〈BD〉「序盤から積極的に攻めようと思っていました」――『GPE-4』優勝・羅立文の談話

 

17日(日)の

グランプリイースト第4戦 in 神奈川アロウズ

(GPE-4)で優勝した

羅立文の談話をお届けします。

 

大会の2日後にコメントをいただきました。

 

羅プロは5月『全日本14-1』に続く、

今シーズン2度目の優勝です。

 

…………

 

――優勝の感想をお願いします。

 

羅:最近はしっかりと運動と練習をして規則正しい生活を送っています。心身ともに良い状態で、自信を持って試合に臨みました。日頃の成果を発揮出来て嬉しいです。

 

――2ヶ月前のインタビューで「体調管理とダイエット」という言葉を口にしていましたね。

 

羅:今は毎日のジム通いがすごく楽しいですね(笑)。トレーナーが付いてくれてデータを見ながら計画的に身体を動かしています。食事もコントロールして無理のない生活を送っているので体調も気分もすごく良いです。

 

――今回の2日間、ご自身ではよく撞けたと思いますか?

 

羅:はい、特に土曜日(予選)はよく撞けました。日曜日も自分の状態は良かったですけど、会場の『アロウズ』さんのテーブルはどれも種類が違っていて、競技仕様のハイレベルなセッティングになっていて難しかったので、最後まで気が抜けなかったです。それでも試合になったらどんなテーブルにも合わせるのがプロだと思いますし、なんとか対応出来たと思います。ミスもしましたけど、それは引きずらないようにして、すぐ次の球・次のターンに気持ちを切り替えて、集中して撞けました。

 

――準決勝と決勝戦で使われた『ダイヤモンド』テーブルは、映像で見ていてもボールがよく転がっていてポケットは渋そうでした。

 

羅:はい、穴が渋いし、クッションがすごく速かったですね。あの感じはホントにまるでアメリカ。以前出た『USオープン』のテーブルとそっくりでした。さすが丸岡良輔プロ(アロウズ代表。海外志向が強い)(笑)。ああいうテーブルで手球をコントロールする難しさはアメリカでの経験でよくわかっているので、あまりポジションには執着しないようにして、取り切りが難しい時は焦らずにセーフティをかけたり、バランスを心掛けてプレーしていました。

 

――決勝戦(vs 内垣建一)は序盤から羅プロのペースでした。2ラック目の3-10ジャンプコンビや終盤の10番縦バンクなど、スーパーショットも決まっていました。

 

羅:決勝戦に入る前に「序盤から積極的に攻めて行こう」と考えていました。もちろんセーフティがベターな場面もありますが、「勝者ブレイク」なので積極的に攻めて行って早めに点を取ることで主導権を握りたいと思ってたんです。その作戦の通り、序盤で先行出来たのはとても良かったです。ただ、最後までリードを保てたのは、私がシュートミスした球が隠れたという場面がたしか3回はあったと思うので、運も味方してくれたと思います。

 

――ラストラック(第11ラック)は、3番と8番でセーフティ戦を挟み、最後は8番フリーボールから取って上がりました。

 

羅:あのテーブルでは何が起こってもおかしくはないので、ゲームボールが入る瞬間まで全く安心は出来なかったです。的球がポケットに弾かれないか、手球は思ったように転がってくれるか……そういう不安と緊張感は最後までありました。今後アメリカに行くことが決まったら、アロウズさんに練習しに行きたいですね(笑)。あのテーブルに上手く対応出来たら、さらにレベルアップ出来ると思います。

 

――ゲームボール入れた瞬間の気持ちは? 5月の『全日本14-1』とは違いますか?

 

羅:嬉しくてガッツポーズが出ました。14-1の時とはまた違う気持ちですね。特に今回は10ボールの勝者ブレイクでした。苦手という訳じゃないですけど、フミ(羅立文のニックネーム)は勝者ブレイクの試合はあまり優勝してないと思います。それで最近勝者ブレイク対策を考えて、さっきも言ったように前半から積極的に攻めて、展開を早く自分のものにすることを意識していました。土曜日の予選からそうやって戦っていて、キャノン、バンク、キスインとか、だいぶ撞きました(笑)。もし交互ブレイク制だったらまた違う作戦で試合に臨むと思います。

 

――わかりました。今後は?

 

羅:基本的には国内の試合中心です。今のフィットネストレーニング、ビリヤードの練習、生活サイクルに手応えを感じているので、このまま続けていきたいです。今のところ、参加が決まっている海外の試合はありません。来年は海外ツアーに行けるように、自分のことやお店のことを含めて様々な準備を始めています。

 

――最後に、応援してくれている人達へ一言。

 

羅:7月はフミとお店(羅プロが代表を務める神奈川『POOL LABO』)の誕生月(ともに7/10)なので、お店のお客さんや家族に優勝の報告が出来て良かったです。誕生月に優勝出来たのはラッキーでした。これからもプレイヤー、そして経営者としてさらに成長出来るように日々精進していきますので、応援よろしくお願いします。ビリヤードファンの皆さん、ぜひ『POOL LABO』で一緒にビリヤードの話をたくさんしましょう。そして一緒に練習しましょう。月末(7/30~7/31)にはPOOL LABOの『4周年記念トーナメント』もありますので、興味のある方はご連絡ください。

 

(了)

 

Lo Li-wen(ロ リウエン)

1978年7月10日生

台湾出身・神奈川県在住

JPBA43期生

JPBA年間ランキング1位・1回(2010年)

『全日本14-1選手権』優勝5回

『北海道オープン』優勝3回

『関東オープン』優勝3回

『関西オープン』優勝2回

『グランプリイースト』(GPE)では通算15勝

2010年『USオープン10ボール』準優勝

2015年~2017年『アジア選手権』3連覇

2016年『ワールド14-1』3位

他、優勝・入賞多数

神奈川県横浜市『POOL LABO』代表

Supported by UK Corporationキューショップジャパン、ココカラダ

使用キューは『ZEN』(ゼン) 

 

 

………… 

 

BD Official Partners :  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

国内外著名ブランドのビリヤード用品販売中。Billiard Square

創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN 

ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt 

ビリヤード台・用品のことなら。レッスン場「Poche」併設。日勝亭

カーボン繊維構造REVOシャフト発売中。PREDATOR JAPAN

徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND

カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation 

国内外トッププレイヤー達が信頼する国産積層タップ。斬タップ

ジャストなビリヤードアイテムが見つかる。キューショップジャパン

13都道府県で開催。アマチュアビリヤードリーグ。JPA

2021年11月25日『船橋店』グランドオープン。 BAGUS

川崎と横浜でビリヤードを楽しむ・習う・競う。MECCA 

カスタムオーダーシャフト『focus1』新登場。Geezシャフト

極上の撞き味を今ここに。国産牛革積層タップ。BIZEN TIP

徹底的なプレイヤー目線でできたJapanタップ。NISHIKI PREMIUM TIP

「チャンピオンのタップ」HOW Tip(ハオ)登場。SHOP FLANNEL

世界が注目。東京発のキューケースブランド。3seconds

第4巻発売中! ビリヤード漫画『ミドリノバショ

Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ 

 

 

<<<前の記事   次の記事>>>