国内各支部で行われていた
「実技」
（ボウラード3ゲーム。
男子630点以上、女子420点以上。
タイトルホルダーは免除）
と、
「筆記」
（ビリヤード基礎知識・一般常識）
からなる試験を終えて、
15名が晴れてプロとなりました。
人数が多いだけでなく、
アマで実績のある選手や、
新進気鋭の若手選手、
元プロ選手など多士済々で、
競技ビリヤードファンの方が見ると、
「知ってる」という名前も多いはずです。
…………
■男子
山岡修二（関西） 実技838点
高橋久夫（中国） 実技664点
田中汰樹（東海） 実技856点
草開茂和（北陸） 実技787点
松川慎之介（関東） 実技766点
小川亮（関東） 実技679点
長田実男（関東） 実技654点
実技免除：
小川徳郎（関東）『名人位』
長谷川俊介（関東）『北海道オープン』ベストアマ
JPBA復帰：
黒田祐介（関西）
小谷純児（中国）
塩西純（関東）
…………
■女子
高田奈美（東女子） 実技555点
実技免除：
小西さみあ（東女子） 『アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』覇者
JPBA復帰：
野間多美子（東女子）
…………
10代からトップジュニア～
トップアマとして活躍。
『名人』在位3期・小川徳郎選手（トップ画像左）と、
アマチュアビリヤード都道府県選手権2連覇・
小西さみあ選手（トップ画像中央）が
遂にプロ転向です。
そして、国内トップジュニアであり、
昨年の『ジュニアアジア選手権』のチャンピオン、
18歳の田中汰樹選手（トップ画像右）も
プロ入りです。
プロテストは6月にもあります
（「52期・後期」）。
6月合格組の人数や名前によっては、
あの「華の40期」に匹敵する
ビッグイヤーになるかもしれません。
52期生（前期合格組）のデビュー戦は、
女子が1月13日～14日の
『全日本女子プロツアー第1戦 in 広島』。
男子が1月27日～28日の
『関西オープン』です。
…………
以下、1月から『第57期名人』あらため
JPBA52期生となる、
小川徳郎プロの短い談話です。
小川徳郎・談：
「プロ入りは以前から少し頭にあって、
この1年ぐらいは
より具体的に考えるようになってました。
でも、決め切れてませんでした。
最終的に決断できたのは、
『全日本選手権』（11月・尼崎）に
出たことが大きかったです。
ステージ1から出て、
ステージ2の決勝ラウンドまで行けて、
勘違いでベスト64で呉珈慶（台湾）を倒して
（※ベスト32でT・ホーマンに敗退）。
やっぱりプロになれば、ああいう舞台で、
トップの人達と撞く機会が増えますし、
今回僕は張玉龍（台湾）のプレーに魅了されて
だいぶ見てたんですけど、
自分もそうやって見られる側になりたいという
気持ちも強くなりました。
職場の方々も応援してくれていますし、
働きながら活動出来るなと思ったので、
今の環境のままプロとしてやっていきます。
自分は実技免除ということで、
プロ試験に合格した実感みたいなものは
特にはないんですが（笑）、
プロデビュー戦（1月の『関西オープン』）に
出た時に実感が湧くのかもしれないですね。
2018年は出られる試合は全て出るつもりです。
当面の目標は……
オープン戦で優勝したいですね。
理想のプロ像ですか……、
人から、特に自分より若い世代から、
尊敬されたり、憧れられるような
プロになっていきたいです。
これから世に出てくるであろう
次の世代の選手達に見てもらえるような
プロでありたいと思います」
（了）
