〈BD〉2023年『ナインボールアジアンツアー』創設。新メジャーイベント『アジアンオープン』と『アジア選手権』を含む。マッチルームとAsian Pool Promotionsで共同運営

アジアトッププレイヤー達。左2は日本の大井直幸
アジアトッププレイヤー達。左2は日本の大井直幸

 

新年1月の『女子9ボール世界選手権』と

2月の『9ボール世界選手権』の情報は、

近日、エントリー済みの

日本選手の名前とともにお知らせします。

 

それよりも先にビッグニュースです。

 

…………

 

さきほどマッチルームプールの

公式ニュースページが更新されました。

 

その内容は、2023年に

アジアの複数の都市を舞台に、

 

ナインボールワールドランキング

(マッチルームが運営する世界ランキング。

WPAランキングとは別のもの)対象の、

 

『ナインボールアジアンツアー』を

開催するというものです。

 

開催予定国は、

 

インドネシア

シンガポール

ベトナム

フィリピン

香港

タイ

台湾

 

の7つ。

 

そして、マッチルームと

「Asian Pool Promotions」

(アジアンプールプロモーション)

という団体と共同で運営します。

 

このAPPは、

今年8月に『アジアン9ボールオープン』を

主催したAPF(Asian Pool Federation。

アジアンプールフェデレーション)と

同一の組織のようです。

facebook

 

現時点では、ツアー各戦の

日程・大会規模・賞金額・

フォーマットなどは不明です。

 

ニュースリリースの原文を読んでも

まだツアーの全体像の輪郭は描けませんが、

本当に年間7戦行うとすれば、

第1戦は2〜3月、遅くとも4月あたりに

なるでしょうし、そう間を置かずに

概要が発表されるでしょう。

 

とりあえず荒っぽい翻訳ではありますが、

マッチルームのニュースリリースの

抄訳を以下でお届けします。

 

…………

 

Matchroom Pool 記:

 

マッチルームプールとAPP(アジアンプールプロモーション)は、2023年のナインボールアジアンツアーの立ち上げに伴う新たな戦略的パートナーシップを発表することを嬉しく思います。

 

2023年ナインボールアジアンツアーは、インドネシア、シンガポール、ベトナム、フィリピン、香港、タイ、台北での開催を予定しています。このツアーは我々が運営しているナインボールワールドランキングの新境地を切り開くことになります。

 

このツアーのハイライトは、新しいメジャーイベント、『アジアンオープン』です。この『アジアンオープン』は賞金総額20万ドルで、マッチルーム主催の他の9ボールオープンイベントである『USオープン』『UKオープン』『ヨーロピアンオープン』と同格のイベントとして開催される予定です。

 

また、このツアーにはAPP主催の『アジア選手権』も含まれています。これは今年8月にシンガポールで開催された『アジアン9ボールオープン』を発展させたものです。8月の『アジアン9ボールオープン』は南半球で初めて行われたナインボールワールドランキング対象イベントで、柯秉逸(台湾)が優勝しました。そしてこの『アジアン9ボールオープン』が、今回の新しいナインボールアジアンツアー立ち上げの大きなカギになっています。

 

『アジアン9ボールオープン』の圧倒的な成功を受けて、マッチルームとAPPは、東アジアでより多くのイベントを開催して、ナインボールワールドランキングで上位争いが出来るアジア選手を増やせるように取り組んできました。

 

マッチルームとAPPはともに、アジア選手がより多くの賞金・ランキングポイント・メディア露出を得られるように、競技の場・環境を各地に設けて、プレイヤーのチャンスを増やすという共通の目標を掲げています。

 

マッチルームはプロフェッショナルで商業的なプラットフォームと、透明性と実力主義に基づいたランキングシステムを運営し続けていて、これはナインボールの成長に大きく寄与しています。

 

マッチルーム マネージングディレクター、エミリー・フレイザー談:

 

「8月にシンガポールで開催され、成功裏に終わった『アジアン9ボールオープン』を現地で見て、出場する選手、会場で観戦する人々、携帯電話やタブレットでライブ配信を視聴する人達の多さに圧倒されました。これまでランキング下位のアジア選手たちは、移動に時間がかかるため、マッチルーム主催・管轄の全ての国際大会には参加することができませんでした。すでに参加しているトップアジア選手たちも、他国の選手たちよりも移動に長い時間を要し、時差ボケに適応しなければならず、経済的にも精神的にも負担を強いられていました。

 

我々のナインボールワールドランキングはまだ始まったばかりで、イベント数は刻々と増え続けています。アジアは私たちが進出を願っていた巨大なマーケットでしたし、APPのプロフェッショナルでクリエイティブなチームと一緒に仕事ができることを嬉しく思っています。

 

どの大陸・地域のツアーにも出発点があります。今回のアジアツアーでは我々が旗振り役になりましたが、さらに新しいイベントを立ち上げたり、誰もが視聴できるオンラインプラットフォームを作ったりと、常に拡張していかなければいけません。これはとてもエキサイティングなプロジェクトです。アジア地域のプロモーターの皆さんには、我々とともにこの旅に参加することをお勧めします」

 

APPディレクター、クリストファー・チュア氏・談:

 

「APPは、ナインボールワールドランキング対象のツアーをアジアで開催するという前例のない画期的な取り組みにマッチルームとともに携われることになり、本当に光栄に思っています。ナインボールアジアンツアーは、アジアのプール選手にとってより身近で親しみやすいイベントとなり、スポーツの成長に拍車をかけ、アジア選手のプレーレベルを高める上で大事な足掛かりになります。間違いなくアジアのナインボールシーンを後押しすることになるでしょう。このスポーツの将来にとってプラスしかありません」

 

(了)

 

余談ですが、

 

2000年代半ばの数年間、

 

『サンミゲル アジアン9ボールツアー』

(その後『ギネス アジアンツアー』に)

というアジアツアーがあり、

JPBAプロ達も複数参戦していました。

 

BDも数回取材に行きました

(当時はCUE'S編集部員として)。

 

年間4、5戦アジアの各都市で行われ、

 

ショートレース(9ラック先取。

決勝戦が11ラック先取)の

シングルトーナメントという

「ザ・TVマッチ」でした。

 

プレイヤーは

各国トップ16名〜32名限定で、

統一のドレスコードがあり、

照明が煌々と照らされた

TVテーブルでプレーしていました。

華やかで熱量がありました。

 

あの時も日本での開催はなかったなぁ……

と今ふと思い出しました。

 

 

………… 

 

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