＝個人資格の中立選手として

出場していました。

 

そういった環境と情勢の変化に

適応しながら継続的に上位進出を

繰り返しているゴーストは、

昨今さらに評価を高めています。

 

（→ ゴーストのポッドキャスト

インタビューの書き起こしはこちら）

 

マッチルームの

「ナインボールワールドランキング」

（「モスコーニカップメンバー選考用1年ランキング」の方）

でゴーストは欧州2位にいましたが、

 

マッチルームと本人の意向が

合致したのでしょう。アメリカの

一員として戦うことになりました。

 

ネット掲示板などでは以前から、

近年モスコーニカップで負け続きの

アメリカの選手層の薄さを嘆きつつ、

 

「ゴーストがアメリカに住んでるなら

アメリカメンバーにすればいいのに」

といったコメントを冗談交じりに

漏らしているプールファンが

少なからずいましたが、

まさか本当に実現するとは。

 

マッチルームだから打てた柔軟な一手です。

実際、ゴーストが加われば間違いなく

アメリカの戦力はアップするでしょうし、

興業としてはこれまで以上に

盛り上がりそうです。

 

ゴーストは2020年に

ヨーロッパチームに参加。

 

大会史上初めて、

「欧米両チームでプレーする選手」となります

（※監督は前例があります）。

 

今後ゴーストはマッチルーム系

（wnt.）イベントには

ロシアでもANAでもなく、

「アメリカ選手」として出るのだとか。

 

ゴースト談：

 

「昨年2月にアメリカに移住して以来、どこへ行っても歓迎してもらいましたし、アメリカの人々は私を自分の家族のように扱ってくれました。 私は何ヶ月もの間、特に『USオープン』で受けた応援のおかげで、本当に自分の家にいるような気分がしています。加えて、最近永住権が認められたので、今後wnt.イベントでは星条旗をまとうアメリカ代表として、そして、モスコーニカップではアメリカチームとして出場できることにとても興奮しています。 12月にロンドンに向かい、アメリカ監督のジェレミー（・ジョーンズ）と、先にメンバー入りが決まっているスカイラー（・ウッドワード）と合流するのが待ちきれません。Let’s go USA!」

 

アルケイド談：

 

「毎シーズンの初めに、私と（スペインの盟友の）フランシスコ（・サンチェスルイス）はモスコーニカップを目指します。 ランキングから選ばれるプレイヤーは（チームの5名中）3人だけですが、私とフランにとってそこに選ばれるのは素晴らしい気分です。このイベントは他の全てと異なるレベルにあります。 これまでの人生でこの大会ほどプレッシャーを感じたことはありません。 モスコーニカップでプレーすることは全ての選手の夢です。この特別なトーナメントが30周年を迎える今年は、これまで以上に大きくなることが約束されています。 ロンドンでできるだけ多くのスペインファンに会えることを願っています！」

 

…………

 

今年も両軍のメンバーは、

マッチルームの

ナインボールワールドランキングから

それぞれ上位3名が選出され、

あとの2名は、ワイルドカード

（監督推薦）で選ばれます。

 

● 10月9日時点の両軍メンバー

 

2023 USA：

S・ウッドワード（9回目）

F・ゴースト（欧1／米初）

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監督（ノンプレイングキャプテン）：J・ジョーンズ（4回目）

 

2023 EURO：

F・サンチェスルイス（2回目。スペイン）

D・アルケイド（5回目。スペイン）

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監督（ノンプレイングキャプテン）：R・エッカート（初）

 

↑昨年（2022年）ヨーロッパ優勝決定の瞬間

 

 

◆ モスコーニカップ概要：

 

『Mosconi Cup』

（モスコーニカップ）は、

9ボールで行う、5対5の

ヨーロッパ vs アメリカの対抗戦。

今年（2023年）で30回目。

 

プール（ポケットビリヤード）界で

最も興行として成功している

TVイベントで、

 

TVテーブル1台のみで、

シングル戦とダブルスマッチの

ショートゲームを順々にこなしていく。

 

会場は年ごとに異なり、

基本はアメリカとヨーロッパで

交互に開催される。

2023年はロンドンの

『アレクサンドラパレス』。

 

4日間で最大21マッチを行い、

先に11マッチを取った方が勝利。

 

全マッチ、9ボールの5ラック先取。

交互ブレイク

（9ボールオンフットラック。

レフェリーラック。

トライアングルラック使用。

マッチルーム式ブレイクボックス採用）

 

昨年（2022年）度大会は、

ヨーロッパが11-7でアメリカに勝利。

2020年、2021年に続く

3年連続優勝を収めた

（※昨年の結果記事はこちら）。

 

通算成績は、

ヨーロッパ15勝・アメリカ13勝・引き分け1回と

ヨーロッパが2ポイント前に出ている。

 

…………

 

◆ モスコーニカップ最新情報：

 

公式サイトはこちら

 

マッチルーム（主催者）の

Facebook、X（Twitter）、Instagram

 

8/15　ウッドワード、米メンバー入り

8/9　サンチェスルイス、欧州メンバー入り

 

………… 

 

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