〈BD〉ビリヤード漫画『ミドリノバショ』単行本第7巻、小学館より1月12日発売! 作者・岡Qさんインタビュー

 

小学館の漫画アプリ『マンガワン』で

連載中のビリヤードヒロイン漫画、

 

『ミドリノバショ』(by 岡Q)の第7巻が、

1月12日(金)に発売

(※電子版も同時発売。

※地域によっては発売日が異なる場合もあります)。

 

最年少世界制覇を目指し、

実戦力向上のために神奈川で

武者修行を続ける『チーム翠』。

 

遠征の締めくくりとして、

アメリカ帰りの若手・宮内謙人と対戦。

 

一見、気さくでフレンドリー。

ゲーム中もラッキーショットに

救われた素振りを見せる謙人。

しかし、それは相手を油断させ、

リズムを狂わせて、

確実に仕留めるための戦略だった。

 

気付けば謙人のペースに巻き込まれ、

ミスを繰り返し、焦り始める翠。

謙人の巧妙な“罠”から逃れる術は……!?

 

新章(Part2)の2巻目を

ぜひ単行本でお楽しみください。

 

…………

 

裏少年サンデーコミックス

ミドリノバショ 7

 

著:岡Q

発売日:2024年1月12日 ※電子版も同時発売 ※地域によっては発売日が異なる場合もあります

ISBN:9784098531042

判型/頁:B6判/192 頁

発行:小学館

※小学館公式サイトの単行本紹介ページはこちら(←ここから予約注文もできます)

 

小学館公式サイトより部分引用:

 

最年少世界一を目指す、少女の闘いは続く!

 

天才少女・翠は、大病を患う祖父のために、

ポケットビリヤード史上〈最年少の世界王者〉を目指し、

コーチの菅、サポーターの民生とともに神奈川遠征試合中。

 

遠征最後の対戦相手はアメリカ帰りの青年・宮内謙人。

その人懐っこく物腰が軽い彼の立ち居振る舞いに

試合前から翻弄され続ける翠。

 

だが、それは全て、

謙人が翠に仕掛けた巧妙な"罠"だった…。

 

◎本巻もビリヤードがさらに楽しくなって、かつ強くなる(!?)おまけ漫画やコラムを多数収録!

 

…………

 

1~6巻発売時と同じく、

作者・岡Qさんのインタビューをお届けします。

 

 

――新章(Part2)の2巻目となる第7巻が出ます。

 

岡Q:『ミドリノバショ』の連載が始まってから4年が経過しました。ご愛読くださっている皆様のお陰です。本当にありがとうございます。7巻を皆様のもとへ届けることができ、とても嬉しいです。

 

――7巻の位置付けとは?

 

岡Q:この物語を始めるにあたり、私は短編、中編、長編と3つの尺(物語の長大さ)を構想しました。この3つは同じ内容で、どこを結末として描くかの違いです。短編は「沖田との勝負を通して翠が自分の中に眠る闘争心に目覚める物語」。中編は「複数のプロや強豪アマとの激闘を経験し、自分の目標を見出す物語」。そして長編は「仲間の助けを借りながら明確な目標に向かって進んでいく物語」です。この7巻はその長編パートの中盤とも言える物語です。

 

――これまでの物語との大きな違いは?

 

岡Q:翠の立場です。『世界チャンピオン』という明確な目標を持った翠は「楽しい勝負」から「負けられない戦場」へ足を踏み入れてしまいました。期待に応えたいという心理的重圧もより一層のしかかってきます。対戦相手も沖田や水都の様なプロとしての品格を持つ相手ではなく、海千山千の猛者たち。翠が生まれ育ったホームの『球撞楽』(京都)とは違い、遠征では心無いヤジを飛ばされる状況もありえます。どんな相手、状況、環境であろうとも勝ち続けることが義務付けられた最強の遠征チームのエース、それが翠なのです。

 

――勝ち続けるためには強くなくてはいけません。ビリヤードの『強さ』とは何か。ある種、象徴的な存在が7巻で翠と対戦する宮内謙人ですね。

 

岡Q:宮内謙人は父でありトッププロだった宮内謙二朗に基礎を叩き込まれた上に、アメリカ留学中に修行を積んだ、手段を選ばないクレバーな選手として描いています。ビリヤードデイズの読者さんならご存知だと思いますが、ビリヤードで最も悔いが残る敗戦は「自分が突如絶不調に陥り、やることなすこと全てボロボロになった試合」だと思います。相手はごく普通にプレーしているだけなのに、何故か自分だけが普段ではあり得ないようなミスを連発し、相手にチャンスを譲り、あげくの果に球まわりも最悪で運にまで見放されている。こんな精神状態に陥るとどんな手練れでもあっさりと負けてしまいます。

 

――現実の大会でもよく見られる光景です。

 

岡Q:つまりこの「自分の精神状態が安定していて揺るぎないこと」がビリヤードの「強さの最低条件」であると言えます。謙人はこの心理戦での駆け引きに長けており、相手の性格やプレースタイルによってあらゆる手段を使い分け、「相手が本来の実力を発揮できない状態に近付けて勝利を確実なものにする」という哲学を持ってプレーしています。自分の技術はプロレベルであるにもかかわらず、自分が好調を維持するよりも、相手の不調を引き出す方が容易いと考えている「ならず者」と言っていいでしょう。そんな謙人に対して温室育ちとも言える翠がどう立ち向かっていくのかが7巻の最大の見所だと思っています。

 

――わかりました。最後に読者にメッセージを。

 

岡Q:7巻もオマケ要素満載にしています。「ちょい足し」「オマケ漫画」はもちろん、再編集した「著者コメンタリー」「著者あいさつ」「巻末企画コラム」「カバー折返しカラーイラスト」「カバー下イラスト」など限界いっぱいまで詰め込んでいますので、ぜひゆっくりご覧ください。最後に余談ですが、単行本の帯のコピーには「9,000,000PV突破」と書かれています。皆様のお陰で、たくさんの方に読んでいただけていることを私もこの帯を見て初めて知りました。神奈川県の全人口とほぼ同数のPV(延べ人数)と考えると、すごい数字だなと思いますし、とても有り難いです。その一方で、それと同等かそれ以上に大切だと感じていることは、読者さん一人一人と向き合い作品作りをすることです。この数字「1」の裏には一人の読者さんがいて、それぞれの読者さんには人生があり、日々の生活があり、幸せや苦しみを抱えて生きる個人です。私は読んでくださっている読者さん一人一人をイメージし、皆さんがこの作品を読み終えた時、読む前よりも少しでも元気になってくれればと願って作品を描いています。今後とも何卒応援よろしくお願いいたします。

 

(了)

 

…………

 

関連記事:

 

※作者・岡Qさんの単行本刊行直前インタビュー

6巻発売時

5巻発売時

4巻発売時

3巻発売時

2巻発売時

1巻発売時

 

※『ミドリノバショ』の連載決定までの

ヒストリーと、作者・岡Qさんの

コメントはこちらから。

 

※以前、岡QさんとBDで作った

「ビリヤードサムライ」LINEスタンプはこちら

 

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