〈BD〉『ターニングストーンクラシック』はJ・ショウが優勝。そして、J・モラが競技活動の休止を発表

ニューヨーク州ベローナで行われていた

独立系イベント

『Turning Stone Classic XXVII』

（第27回ターニングストーンクラシック。9ボール）。

昨年の『第1回クウェートオープン』優勝など、

完全にワールドトッププロの仲間入りを果たした

J・ショウ（イギリス）が、

2017年初戦となる今大会で、

ファイナルでR・モリスを13-6で破って優勝。

優勝：J・ショウ

2位：R・モリス

3位：D・ハッチ

4位：A・カン

5-6位：T・ホーマン、J・モラ

ショウは、

今月半ば～下旬にかけてアメリカで行われる

『ワールドプールシリーズ第1戦・モリナーリプレイヤーズチャンピオンシップ』

『ダービーシティクラシック』

に向けて、視界良好と言ったところでしょうか。

開催が迫っているワールドプールシリーズについては

改めてお届けします。

…………

さて、そのターニングストーンで

5-6位に入ったジョン・モラが、

大会直後に「活動休止」を発表しました。

プロトーナメント活動からの

事実上の引退宣言だと思います。

1989年5月25日生（27歳）。

土方隼斗、呉珈慶、柯乗逸、A・オーシャン、

J・ショウなどとほぼ同世代です。

カナダのトップ選手の一人として、

ワールドワイドに活躍していたモラ。

『全日本選手権』にも出たことがあります。

昨年は『スーパービリヤードエキスポ』の

プロトーナメントでS・V・ボーニングを

倒して優勝を飾っていました。

身の振り方については未定の模様。

以下、本人が「Cue Sports Nation」に発表した

コメントを要約します。

モラ談：

「ターニングストーンで

5～6位になれて嬉しいです。

ちょうど10年前、17歳の時、

この大会で2位になることができました。

決勝の相手はJ・アーチャーでした。

自分にとってブレイクスルーになったし、

プロレベルでもやっていけると

確信した試合でした。

ビリヤード以上に素晴らしいものはなく、

様々な困難に直面した時も、

ビリヤードさえプレーできれば

全て大丈夫だと信じてこられました。

そして今、無期限の長い休みを取ります。

人生の次の目標を見付けるために。

何年にも渡りサポートしてくれた皆さん、

この素晴らしいビリヤードの世界で

知り合った皆さんに心から感謝しています。

中でも両親は、僕が幼い頃に

ビリヤードというものを教えてくれ、

僕の活動のために様々な犠牲を払ってくれました。

ここまで来られたのも両親のおかげです。

メジャーイベントでの優勝など、

達成できなかったこともいくつかあるけれど、

新しい人生を始める時。

どこに向かうのか今はわからないけれど、

行けばきっとわかるでしょう。

皆さんの幸せを心から祈っています。

Love & Peace　John Morra」

（了）

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