2016年

11月

24日

〈BD〉全日本選手権最終日(Day 5)のちょっと裏側

Chen Ho Yun from Taiwan won 2016 All Japan Championship Women's Div.
Chen Ho Yun from Taiwan won 2016 All Japan Championship Women's Div.

 

柯乗逸と陳禾耘。

男女両部門とも台湾選手が制した

今年の『全日本選手権』

 

最終日(Day 5)を

ざざざっと振り返ります。

 

最終日ともなると、

あまりこぼれ話というこぼれ話もなく、

普通に"表側"の話題が中心となりますが、

ご覧ください。

 

※大会公式Facebookページはこちら

 

※BDが撮ったフォトギャラリーはこちら

Photo Gallery of All Japan Championship is here.

 

…………

 

 

いざ最終日。

男女のベスト16から決勝戦までです。

 

今年はこれまでとは違い、

 

テーブルは16台全て

ブランズウィック『ゴールドクラウン5』で統一。

 

昨年まではブランズウィック『メトロ』も

併用していましたが、

 

この2種のテーブルは、

クッションレールの形状が異なるため、

 

両テーブルを代わり代わりに撞くと、

 

特にレールレスト

(レール上やレール沿いでのブリッジ)を

組む際に違和感を覚えてしまうという

声をたびたび耳にしたものです。

 

同じラシャ(ブリエ)を張っていても、

「コンディションも違うと思う」

という声もありました。

 

ということで、今年は、

「『5』に統一されている方が撞きやすくて

良いと思う」

という反応が多かったです。

 

…………

 

 

さて、男子の部は、

川端聡と羅立文(ロー・リーウェン)が

ベスト16で敗れて、

ベスト8にJPBA勢はゼロという結果に。

 

…………

 

 

ベスト16のD・オルコロ(左)と

A・パグラヤン戦。

 

試合中はほとんど表情を変えない

「ロボコップ」オルコロですが、

勝てば陽気なフィリピーノに。

 

…………

 

 

ワークアウトでビルドした肉体を持つ

T・ホーマン(左)とM・イモネンが、

 

ジャパニーズパイプチェアに座ると、

なかなかのみっちり感。

 

観客席からのスコアの視認性を高めるためと

思われる今回のこの待ち合いイスのレイアウト。

 

何人かの日本選手にリサーチしてみると、

 

ビリヤードテーブルとの間隔も狭めで、

前後左右に気を使うことになるので、

身体の大小に関係なく、

リラックスして待っていられた人は

少なかった様子。

 

テーブルスペースの面積に限りがあるので、

難しいところですね。

 

ちなみに、イモネンは今回が20回目の

全日本選手権だったとのこと。

 

全日本選手権の数々の改革・変更に、

外国選手という立場で立ち会ってきた

彼の目から見た全日本選手権というのも、

聞いてみたいテーマです。

 

…………

 

 

ロビーには、

ADAM JAPANのブースが出ていました。

 

新キューケースの説明係と

化していた野内麻聖美プロと

 

即席モデルを務めてくれた藤田知枝プロ。

 

…………

 

 

最終日とあって、日勝亭のブースも

多くの人で賑わっていました。

 

このコの字型のショーケースレイアウト、

恐らく今年が初だったと思うのですが、

以前よりお客さんが滞留しやすく

なっていると思います。

 

…………

 

 

女子の部で5位タイとなった日本勢は、

 

高木まき子プロ、夕川景子プロ、

そして平口結貴プロの3名。

 

高木プロの雄大なストロークと

夕川プロの一球入魂スタイル、

ともにブレがありません。

 

…………

 

 

プロとして初めての全日本選手権。

 

難敵を打ち破って勝ち進んできた

19歳ルーキーの平口結貴プロ。

 

ベスト8で金星目前でしたが、

中国の陳思明(チェン・シミン)に

逆転負けを喫しました。

 

しかし、ギャラリー

(観戦客。男女プロ。外国選手)は

口々に平口プロの健闘を讃えていました。

 

この舞台で陳思明を相手に

あそこまで撞けていたら

……プロ2年目もとても楽しみです。

 

…………

 

 

入念に入念を重ねてタップに

塗られたチョークの転移なのか、

ラシャの清掃度合いによるのか、

 

今大会は今まで以上に「スキッド」を

見聞きしたように思います。

 

