〈BD〉「勝因はブレイクと気持ちかな」――GPE-1優勝・栗林達の談話

 

6日(日)の

グランプリイースト第1戦 in Link西川口

(GPE-1)で優勝した

栗林達プロの談話をお届けします。

 

…………

 

――2022年GPE開幕戦での優勝。

 

栗林:2022年ももう3月ですが、シーズン開幕戦で優勝できたのは嬉しいですね。

 

――ゲームボールを入れた瞬間の気持ちは?

 

栗林:急に疲れを感じました(苦笑)。今回はずっと神経を研ぎ澄ませながら撞いていた感じだったので、終わった瞬間、張り詰めたものがなくなってどっと疲れが出た感じです。以前にも球の知識がないせいで疲れを感じた優勝は何回かありましたけど、今回もなかなかの疲労度でした

 

――何に気を使って撞いていたのでしょうか?

 

栗林:今、あることを試している最中で、おかげでタッチ感が合わせづらい球・合いやすい球が今までとは真反対ぐらいになっている感覚なんです。簡単なはずの球が怖く感じられたり、難しいはずの球が入りやすくなったり。そんな状況なので、手球のコントロールや組み立ては全然思うように出来てなかったし、ものすごく気を使って撞いてました。今以上に成長していくために必要なことだと思ったからやってるんですが、この2日間(前日予選&決勝ラウンド)で頭が疲れ果てました(笑)

 

――ベスト16から準決勝まで見ていて、ボールコントロールに苦しんでいる様子はたしかにありました。ですが、決勝戦はかなり良かったのでは?

 

栗林:いや、決勝戦でもその感覚は変わらなくて、組み立てとかポジションは決して良くはなかったです。それでも勝てたのは、僕のブレイクの配置が良かったこと、相手のブレイクでノーインやスクラッチがあったこと、それから、会場に来てくれた人やライブ配信を見てた人など応援してくれる方々がいっぱいいたので、そういう人達の顔を思い浮かべながら撞けたことだと思います

 

――栗林プロのブレイクはよく決まってました。

 

栗林:ブレイクはずっと研究してきてますし、今回も2日間トータルで60%~70%ぐらいは良いブレイクが出来てたと思います。それで得をしたというか救われた部分がありました。だから勝因はブレイクと気持ちかなと思います

 

――表彰式では「気合いで勝てた」とも語っていました。

 

栗林:ホントそうです。試合を見てくれた人は『栗林プロ、調子悪そうだな』と思ってたんじゃないかなと思います。毎試合、自分でも気力だけで撞いてる感じはあったんですけど、決勝戦は気力のマックスを出せたと思います。相手が浦岡(隆志)プロだからそうなれたのかなと。以前から一緒によく撞いていただいてますし、浦岡プロの上手さ・強さはよくわかってます。だからすごく気持ちが入りました

 

――昨年の『GPE-3』(11月)優勝から約4ヶ月。モチベーションも維持出来ているようですね。

 

栗林:僕ら夫婦(栗林達プロと夫人の栗林美幸プロ)は常に高いですよ!(笑) 試合がたくさんあるとかないとか、そういうところには前からほとんど左右されないです。いつでも『今以上』を求めてるので、新しいことを採り入れたり、試したりしながら向上していきたいという気持ちは変わりません。もうそれは昔からの癖ですね。もっともっと上手くなりたいという気持ちをずっと持ち続けているので、今もずっとモチベーションは上がり続けてます

 

――わかりました。もう3月ですが、2022年はどんな年にしたいですか?

 

栗林:今年も出る試合全てでもっと良いパフォーマンスを発揮して優勝したいですし、コロナもウクライナ危機もあるので簡単なことではないですが、海外に行きたいという気持ちも持ち続けています。今回会場の『Link西川口』さんには多くのお客さんが観に来てくださっていて、改めて『試合っていいな』『大事なイベントだな』と感じました。これからもあの舞台で良いプレーを見せられるように自分自身を高めていきます

 

(了)

 

 

 

Toru Kuribayashi

JPBA39期生

1982年6月26日生

福井県出身・東京都在住

2004年アマ『球聖』『名人』

2010年『ワールドプールマスターズ』準優勝

2011年&2018年『関西オープン』優勝

2011年『関東オープン』優勝

2014年『兵庫オープン』優勝

2015年『ワールドカップオブプール』3位

2016年『ジャパンオープン』準優勝

2017年『東海グランプリ』優勝

2018年『ハウステンボス九州オープン』優勝

2018年『北陸オープン』優勝

他、優勝・上位入賞多数

GPWでは通算4勝

GPEでは通算16勝

所属:『KULICKS』(東京・墨田区)

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