〈BD〉「諦めないで撞けたのが良かった」――『全関東3C』優勝・梅田竜二の談話

 

8/4(日)に東京で行われた

スリークッション公式戦

全関東3C選手権』。

 

※決勝戦試合動画はこちら

 

優勝した梅田竜二プロから、

表彰式直後にコメントをいただきましたので、

以下でお届けします。

 

…………

 

Ryuji Umeda

1968年10月22日生まれ

A型・天秤座・東京都出身&在住

1991年度JPBF入会

2006年『アジア大会』スリークッション金メダリスト

2007年『世界選手権』優勝

2006年、2009年、2015年『全日本選手権』優勝

『ニッカオープン』優勝9回

『全関東3C選手権』優勝4回

JPBFスリークッション年間ランキング1位/8回

他、優勝入賞多数

使用キューはADAM JAPAN

東京・小岩『ヤマニ』所属 

 

 

…………

 

――優勝の感想を。

 

「内容はともかくとして、

勝てたことは非常に嬉しく思っています。

 

朝起きた時に『今日、勝つな』という

直感めいたものもありました。

 

準決勝はなかなか苦しい展開でしたし、

 

決勝戦の後半は、体力不足から

頭が回らないまま撞いていたような

感じでしたけど、

 

最後まで諦めないで

撞けたのが良かったのかなと思います」

 

――5試合した中で、

よく撞けたと思える試合は?

 

「ベスト8(vs 島田暁夫)ですね。

 

久しぶりに試合でのビリヤードを

楽しめた感じがありました。

 

フロックが出て、そこから繋いで行って

……みたいな時もありましたけど、

そんな展開も含めて楽しく撞けたなと。

 

もちろん相手が先輩プロだから

変に気負わずに戦えたというのもあります。

 

1回戦と2回戦がアマチュア選手とだったから

余計にそう感じたのかもしれません。

 

でも、『いつでもこういう気持ちで

球に向かって行けるのが理想だな』

と思いましたね。

 

で、気持ちよくベスト8を戦い終えて、

『準決勝もこのまま……』と思ったら、

全くそうならなくて(苦笑)」

 

――それはなぜでしょうか。

 

「テーブルコンディションの変化に

対応出来なくなってました。

準決勝の序盤は良かったんですけど、

途中からお互いに掴めなくなってたと思います。

 

会場の4台のテーブルそれぞれの

コンディションには個性というか

違いが多少あって、自分なりに

頭に入っていたつもりですけど、

試合しているうちに変わってしまうと

困ってしまうんですよね(笑)」

 

――決勝戦(vs 竹島欧)は?

 

「前半の戦い方は自分でも良かったと思います。

 

先攻の竹島プロが初球から4点当てて、

その裏から、僕もいくつか

少し難しいのが当たったんで、

序盤からうまく集中出来てたと思います。

 

それで僕がリードしてたんですけど、

だんだんこちらは思考力が落ちてしまって

当たられなくなり、竹島プロに

中盤で追い付かれて(18-18〈11キュー〉)、

そこから競り合いになり、

一時は20-25まで行かれました。

 

あの辺りはもう、

『ワンチャンス、いい形が来た時に

集中し直してやるしかない』

という戦い方になってました。

 

でも、偶然そういう形が回って来て

なんとか繋いで行けたので、

それはツイてたと思います

(最終的に30-26〈23キュー〉で勝利)」

 

――これで3月の『ニッカオープン』に続き、

今季2勝目です。

 

「1年で2回優勝出来たのは

数年ぶりだと思うので嬉しいですね。

 

やっぱり試合前にサンチェス

(世界トップ選手であり梅田竜二プロの

友人でもあるスペインのD・サンチェス。

以前のインタビューはこちら)と

やり取りすると良いんでしょうか(笑)。

 

『ニッカオープン』で優勝した時もそうだったし、

今回も彼と連絡を取り合っていました。

 

それで良い感じにトーメントに対して

前向きになれている……のかもしれません」

 

――2019年シーズンも後半戦に入っています。

 

「毎年の大きな目標の一つとして

『ジャパンカップ』があります(10月)。

 

25回ぐらい出ていて一度も優勝していないので、

そこにピークを合わせて準備したいですね。

今年も韓国勢とベトナム勢とサンチェスの

参戦が決まりましたので、

ハイレベルなトーナメントになると思います。

 

それ以外には

『3Cプロトーナメント グランツ戦』(10月予定)と

『アダム杯全日本プロ3C』(11月)があります。

 

今年の国内のランキングレース

新井達雄プロと森雄介プロが走っていますが

(※梅田プロは『全関東』終了時点で4位)、

 

あと3戦全て優勝や上位入賞すれば

MVP争いが出来ると思うので、

そこを目標に頑張っていきたいですね」

 

(了)

 

 

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