〈BD〉「シーズン最後まで取り組むテーマは変わりません」――九州レディースオープン優勝・河原千尋の談話

 

9/22(日)の

九州レディースオープン』で優勝した

河原千尋プロの談話をお届けします。

 

河原プロは九州レディースでは初優勝。

今シーズン、これで4勝目です。

 

…………

 

Chihiro Kawahara

1985年1月5日生 

JPBA39期生

JPBA女子年間ランキング1位・8回

(2010年、2011年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年)

『ジャパンオープン』優勝2回(2013年、2015年)

『全日本女子プロツアー』優勝10回

『関西オープン』優勝5回

『東海グランプリ』優勝4回

『大阪クイーンズオープン』優勝3回

(※前身の『全日本女子ナインボールオープン』優勝3回(3連覇))

『セントラルレディースオープン』優勝2回

『九州レディースオープン』優勝1回

『北陸オープン』優勝2回

『関東レディースオープン』優勝3回

『全日本選手権』準優勝3回

アジアンインドアゲームズ銀メダル2回、銅メダル1回

2015年『女子9ボール世界選手権』4位

2016年『アムウェイカップ』3位

2016年『女子9ボール世界選手権』準優勝

その他、優勝・入賞多数

『アンセーズ』(大阪)所属

使用キューはEXCEED & MEZZ

使用タップは『

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…………

 

――いつになく大きなガッツポーズでしたね。

 

「はい、そうでしたね(笑)」

 

――九州レディース初制覇だったからでしょうか。

あるいは、『東海グランプリ』から

2週連続でオープン戦で優勝出来たから?

 

「初制覇だったからというのが大きかったですね。

今まで勝ててなかったんでやっぱり嬉しかったです」

 

――初制覇だったことが意外でした。

相性が良くなかったのでしょうか。

 

「いや、相性が良いとか悪いとかは

関係ないと思ってます。

 

九州レディースがお休みしてた時がありますよね

(※2013年と2014年は非開催)。

 

お休み前に勝ててなかったのは、

当時の私の実力がそんなもんだったのかな

という気がしてます。

 

そして、大会が復活してから(2015年~)は、

優勝出来るだけの腕は付けてきたと思いますし、

それが今年は出せたかなという感じです。

 

もちろん勝ちたいなとは思ってましたよ。

 

一昨年か去年ぐらいに

On the hill !さんから言われたのかな。

 

『あと優勝してないのは九州レディースと

全日本選手権だけだね』って。

 

その時は、『あ、そうだったんだ。

そういえば九州優勝してなかったかな』

ぐらいの感じだったですけどね」

 

――「国内全オープン戦をコンプリートしたい」

という気持ちはありますか?

 

「それはないですね。

 

『全日本選手権』と『ジャパンオープン』は

やっぱり大きな大会なので、

単純に『勝ちたい』という気持ちが強いですけど、

 

他は、特別な思いのあるオープン戦とか、

そういうものはないです。

 

もう今はなくなってしまった大会もあるし、

今年の『CPBAクイーンズオープン』(4月)

みたいに新しく始まった大会もあるし、

移り変わりがありますから」

 

――今回は台風が来ている中での開催でした。

『リバーウォーク』特設会場は、

完全な屋内ではないですよね。

 

「吹き抜けのある構造になっていて、

テーブルを設置している所は

ぎりぎり雨が降りかからない場所なんですけど、

すぐ目の前の床は雨で濡れているという状況でした」

 

――高湿度の影響で難しい

テーブルコンディションだったのでは?

 

「それが思ったほどではなく、

新ラシャのコンディションとしての

想定内のものでしたね。

 

もちろん、湿度が高かったので

シャフトが滑りにくいとか、

汗をかきやすいというのはありましたけど、

ボールの動きは想定の範囲内に

収まっていたので撞きやすかったですよ。

 

もしあれが新ラシャじゃなくて、

普通のテーブルだったとしたら、

たぶんとんでもないコンディションに

なってたと思います」

 

――決勝戦の相手は1週間前と同じく平口結貴プロ。

2大会連続で当たると意識するものですか?

 

「やっぱり意識はあったと思います。

『前回勝っても今回やられてしまっては

五分五分ってことになっちゃうよな』

ということは思ってました。

 

2度続けて勝つことで、

少しでも相手に嫌なイメージを持ってもらう

というのはすごく大事なことだと思うので」

 

――決勝戦のスコアは7-2でした。

良く撞けていたと思いますか?

 

「うん、良かったと思います。

自分の出来ることはちゃんと

出せたなっていう感じですね」

 

――カギとなった場面やラックはありますか?

 

「そうですね……『ラッキーだったな』

というところは結構ありました。

 

例えば、マスワリ3連チャンの1つ目とか

(河原プロが4-1にした第5ラック)。

 

6番を入れて、手球が8番に当たったけど、

良い感じにネキ(ポジション)が取れて

マスワリが出来た。

そこからポンポンとマスワリが続きました。

 

勝利までの道のりを細かく見ていくと、

そういうのはたくさん出てきますよね」

 

――わかりました。1ヶ月後には

『北陸オープン』があります。

それまでに磨きたいこと、取り組みたいこととは?

 

「今年はもうたぶん、普段やることは

何も変えないと思います。……って、

これは毎回言ってるような気もしますけど(笑)。

 

『今年の練習テーマはこれ』というのが

明確にあって、一貫してそれをやってきてますし、

やりきらなければそれが良かったのかどうか

という判断は出来ないと思っているので。

 

今年も12月に『女子9ボール世界選手権』が

あると思いますけど、そこまでは

取り組み方を変えることはなく、

絞られたテーマだけをやっていきたいと思います」

 

(了)

 

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