この週末（15日～16日）、
東京・池袋『ロサ』で行われていた
（※土曜の男子予選は他会場も併用）、
『関東オープン』と
『関東レディースオープン』。
それぞれ、小川徳郎と栗林美幸が
ともに本大会初優勝を飾りました。
…………
■関東オープン（男子）
39th Kanto Open (10-ball, Race to 8)
10ボールの8ラック先取で行われた
関東オープン。
小川徳郎が、ベスト16から、
西嶋大策、
土方隼斗、
嶋野聖大を倒して決勝戦へ。
最後は『北海道オープン』などの
タイトルを持つ鈴木清司と対戦。
マスワリ3発と5-10コンビで4-0と
スタートダッシュを決めた小川プロが、
一時は6-1までリード。
しかし鈴木プロもマスワリ含め
3点を返し、食い下がります（4-6）。
続く第11ラックは、
小川プロが2番をスーパーな
空クッションで決めて、
そのまま取り切り、7-4でリーチ。
その後の第12ラックは、
5番を巡る攻防で小川プロが
相手のジャンプファウルを誘い、
5番から取り切って8-4で勝利。
自身初の「関東」タイトルを
手にしました。
小川プロのJPBA公式戦での優勝は
2019年10月の
以来3年半ぶりとなります。
優勝：小川徳郎 ……左2
2位：鈴木清司 ……右2
3位：北谷好宏 ……右
嶋野聖大 ……左
なお、本大会のベスト16で、
2011年9ボール世界チャンピオンでもある
赤狩山幸男が、
試合開始時のバンキングに勝って
オープニングブレイクの権利を得てから、
8連続のマスワリ
（「ブレイクランアウト」とも）を達成。
ブレイクインから10番までノーミスで
撞き切ること8ラック連続（8-0）。
相手の羅立文に、
バンキング以外1球も撞かせない
いわば「完全試合」を達成しました。
これはJPBAの10ボールの
プロ公式戦での新記録だとのことです。
…………
■関東レディースオープン
31st Kanto Ladies Open (9-ball, Race to 7)
9ボールの7ラック先取で行われた
関東レディースオープンは、
先月の『全日本女子プロツアー第1戦 in FJD HUSTLER（大阪）』
チャンピオンの栗林美幸が
2大会連続の優勝。
栗林プロはベスト8から
夕川景子と青木知枝を倒して決勝戦へ。
決勝戦では
久保田知子と対戦。
序盤は3-3までほぼ互角。
しかし、第7ラック、
久保田プロの3番ミスから
栗林プロが取り切ると、
そこからは栗林プロの展開に。
攻守で安定感あるショットを放ち、
試合を巧みに進めた栗林プロが、
先に6-3でリーチ。
最後はブレイクインから
しっかりとマスワリを決めて勝利。
大きくキューを掲げ、
全身で喜びをアピールしていました。
『ジャパンオープン』をはじめ、
国内の数々のタイトルを獲得している
栗林プロですが、意外なことに
関東オープンは「初」となります。
優勝：栗林美幸 ……左2
2位：久保田知子 ……右2
3位：村松さくら ……左
青木知枝 ……右
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○ ライブスコア&トーナメント表：関東オープン特設サイト
○ ライブ配信&アーカイブ（決勝ラウンド）：JPBA公式YouTube
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