〈BD〉アプルトンとロスマンが殿堂入り。BCA Hall Of Fame 2017

 

※本記事は、

『POOL & BILLIARD MAGAZINE DAILY』

参考にしています。

 

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40歳以上のプレイヤーや業界人などを対象とし、

アメリカのBCAが毎年、選抜・認定している

Hall of Fame(ポケットビリヤード名誉の殿堂)。

 

2017年は、「世界一3回」の

ダレン・アプルトン(イギリス。41歳)と、

 

「Dr. Cue」トム・ロスマン(アメリカ。69歳)に

決まりました。

 

表彰式は後日行われる予定です

(※例年だと秋に開催される

9ボールの『USオープン』にて)。

 

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BDのこの記事でも書いていますが、

 

アプルトンはもともと

「イングリッシュ8ボール」で

ビリヤードキャリアを始め、

ジュニア期から頭角を現してトップ選手となり、

イングリッシュ8ボールの

世界タイトルを持っています。

 

2006年の『IPT』を契機に、

アメリカンプール

(※日本の我々の言う「ビリヤード」のこと)

に転向しました。

 

こちらの世界(アメリカンプール)で、

初めて獲得した国際ビッグタイトルは、

2008年の『10ボール世界選手権』。

 

翌2009年には『ワールドプールマスターズ』優勝。

2010年と2011年には『9ボールUSオープン』連覇。

 

そして、2012年には

念願の『9ボール世界選手権』獲得。

 

2013年には『ワールドゲームズ』金メダル。

 

さらに、2015年

『チャイニーズ8ボール世界選手権』で優勝し、

 

他にも『14-1ワールドトーナメント』優勝があり、

9ボールダブルスの

『ワールドカップオブプール』でも

イギリスにタイトルをもたらしたりと、

 

11年というアメリカンプールでの

プロキャリアを考えると、

種目問わず国際トーナメントで

驚異的な勝率を誇ります。

 

アプルトン談:

 

「ホール・オブ・フェイムの

メンバーになれたということに

本当に驚いており、言葉になりません。

 

たった11年のアメリカンプールのキャリアで

こんな風に実績を認めていただいたことは

ただただ嬉しく、

これほど光栄なことはありません。

 

一個人としては思うようにいかない

日々を過ごしていたので、

こんな報せを待ち望んでいました。

投票してくれた方々に感謝しています」

 

ちなみに、

対抗馬としては女子選手の

G・ホフスタッターがトップ候補。

 

他に、同じく女子選手のV・ヴィラレルや、

男子のS・ドルトン、J・ジョーンズといった

アメリカ選手がいました。

 

実績で見るとアプルトンがダントツですね。

 

さて、そのアプルトン。

 

自身が主催する8ボール国際マッチ、

『WPS』の第3戦が開催間近ですが、

エントリー状況は芳しくない模様。

 

プロモーターとしての活動は

順風満帆とは言えないようです。

 

WPSではなく、

昨年のチャイナオープンのものですが、

アプルトンの試合映像。vs 大井直幸。↓

 

 

…………

 

 

もう一人のホール・オブ・フェイマーである

T・ロスマンは、

 

ビリヤード好きならきっと、

トリックショット動画やレッスン動画で

その姿を見たことがあるのではないでしょうか。

 

よく知らないという方は、youtubeで

「Dr. Cue」で検索してみてください。

 

英語がわからなくても、

明瞭で渋い語り口に

ビリヤードがわかった気にさせられます。

 

ロスマンはプレイヤーとしてだけでなく、

イベントプロモーター、

インストラクター、

コメンテーターなど、

様々な顔を持っており、

 

アメリカンプールの中でも、

特に「アーティスティックプール」

(トリックショット)の

発展と認知の拡大に貢献し、

「現代アーティスティックプールの父」

と称されています。

 

2000年から始まった

アーティスティックプールの世界選手権や、

ESPNの人気コンテンツとなった

『Trick Shot Magic』の仕掛人でもあります。

 

コメントを読むと、

「10歳の時にラックボーイをしたのが

キャリアの始まり」とのこと。

 

翻訳に自信がないのですが、

こんな事も語っています。↓

 

「ホール・オブ・フェイムに選ばれるということは、

あらゆる意味で格別だ。

 

夢、ビジョン、天恵に情熱……

それらと誠実な気持ちで繋がることが出来た時、

人は試合で、もっと大事なことには人生で、

勝利を得る(rack up)ことができるのだろう」

 

ロスマンのインストラクション動画は

面白いものがたくさんありますので、

近日BDでもご紹介したいと思います。

 

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ホール・オブ・フェイマーになると

何か目に見えて素晴らしいもの

(特別待遇や大きな報奨金)があるかと

言われるとそうではなく、

ほぼ「名誉」だけなのですが、

こういうことを続けることが

ビリヤード文化を育んでいきます。

 

アプルトンとロスマンで

殿堂入り69番目と70番目。

 

率直に言えば、

「なるべき人はもうほぼ全てなってしまった」

ように思えますし、

近年はノミネートを見ると、

さすがにその人は厳しいのではないか?

と思える人の名前もよく挙がっていますが、

 

これを続けているBCJからは

使命感のようなものを感じます。

大事ですよね、こういうの。

 

 

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