(※汚れたボール〈摩擦力が高くなった状態〉で

よく起こる、的球の走るラインが手球に

引きずられるようにして厚く持っていかれる現象)

 

「ゴッ」というか「ゴキッ」というか、

あの鈍い響きはなかなか心臓に悪いですね。

 

球がちゃんと入っているケースでも

スキッドは起きていました。

 

「『薄く飛ばした!』と思ったら

スキッドで厚く持って行かれて

入ってくれた球があります」

と語ってくれたプロもいます。

 

当然プレイヤーたちはそこには結構

ナーバスになっていたようで、

 

プレー中やラックの合間に

レフェリーに「ボールを拭いてください」と

声をかけたり、ジェスチャーで示す

選手の姿を頻繁に見ることに。

 

……という訳で、

ボールマーカー、大活躍。

 

…………

 

 

JPBAプロ男女合わせてベスト4に

唯一残った河原千尋プロ、

準決勝で中国の陳思明を撃破。

 

3位タイだった今年6月の

『アムウェイカップ』の時のような

安心の安定感に唸りました。

 

その安定感が決勝戦では本当に最後の最後だけ

揺らいでしまったようにも思います。

 

余談ですが、ゲーム中に青から黄色へ、

黄色から青へ、グローブを付け替えていたのを目撃。

乾燥させていたのか気分転換か。

 

一方、ここで敗れた陳思明ですが、

やはり超女子級の力を備えている

ワールドトップの一人だと再確認。

 

野球で言うなら、

155kmを投げられる本格派若手右腕のような存在。

 

女子トーナメントに

彼女クラスの外国選手がいると、

明確な対立軸みたいなものができ、

観る楽しみがさらに増すなと感じました。

 

…………

 

 

J・デルーナに敗れて3位タイとなった

軒(チェン・ユーシャン。台湾)。

 

2015年『USオープン』を勝ったという

事実が余計にそう思わせるのか、

この数年でプレーが一気に世界級になった

という印象です。

 

記憶している限り、

鄭は4、5回は全日本選手権に出ていますが

(※昨年は出場なし)、

 

これまでこれといって記憶に残る選手では

ありませんでした。

 

改めて見てみると、

シャープでショートでカチッとした

ストロークを持つ選手が多い台湾勢にあって、

 

鄭はにゅ~っと粘り気のある長めの

ストロークを持っています。

 

プレースタイルはオーソドックスで、

表情や感情の起伏は少なく、

標準的なスピードで淡々と取っていく

……ようにBDの目には映りました。

 

…………

 

 

男子の部準優勝のJ・デルーナ。

 

微笑みを絶やさぬナイスガイ。

正装をすると彼の体格とマスクの良さが

また引き立ちますね。

 

もともと「マスワリ or Die」的な

ブレイク偏重スタイルがクローズアップされて

世界的に知られるようになった彼ですが、

総合力で戦えるプレイヤーです。

 

しかし、決勝戦では、

ブレイクでも総合力でも

柯乗逸(カー・ピンイー台湾)に

上を行かれてしまった。

 

それが2016年男子の部の結末だったと思います。

 

…………

 

 

女子決勝戦のバンキング前の握手。

 

最後まで全く展開の読めない激闘となりました。

 

…………

 

 

先に男子決勝戦が終了(11-3)。

 

柯乗逸がゲームボール(9番)を撞く前に、

デルーナが「OK」。

 

ギャラリーの拍手に手を挙げて応える柯。

 

世界的に

「ゲームボールでOKを出さないこと」、

という決まりにしてくれたら

良いのになぁと思います。

特にメジャーイベントの決勝戦は。

 

BD的には

ガッツポーズが撮りたいからという理由ですが、

 

ギャラリーも拍手のタイミングを

逸してしまうのではないでしょうか。

 

…………

 

 

やっぱりゲームボールまでシュートして、

こうなるのが良いんです。

 

陳禾耘、全日本選手権初制覇。

 

…………

 

 

今年も強かったぜ、台湾勢……

(右端は女子の部3位の魏子茜)。

 

…………

 

以上で、”裏側”記事は全て終了です。

 

他の日の”裏側”はこちら

Day 1 Day 2 Day 3 Day 4

 

全日本選手権のネタは、

ブレイク動画などを中心にまだまだありますので、

追ってお届けします。

 

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