いよいよ来週、9ボールの国際マッチ、
『World Pool Masters』
（ワールドプールマスターズ）が開催されます。
これはイギリスのプロモーター／イベンター
『MATCHROOM SPORT』
（マッチルームスポーツ）主催の
招待制TVトーナメント。
1993年から毎年行われていましたが、
昨年は開催されませんでした。
今年の舞台はジブラルタル。
スペインの南の方にある
イギリスの海外領土です。
会期は2月17日～19日の3日間。
出場できるのは、
世界のトッププロばかり16名限定。
既に15名は決まっていて、
あとは現地予選で1名が選出されます。
一時期、32名だったこともありますが、
2011年から16名に戻っています。
フォーマットは例年通りであれば、
9ボール・8ゲーム先取・勝者ブレイクの
シングルイリミネーションで競います。
公式ホームページはこちらから（英語）。
有料ライブストリーミングの入り口あり。
公式Facebookページはこちら（英語）
…………
今年、日本からは
大井直幸が10年ぶりに参戦決定。
既にドロー（トーナメント表）は
発表されており、
大井プロは現地時間18日の13時から、
呉珈慶（中国）と戦うことが決まっています。
今年の組み合わせ↓
S・V・ボーニング（アメリカ）
vs
F・S・ルイス（スペイン）
D・アルケイド（スペイン）
vs
R・スーケー（ドイツ）
A・オーシャン（オーストリア）
vs
F・ブスタマンテ（フィリピン）
呉珈慶（中国）
vs
大井直幸（日本）
…………
J・ショウ（イギリス）
vs
W・シェフチェク（ポーランド）
A・パグラヤン（カナダ）
vs
現地予選通過者
N・フェイエン（オランダ）
vs
O・アルシャヒーン（クウェート）
張榮麟（台湾）
vs
M・グレイ（イギリス）
…………
「マスターズ」という名前にふさわしい
トップ選手揃いのフィールド。
大会最多優勝回数の「6回」を誇る
スーケーも出ています。
ルイス、シェフチェク、
アルシャヒーンあたりは
まだ国際的な実績がありませんが、
もちろん、それぞれの国のトップ選手です。
本大会での日本選手の最高成績は、
2010年の栗林達プロの準優勝
（優勝はD・オルコロ）。
日本選手の優勝はまだありません。
大井プロには
上位進出を期待したいところです。
…………
さて、前回大会（2015年）は、
アメリカのエース
S・V・ボーニングが連覇を飾りました。
試合映像を2本載せておきます。
ともに一方的な展開で、
あっけないほど早く終わります。
準決勝：ボーニング 8-0 劉海濤（中国）
ボーニング、マスワリが止まらない。
30分かからず。
25分30秒の4クッション引き回しなど
やりたい放題。
…………
決勝：ボーニング 8-2 D・アプルトン（イギリス）
ボーニング、
9分40秒のジャンプバンクに
エース2発などやりたい放題。
アプルトン、ミス多し。
…………
仕上がっているボーニングに、
勝者ブレイク・エースあり・8ゲーム先取の
9ボールを撞かせると本当に早い。
ラックは9オンフットですが、
ボーニングはこのテーブルでの
ブレイクを掴んでいたようで、
的球がよく入っています。
この2本の試合映像を見てしまうと、
今年3連覇を飾ってもおかしくないと
思ってしまいますね……。
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