〈BD〉コロナ危機の今、ビリヤードを愛する僕らが心掛けたいこと

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、

4/16に、緊急事態宣言が

日本の全47都道府県に拡大されました。

 

それを受けて、日本各地の

多くのビリヤード場が一時休業を発表しました

(その前の「7都府県緊急事態発令時」から

休業しているお店も多々あります)。

 

仕方ないことと頭では理解していますが、

直接連絡をくださるお店もいくつかあり、

BDを立ち上げて以来、今が一番つらいです。

 

幸いなことに今のところ

「国内のビリヤード場で

クラスター(感染者集団)が発生した」

といった話は耳にしていません。

 

それには安堵していますが、

vs コロナは持久戦になると思います。

 

大前提として、

「ビリヤードが出来るような普通の日々」を

早く取り戻すためには、

「感染を拡大させないこと」、

 

つまり、

「自分がうつらない、人にうつさない」

ような生活を送ることが第一です。

 

具体的に言えば、外出頻度を減らし、

他者との物理的な距離を取り、

接触を減らすことが肝要です。

 

その中で、ビリヤード愛好者や

ビリヤードに関わっている人達が、

この外出制限生活とどう付き合っていくべきなのか。

 

BDなりの考えを5つの観点で記します。

 

…………

 

◆1 自分も周りの人も健康に、安全に。

 

 まず一般的なことから。感染拡大防止の一番の策は、「外出しない/外出を減らす」こと。エッセンシャルワーカーなど今も仕事で外出している人が多いことはわかっていますが、以下に感染防止の心得を記します。

 

 外出をしたり、人と会う際は「三密」(「密閉」「密集」「密接」)を避けることを心掛けましょう。また、マスクを着用し、手洗い・うがい・アルコール消毒をこまめにやりましょう。「顔を触るな」「建物の共用部を手で触るな」とも言われますが、無意識にやっていることもあり難しいです。しかし、三密回避、マスク着用、手洗い・うがい・アルコール消毒は意識的に出来ること。面倒でもやりましょう。そして、自分の生活エリア以外の場所に長く滞在するのは極力避けましょう。こういった心掛けが、自分の大切な人や、自分の大切な人の大切な人を守ることに繋がります。

 

…………

 

◆2 休業・延期・中止の決断を尊重しよう。

 

 多くのビリヤード場が4月初旬・中旬から一時休業になり、国内の全てのビリヤード競技団体が、5〜6月頃までのトーナメントの延期または中止を決めています。営業休止・開催見送りの期間は、今後の情勢次第でさらに伸びる可能性がありますし、従来通りの形での再開は望めないかもしれません。

 

 どのビリヤード場・競技団体も苦しい状況の中、お客さん・参加者・スタッフの健康と安全を守ることを第一に考え、休業・時短営業・中止・延期という結論に至っています。政府や自治体の外出自粛要請や休業要請の基準が曖昧なため、休む際も再開する際も、時期や形態などが横一線で揃うことはないですが、それぞれの決断を尊重してほしいと思います。反対に、本稿の時点〈2020年4月18日〉で営業しているビリヤード場についても、その事情や判断を尊重してほしいと思います。

 

 各ビリヤード場・各競技団体が発信する公式アナウンス(一次情報)を見落とさないように、公式サイト・Facebook・Twitterなどをフォローして最新情報を直接得ることをおすすめします。「フォローする」「お気に入りに登録する」という行動が、ビリヤード場や競技団体を応援することにも繋がります。

 

…………

 

◆3 ビリヤードのイメージ力を磨く。

 

 今、多くの人が“ビリヤード難民になっています。こんな時こそ「自宅ビリヤード時間」を満喫しましょう。ビリヤード映像でイメージトレーニングをしたり、映画・マンガ・書籍でビリヤード文化に触れたり、ビリヤード企業や団体のサイトを見たり、素振りやフィジカルトレーニングをしたり、キューのメンテナンスをしたり、ビリヤードメモを見返したり、自分のビリヤード愛やこだわりを発信したり……と、本物のビリヤードテーブルで球を撞く以外にもビリヤードを楽しむ方法はたくさんあります。

 

 多角的にビリヤードに触れることが「ビリヤード人」としてレベルアップするチャンスでもあります。様々な「お家ビリヤード活動」に取り組んでみてください。

 

 あるトッププロはその昔、イメトレについて「心臓がドキドキして汗をかくぐらいリアルに試合会場と場面をイメージするんだ。それが準備の一つとして欠かせなかったし、実際に役に立ったよ」と語っていました。競技志向の方にはイメトレを強くおすすめします。

 

…………

 

◆4 ビリヤード環境をクリーンに。原則一人使用で。

 

 自宅や職場などのプライベートスペースのビリヤードテーブルで、他人と接触を避けながらビリヤードが出来る。そんな環境がある人もいるでしょう。急遽自宅にテーブル導入を決めた人もいるかもしれません。そういったプライベート空間で撞く場合も、出来るだけ他者と「同時」「同アイテム」「対面での会話」は避けて、常に換気を心掛け、使用後は自分が触れたキュー・ボール・テーブルなどの用具や、スペースの共用部分の清掃(や消毒)をするようにしましょう。

 

 堅苦しいことを言いましたが、撞ける環境がある人が羨ましいです。ぜひ海外プレイヤーのようにプライベートテーブルからどんどんビリヤード動画を発信してください。自宅にテーブルのあるプロや、ビリヤード場の所属プロ・オーナープロの方々も練習風景でもなんでも良いので発信してください。

 

…………

 

◆5 情報と上手く付き合う、離れる。

 

 連日暗いニュースを浴びっぱなしで頭と心が疲れている人も多いでしょう。ストレス発散になるはずのビリヤードが出来なくて余計に疲れてしまう人や、ビリヤードどころじゃない人もいるはずです。「あ、疲れてるな」と思ったら、一般メディアやビリヤード系メディア・SNSに触れる時間を「時刻を決めて少量に」制限する、あるいは「情報断ち」してください。

 

 コロナウイルスはすぐには去ってくれず、外出自粛の日々は長く続くことが予想されます。メディアの報道やSNS、他者の行動・言動の一つひとつに心を痛めたり、腹立たしく思ったりしても疲れるだけです。たまにはTV、PC、スマホから離れ、報道やビリヤード情報から距離を取ることも大事です。家族と喋ったり、ペットと遊んだり、散歩をしたり、友人とリモート飲み会をしたり……他のことをしてリフレッシュしましょう。

 

…………

 

歴史の教科書に載る

大疫病の日々を僕らは生きています。

 

ビリヤードというスポーツ/レジャーの

産業構造や競技世界も、この先、

withコロナ時代、afterコロナ時代に即した形に

変容していかざるを得ません。

そしてその姿はまだ予想がつきません

こういうヒントはあります)。

 

今は全世界のビリヤードプレイヤーが

ロックダウン生活に身を置き、耐えている日々。

持久戦になる覚悟で、仕事や日常生活を

粛々とやっていくしかありません。

 

BDも左手にシャフトをスコスコ通して

エアビリヤードを楽しみながら、

日々出来ることをやっています。

 

皆さんもまずは、

「自分がうつらない、人にうつさない」ように

お気を付けて。

 

ビリヤード場やトーナメント会場で、

またプレイヤーやビリヤードファンの皆さんの

姿を見られる時を楽しみにしています。

 

 

 

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BD Official Partners :  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

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末永くビリヤード場とプレイヤーのそばに。MECCA 

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