〈BD〉GPE-4に見る土方隼斗のナインボールブレイク

※画像はイメージです
※画像はイメージです


日曜日の『GPE-4』で優勝した

土方隼斗プロ。


昨日掲載した談話取材の中で、

ナインボールのブレイクについても

尋ねてみました。


快く色々と語ってくれましたので、

載せておきます(下の方にあります)。


…………


このGPE-4では、

「スリーポイントルール」が

採用されていましたが、


土方プロは、「イリーガル」には

ならない程度のパワーを維持しつつ、

こまめに打ち方を変えていたように

見えました。


もちろん、

良い配置になりやすいように」

ブレイクスタイルを変えていく訳です。


(※「スリーポイントルール」や

「イリーガル」の語句解説、ならびに

ブレイクスピードの検証記事はこちら


もともとブレイクショットに

定評のある土方プロですので、


試合中に力加減を変えたり、

ブレイクサイドを変えたりということには

慣れているのでしょう。


他のプロと比較しても、

よく変更・再調整する方だと思います。


結果的に、このGPE-4では、

ブレイクを変えていくことが

土方プロにとって「吉」と出た印象です。


…………


今大会中に撮った

Hayato's ブレイク動画を

2パターン載せておきます。


まずこちらは、

「コントロールブレイク」タイプ。↓



イリーガルにはならない程度の

スピードを維持しながら、


身体は動かさず、プレーキューで打っています。


的球の走りなどから推察すると、

スピードは26~27kmぐらいでしょうか。


3個イン/2個ライン通過、でした。


取り出し(2番)もばっちり。


…………


もう一つは、

「ミディアムハード」タイプ。



こちらは、体重移動アリで、

ブレイクキューも使用

『POWER BREAK魁』)。


しかし、土方プロの本気の

マックスブレイクからは

2段階ほど下でしょうか。

スピードは35kmぐらいだろうと思います。


1個イン/5個ライン通過、でした。


残念ながら取り出し(1番)は見えていません。


…………


あともう1タイプ、

「ほぼマックスのハードブレイク」も

数回打っていたのですが、

その動画は撮れませんでした(無念)。


さて、本人の談話です。↓


…………


 

――今大会のブレイクだけに絞った

自己採点はどのぐらいでしょうか?

だいぶ色々と試していましたね。


「80点ぐらいつけられますかね。


どういうブレイクで行くかというのは、

基本的にはその時のフィーリングなんですけど、


最近のナインボールの試合では、

『コントロールブレイク』(弱)と

『やや強めのブレイク』を

ベースにすることがほとんどです」


――割と頻繁にスピードや打ち方を

変えていたように見えました。


「『イメージ通り打てているのに

結果が良くない』

ということになったら、

早めに変えてしまいますね、僕は。


まずコントロールブレイクで始めて、

結果が悪かったら、

同じ場所からより強く打つとか。


それとやっぱりテーブルによって、

ハードに行った方が結果が良い台とか、

コントロールブレイクがハマる台というのも

あります。


今回、準決勝と決勝戦で僕が撞いた台は、

コントロール~やや強めで行ったら、

2番が"下"(フット側の短クッション近辺)で

止まってしまうというのが2回ありました。


その遠い2番を攻略する手がないという

ケースが多かったです。


たった2回だけなんですが、


イメージ通り打ててるのに2回そうなっちゃうと

気分的にも乗っていけない。


そこで、

思い切ってハードに打ってみたんですが、

それで良い配置になってましたね。


3個ぐらい入ってましたし……。


まあ、3個ぐらい入ると、

手球と取り出し(テーブル上の最小番号の球)が

どこにあっても、隠れることも少ないので

大丈夫かなと(笑)」


――隼斗プロの本気のハードブレイクを

初めて観た人もいたようで驚いていました。


「準決勝では3回、かなり強く行きましたね。


ファイナルでも

最初はハードブレイクをしたんですが、

実はあの時、脚が上がり切らなかったんです。


身体が硬くなってたんだと思います。

 

そのことに自分で気付いて、


『あれ、思うように身体が動いてないな。

久しぶりのファイナルだし、

やっぱりちょっときてるのかな』

なんて思ったりして。


でも、その脚が上がってないハードブレイク、

配置は良くなってて助かったんですけどね(笑)」


…………


隼斗プロの

「ほぼマックスのブレイク」の動画は、

こちらの記事の「3位」にありますので、

良ければどうぞ。


0秒から6秒にかけての映像は、

まだ10代の頃ですね……(懐)。

 

…………

 

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