〈BD〉小西さみあが振り返る「2018年 プロデビューイヤー」

Samia Konishi ※2018全日本選手権にて
Samia Konishi ※2018全日本選手権にて

 

昨年(2018年)、

プロデビューしたJPBA52期生は、

男子13名・女子3名の計16名。

 

その中でJPBA年間ランキングで

最上位だったのが、

 

男子:小川徳郎(27位)

女子:小西さみあ(7位)、でした。

 

アマ時代から全国的に

その名を知られ、

以前からプロトーナメントにも

参戦していた小川・小西の両プロ。

 

ルーキーイヤーの戦績を追いつつ、

(全試合ではないですが)

会場で戦いぶりを見て、

多少なりとも直接言葉を

交わさせていただいた身としては、

まずまず順調にプロの世界に

適応出来ていたのではないかと感じます。

 

また、両プロには、

"日頃はビリヤード業界外の

仕事に従事している"

という共通項もあり、

プロ活動との両立という点も

興味があります。

 

そんな小川・小西の両プロに、

2018年の1年間

プロとして活動した感想や、

アマ時代との違い、

2019年の目標など、

いくつかの質問を投げかけてみました。

 

まずは、2018年に

全日本女子プロツアー第1戦』と

同第3戦』で3位入賞を飾った、

小西プロの回答からお届けします。

 

…………

 

Samia Konishi

1994年1月18日生、東京都出身・在住

JPBA52期生

女子美術大学卒業

現在はdely株式会社(レシピ動画の

Kurashiru」)で勤務する他、

個人でデザインや制作も行う。

アマ時代に、

2008年『世界ジュニア選手権 女子の部』銀メダル、

『全日本アマチュアナインボール選手権』優勝2回、

『アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』連覇

など、優勝・入賞多数。

プロ1年目の2018年は

『全日本女子プロツアー第1戦』と『同第3戦』で3位。

また、『女子9ボール世界選手権』など、

複数の国際大会にも参戦した。

所属店:『AZ.Place』(東京)、『Trigger』(千葉)

キューはMEZZ / EXCEED、タップは

スポンサー:日勝亭、Brunswick

 

…………

 

質問:BD

回答:小西さみあ

 

 

――2018年はどんな1年でしたか?

 

「『つかれたー!』と

寝転がりたくなった1年でした。

 

新しい事柄や心境がたくさんあり、

充実しつつも大変な年となりました」

 

――シーズン前に

どんな目標を立てていましたか?

そして、その達成度とは?

 

「まず結果を出すことが目標でした。

 

後半期は自分の

プレーを出していくことも

目標の一つになってきました。

 

達成度は自分の中では

まだまだ目標値に届きませんが、

結果として1年目に、

女子ランキングトップ10入り

(7位)出来たことは良かったと思います」

 

――実際にプロになってみて、

プロの世界はどうでしたか?

思っていたものとどういう違いが

ありましたか?

 

「アマチュアの頃からプロ公式戦にも

ほとんど参戦させていただいていたので、

公式戦が仕事になったこと以外に

大きく変わった印象はありませんでした。

 

ただ、そうやって『公式戦が仕事』と

意識するようになったことで、

1試合ごとのプレッシャーは

より重くなりました。

 

たったの1球の選択で結果が

変わるのがプロの世界なのだと、

世界戦にも多く参戦して、

改めて実感しました。

 

自分の好きなプレーで勝つには

まだまだだと思います」

 

――アマチュアでいるのとは、

特にどういうところが違うと思いますか?

 

「自分の中では試合に対する心構えや

環境はあまり変わりませんでした。

 

プロ戦・アマ戦問わず、今の自分の

ベストプレーをすることが第一なので。

 

ただ、周りからの目線は変わったんだなと、

この1年を通して多く感じました。

 

プロとして見ていただき、

応援やスポンサードをしてくださる

ことに対して感謝をすると共に、

 

少し寂しさを

感じることもありました。

 

それは、テーブル上では最終的に

一人で戦わなくてはならないという

孤独感を、より強く感じるように

なったからだと思います」

 

――この1年で、プロとしての自覚は

出てきたと思いますか?

 

「プロとしての自覚はまだ足りない

部分もあるだろうと思いますが、

プレーに対する意識は固まってきたと思います。

今年は世界で戦えるプロを目指します」

 

――現在小西プロは

一般の仕事をしながらの

「兼業プロ活動」をしていますが、

苦労する部分と、良かったと思う部分は、

それぞれどんなことでしょうか?

 

「苦労する部分は、休みが不規則なことです。

体力・精神共に疲れを感じる時は、

無理しないよう心掛けています。

 

良かった部分は、今まで続けてきた

好きな芸術関連とビリヤードを、

変わらず両方出来ているということです。

出来るうちに出来ることを

したいと思っています」

 

――プロ2年目(2019年)の目標や

チャレンジしたいこととは?

 

「目標はタイトルを獲ることと、

ランキングを上げることです。

 

また、球がより楽しくなるためにも、

ビリヤード以外のこともチャレンジして

様々なことを吸収していきたいです」

 

――最後に、ファンの方や

応援してくれている人にメッセージを。

 

「応援、サポートしてくださっている

皆様、いつもありがとうございます。

 

観てくださっていたり、

お言葉をいただけること、

苦しい時本当に支えになります。

 

そして、イベントを開催してくださった

店舗様方にも、心より感謝しております。

 

1戦でも早く最高のご報告ができるよう、

本年は全力かつ楽しんで頑張ります」

 

(了)

 

※小川徳郎編はこちら

 

…………

 

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