先週末の『東海グランプリ』で優勝した
平口結貴プロの談話をお届けします。
試合直後、弾んだ声で語ってくれました。
なお、大会を終えた平口プロは
すぐには北海道には戻らず、
静岡、東京、神奈川、埼玉、長野で
チャレンジマッチを行います。
日程・場所はこちらから。
次の公式戦は10月初旬の
『北陸オープン』（石川）です。
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Yuki Hiraguchi
JPBA50期生
1997年7月11日生（21歳）
北海道出身・在住
Vivapool（北海道）所属
ビリヤード歴は約14年
2013年『全日本ジュニア』
（JOCジュニアオリンピックカップ）優勝
2013年『世界ジュニア』（南アフリカ開催）準優勝
2014年『女流球聖戦』挑戦者（東日本代表）
2015年『アマナイン』優勝
2015年『アジア選手権』ジュニア女子の部3位
2016年『第8女流球聖戦』球聖位
2016年7月プロ入り
2016年『関東レディースオープン』優勝
2017年『ジャパンオープン』優勝
2018年『東海グランプリ』優勝
公式サイトは http://yuki-hiraguchi.jp/
…………
――今のお気持ちを。
「久しぶりに優勝出来て
ホッとしている気持ちと、
多くの方に応援していただいたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。
こうやってBDさんに
優勝インタビューをしてもらえるのも
すごく嬉しいです。久々だから（笑）」
――ゲームボールはどんな思いで
撞きましたか？
「『これで優勝出来る！』と
思って撞きました。
試合中ずっとプレッシャーはありましたし、
6番で回って来た時はたぶん右手が
ブルブル震えている感じだったと思います。
だいぶ緊張してたので。
それでも極限状態までは行ってませんでした。
8番から9番に上手く出せたし、
9番もしっかり撞けたと思います。
最近はストロークやプレーテンポを
改善して練習していたんですけど、
それが良い形で出たんだと思います」
――それは1週間前の
『チャイナオープン』よりも前から
取り組んでいたことですか？
「はい。チャイナオープンでは
良い結果は出なかったんですけど、
帰国してからもストロークやテンポの
改造は継続していました。
それと、中国で色々な選手を見て、
自分なりに吸収したものもあったので、
鳴海さん（鳴海大蔵プロ。コーチ）と
話をしながら練習していました。
そういう良いイメージがある状態で
愛知に来られて良かったです。
決勝日の3試合（ベスト8～）は
苦しい時間帯もありましたけど、
そこでどんどん精神的に
悪い状態になっていくのではなく、
耐えて乗り越えていく力というものが
少しは身に付いたと思います。
やるべきことが出来なくなりそうな
場面も何度もありましたけど、
そこで持ちこたえることが出来たのは
大きな収穫でした」
――決勝戦は引き締まった好ゲームでした。
河原プロがマスワリ連発スタート。
そこから平口プロがマスワリ4連発を
含めて6点を取り、一気にリーチ。
「決勝戦は自分でも良く撞けたと思います。
私も河原さんもお互いに良い状態で
試合に入って行けていたと思いますし、
良い内容を撞けたんじゃないかなと思います。
5連発目の5番でミスってしまいましたけど、
その後、ちゃんとタイムアウトを取って、
またしっかりと球に向き合えた。
決勝戦をああいう精神状態で戦えたことは、
今後のトーナメントにも生きてくると思います。
私にとって印象深い試合になりましたし、
すごく良い経験が出来ました」
――終盤、河原プロが反撃をしてきた時の
心理状況とは？
「自分では落ち着いていたつもりですけど、
『やっぱり河原さんはすごいな』と
思いました。
時間をおいてテーブルに向かっても、
全くいつもと変わらない様子で
テーブルの周りを歩いていたので、
圧倒される思いでした」
――昨年の『ジャパンオープン』以来、
1年2ヶ月ぶりの優勝。喜びも達成感も
大きなものだと思います。
「はい！（笑）
今年ももう後半戦に入っていますし、
優勝するのは簡単なことではないので、
とてもホッとしています。
それと、今年1月の『関西オープン』の
ファイナルで河原さんに負けているので、
また河原さんと決勝戦を撞くことが出来て、
今度は私が勝てたということは
やっぱり嬉しいです」
――2018年シーズン終盤に向けて、
心掛けたいこととは？
「試合数も限られていますけど、
一つ一つの試合に入れ込みすぎることなく、
先のことも見据えながら、
今取り組んでいるストローク、ルーティン、
テンポをもっと突き詰めていきたいです。
私はすぐ目の前の試合のことで頭がいっぱいに
なってしまうので、そうならないように。
でももちろん、毎回毎回どの試合にも
真剣に臨めるような精神状態を
整えて行きたいと思っています」
――最後に、ファンやサポーター、
地元・北海道の方々に一言。
「今回は北海道から2人の女子アマの方が
一緒に試合に出ていて、私の応援も
してくれたのですごく心強かったです。
ありがとうございました。
そして、お店（札幌『Vivapool』）の
お客さんや北海道の方々、スポンサーや
ファンの皆さんにはいつも応援して
いただいて本当に感謝しています。
これからも応援よろしくお願いします。
先日北海道では大きな地震があったばかりで
大変な思いをされた方もいらっしゃると
思いますが、ビリヤードを通して
少しでも皆さんを元気付けられるような
存在でありたいと思っていますので、
また試合を見ていただけると嬉しいです」
（了）
