〈BD〉ロシア・ベラルーシ選手の国際公式大会への参加禁止措置、解除に

2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け、

IOC（国際オリンピック委員会）が

「ロシアとベラルーシ両国の選手と役員を

国際大会から除外するように」という

“勧告”を各国スポーツ連盟に出しました。

WCBS

（World Confederation of Billiards Sports。

世界ビリヤードスポーツ連盟）は

3月からそれに従っていましたが、

ビリヤード界で

この「参加禁止措置」を解除することが、

昨日（15日）WCBSより

発表になりました。

現在アメリカで開催中の

『ワールドゲームズ2022 バーミングハム』の会場で

WCBSの理事会が開かれて、

全会一致で決定したとのこと。

→ WCBS ニュースリリース

この参加禁止措置は、

特にロシア・ベラルーシ人の

チャンピオンクラスの選手が多い

プール（ポケットビリヤード）の

国際競技シーンに少なくない影響を

及ぼしていましたが、今後は、

F・ゴースト（ロシア）

R・チナホフ（ロシア）

K・トゥカチ（ロシア）

M・フェフィロヴァ（ベラルーシ）

といったトップ選手達の

プレー姿が各イベントで見られそうです。

なお、両国の選手達は、

「中立的な旗の下での競技を認める」

とあるので、

彼らはしばらくの間、

「いかなる国にも所属しない中立的な個人資格で」

「両国の国旗や国歌の使用は不可」

という条件付きでの参加となります。

WCBSリリース抄訳：

WCBS はロシアとベラルーシの選手に対し、中立的な旗の下での競技を認める

WCBS理事会は、ロシアとベラルーシの選手に対するWCBSとその加盟連盟の競技会への出場の禁止を解除することを全会一致で決定しました。ロシアとベラルーシの選手は中立の旗の下でビリヤード競技に参加することができるようになりました。このWCBSの決定は、IBSF（国際ビリヤード・スヌーカー連盟）、UMB（世界ビリヤード連盟）、WPA（世界プール・ビリヤード協会）の3つの加盟団体によって支持されています。

リリース原文：

WCBS ALLOWS RUSSIAN AND BELARUSIAN ATHLETES TO COMPETE UNDER A NEUTRAL FLAG

The WCBS Board unanimously decided to lift its ban on Russian and Belarusian Athletes from competing in WCBS and its Member Federation Competitions. Athletes from Russia and Belarus can now compete in Billiards Competitions under a Neutral Flag. The decision of the WCBS is endorsed by its three members, the IBSF (International Billiards & Snooker Federation), the UMB (Union Mondiale de Billard), and the WPA (World Pool-Billiard Association).

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