〈BD〉フェイエンのメンタルレッスンが日本語対応に。本人が語る立ち上げの経緯と近況【インタビュー前編】

N・フェイエン。2018年『マスターズ』優勝時。©2018 JP Parmentier / KAMUI Brand
N・フェイエン。2018年『マスターズ』優勝時。©2018 JP Parmentier / KAMUI Brand

 

2014年9ボール世界チャンピオン

2013年&2018年

ワールドプールマスターズ』優勝。

『モスコーニカップ』MVP4回など、

様々な国際タイトルを獲得。

 

「ターミネーター」の愛称で知られる

ワールドトッププレイヤー、

ニールス・フェイエン(オランダ)。

 

昨春、フェイエンは、

競技プレイヤー向けの

メンタルに特化したオンラインレッスン、

ターミネーターカレッジ

(Terminator College)を設立。

 

生徒は、フェイエン自ら

企画・作成・編集した

レッスンビデオを見て学ぶスタイルで、

世界中どこにいても受講できます。

 

立ち上げ当初は、対応言語が

英語・ドイツ語・中国語・スペイン語でしたが、

今冬、遂に日本語も対応しました。

 

https://terminator-college.com/
https://terminator-college.com/

 

全てを網羅したフルコース、

『Mental Edge for Competitive Pool Players』

(競技ビリヤードプレイヤーのためのメンタルレッスン)の

受講料は約5万円($469)。

 

フルコースで申し込んだ場合に限り、

・ワークブック

・各項目の速習ガイド

・ボーナスビデオ

・参考本のリスト

・フェイエン本人との30分Skypeセッション

といった特典も付いてきます。

 

フルコースを5つに分割した

ショートコースもあります。↓

 

●目標設定(無料)

●メンタル基礎($149)

●試合前準備($69)

●メンタル・マッチプレイ($125)

●試合後フィードバック($49)

 

フェイエンが20年以上のプロキャリアで

体験し、研究し、言語化した、

 

プレッシャーへの対処法、

ポテンシャルの引き出し方、

呼吸術、瞑想法、試合前の準備といった、

 

「プール競技者のメンタルタフネスの真髄」を

学べる内容になっています。

 

大会での成績向上を目指す人や、

緊張する場面でのパフォーマンス低下に

悩むプレイヤーにとって

非常に有益なものだと思います。

 

「目標設定」のコースは無料ですので、

どんな雰囲気のものなのか

興味のある方は、ぜひまず

こちらから受講してみてください

(※受講にはアカウント作成

〈メールアドレス登録〉が必要です)。

 

…………

 

さて、メンタルレッスンコースの

日本語対応を記念して、

 

KAMUI Brand((株)エンヴィジョン)を

通じてフェイエンにインタビューを

申し込んだところ、快諾いただきました。

早速以下に記します。

 

コロナ禍の日々から、

ビリヤードにおける

メンタルタフネスの重要性、

レッスン立ち上げの経緯まで、

たっぷり話をしてくれましたので、

前編・後編に分けてお届けします。

まず前編から。

(※→後編はこちら

 

 

語り手:Niels Feijen

聞き手:BD

協力:Kamui Brand

 

 

――こんにちは、ニールス。コロナ禍がなかなか収束しませんが、どんな日々を送っていますか?

 

F:最近はずっと決まりきった生活だね。朝は娘たちと過ごして学校に送って行く。その後2時間くらい瞑想したりトレーニングをしてから、メッセージを返したりSNSの投稿を準備したり、メンタルレッスン関連のことをやっているよ。お昼を食べてからはサイクリングに行ったりトレーニングをして、16時過ぎには娘たちと楽しく過ごして、夕飯の準備をしたりしているんだ。

 

――昨年(2020年)3月、新型コロナウイルスがアメリカに入ってきた時、あなたは『ラスベガスオープン』に出ていましたが、途中で棄権していち早くアメリカを離れましたね。

 

F:そうだね。ラスベガスにいた時、父が真夜中に電話してきたんだ。ただごとではないと思ったね。そこでコロナの深刻さについて話をして、スカンジナビア航空が数日後にアメリカを出入国する便を全て欠航させるという情報もネットで知った。ちょうどそこの航空券を持っていたから心配になって。ラスベガスで立ち往生したくはなかったから、試合に出るのを止めて帰国したんだ。デンマークに着いたら首相がテレビで『皆、家にいるように』と呼び掛けていたし、あれは正しい選択だったよ。

 

――あなたはオランダ国籍ですが、今はデンマークに住んでいるそうですね。どの街ですか? そこはビリヤードは盛んですか?

 

F:首都コペンハーゲンから約40分、ロスキレ市から約15分の小さな町、オステッドに住んでいる。ビリヤードはそれほど盛んというわけではないけど、『ユーロツアー』に参戦するような若くて良いプレイヤーがたくさんいるね。コロナ禍の今も彼らにはレッスンをしているよ。

 

――あなた自身の生活はどうですか? ビリヤードの練習、フィジカルトレーニング、レッスンのコンテンツ作り……趣味の音楽活動も続けていますか?

 

F:全部をちょっとずつやろうとしているんだけど、優先度が高いのは、良いコンテンツを作って、レッスンに取り組むことだね。それでもエネルギーを発散したり自分の限界に挑戦するという点では、スポーツ(サイクリングやフィジカルトレーニングなど)も大きな役割を果たしている。本当に必要なんだよね。趣味の作曲は6ヶ月くらい休んでいたけど、ここ3ヶ月は6曲作ったよ。

 

――早くトーナメント活動に戻りたいという気持ちはありますか? 特に恋しく思うトーナメントは?

 

F:ある。遠征の日々が恋しいし、試合の競り合いの中で自分のベストの状態に持っていけた時の高揚感はたまらないね。昨年秋の『USインターナショナルオープン』の中止は本当に残念だった。年間で最も楽しみな試合だし、ノーフォーク(バージニア州)に行くのも好きだからね。

 

――あなたが日本に来たのは2001年のトーナメント『東京9ボール』(E・レイズが優勝、フェイエンが準優勝)の時、1回だけでしょうか? 当時のことは覚えていますか?

 

F:日本に行ったのは2001年と2002年の2回だ。『東京9ボール』は自分のキャリアの中でもハイライト。2001年はプロの世界で一皮むけた年だった。『世界選手権』で5位、『USオープン』でも5位、『ユーロツアー』では初優勝して、そして東京で2位だからね。日本での体験は素晴らしかった! 日本の人達はとてもフレンドリーで素晴らしかったよ。いつかまた訪れたいね!

 

To be continued.

(前編終了。→後編はこちら

 

 

…………

 

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