中欧のビリヤード強国、ポーランド。
かの国には男女合わせて多くの
若手トッププレイヤーがいますが、
元・欧州ジュニアチャンピオン、
現在26歳のWojciech Szewczyk
国際ビッグタイトル獲得を
期待されている一人です
（成人のユーロツアー準優勝、
9ボール世界選手権5位の戦績あり）。
そのシェフチェクの練習ドリルが、
彼が契約している日本の
YouTubeチャンネルでアップされました。
このドリルはとても実践的。
9ボールを始めとするプール競技
（ポケットビリヤード全般）で
よく使う形がずっと続くので、
取り切り力アップに効きます。
動画は英語ですが、
ドリルの進め方やコツは
見ていればわかると思います。
ビリヤードのドリル練習とは
「取り切る力」、つまり、
「ゲームに勝つための力」を
養うための練習メニューの一つですが、
近年は、トッププロ考案の
エクストリームドリル
（極端に難しいドリル）も増え、
そのクリアを目指すという
楽しみ方も見られます。
“手段の目的化”と言えるでしょうか。
そういったものに比べると、
このシェフチェクの練習ドリルは、
ドリル本来の定義（!?）を
満たしているドリルです。
難しいのは難しいですが、
最初から最後まで
「あるある」な形が続くので、
取り切り力養成に
効果てきめんだと思います。
シェフチェクのように
28ショット連続ノーミスで決めるのは
かなりハードルが高いので、
ライン状に並んでいる的球
（15番以外の的球）のうち、
レベルに応じて適量を間引いて
始めるのが良いと思います。
…………
近年、ポーランドから
男女の若手トップ選手たちが
続々と登場している背景には、
『ワールドゲームズ 2017・ヴロツワフ』大会
獲った大会）に備えて、
国がそれまで以上にビリヤード強化に
力を注いだという経緯があります。
このドリルはおそらく、
専任のトレーニングコーチが
シェフチェクら
ポーランドの若手やジュニア達に授け、
シェフチェクが実際にやり込んできた
ものなのでしょう。
競技力向上に繋がる
優れたドリルだと思います。
…………
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