2016年

6月

02日

〈BD〉吉岡正登、イタリアで撞く!

Masato Yoshioka (right) 写真提供:本人(以下同)
Masato Yoshioka (right) 写真提供:本人(以下同)

 

プロプレイヤーとして

『全日本14-1』などのタイトルを持ち、

 

インストラクターとして

レッスン場『Poche』(ポッシュ)の

代表を務める

 

大阪の人気プロ、吉岡正登。

 

その吉岡プロが、イタリアで試合に参戦しました。

 

……といっても、あくまでメインは新婚旅行。

 

理解ある奥様の許しを得て、

5月下旬に行われた『ジェノヴァオープン』に出場。

 

なんと、そこで準優勝を飾りました。

 

その一部始終を、

プロ本人の手記をもとにお届けします。

 

…………

 

吉岡正登・記:

 

「今回のジェノヴァオープン出場に際しては、

 

フィレンツェ在住の日本人・山本さんに

大変お世話になりました。

 

山本さんは『ポッシュ』のオープンすぐ(2014年暮れ)に

来始めたお客様で、ほぼ初心者からのスタートでした。

 

仕事でフィレンツェに18年ぐらい住んでおられ、

年に3回ほど休暇で帰国中にポッシュに通ってくださいます。

 

今回僕たち夫婦は、約1週間のイタリア滞在のうち

フィレンツェで4泊していたのですが、

 

フィレンツェから試合の行われたジェノヴァまでは、

現地のベテランプロのベルナルドと

アマチュアのラムジー選手とともに車で行きました。

 

52歳のベルナルドは顔も広く、

山本さんのイタリアでのマエストロ(先生)。

 

ラムジーはレバノン出身の22歳で、

イタリアへは3年前に来たそうです。

学生の彼は、今年に入って本格的に

ビリヤードに取り組み始めたそう。

マエストロはベルナルドです」

 

皆で食事をした時の写真。↓

 

 

左から、山本さん、ベルナルドの奥さん、ベルナルド。

 

吉岡・記:

 

「そして、5月22日(日)、

フィレンツェから2時間半ほどでジェノヴァに到着。

 

会場の『147 BILLIARD ACADEMY』は

最近オープンしたとても綺麗なお店でした」

 

店内の様子。↓

 

 

吉岡・記:

 

「この試合は、イタリアチャンピオンシリーズ戦とは

別のオープン戦でした。

 

日本で言うところのランキング対象ではないオープン戦、

例えば、『京都オープン』とかでしょうか。

 

エントリーフィーは50ユーロで、

賞金は優勝1,200ユーロ(約15万円)。

準優勝は350ユーロ。

 

この出場人数からすると

大会にはスポンサーがついているのでしょう。

 

フォーマットは、

24名が6名×4グループに分かれて予選を行い

(10ボール・5ゲーム先取交互ブレイク)、

 

上位2名ずつが決勝トーナメント(ベスト8)進出。

 

ベスト8からは8ゲーム先取交互ブレイク。

 

ルールなどは国際標準でした。

 

テーブルは甘過ぎず渋過ぎずのノーマルタイプ。

 

しかし、ボールを毎試合機械でワックスがけするので

俗に言う『コンディションが良過ぎる状態』でした。

 

ゲーム終盤に向けてコンディションが徐々に変化し、

手球のコントロールがなかなかに難しかったです。

 

ちなみに、僕は、

行きの飛行機の乗り継ぎの時にトラブルに巻き込まれて

ロストバゲージしてしまい、

マイキューと荷物が届いたのは試合の2日後。

 

この試合には借り物のキューで出場しました」

 

 

↑グレーのTシャツが優勝のアリアン。

 

吉岡・記:

 

僕はイタリアランキング現在1位の

アリアン選手(Matrizi Arjan)と同グループで、

そのアリアンにだけ負けて予選を通過しました。

 

そして、そのまま決勝戦まで進み、またアリアンと対戦。

 

4-4からブレイクスクラッチとノーインで

4-8で敗戦しました。

 

また、準決勝で僕が対戦したリカルドは

国内のランキング上位選手で、

会場の147 BILLIARD ACADEMYの

共同経営者の一人でもありました

(※僕に賞典を渡してくれている人)。

 

終わってみてわかりましたが、

僕以外のベスト4のメンバーのレベルが少し抜けていて、

残るべくして残ったという印象。

 

で、優勝したアリアンがその中でも頭一つ抜けています。

年齢は34歳で、

日本だと大井さん(直幸プロ)達と同じ世代ですね。

 

正直な話、今回はアリアンに2敗しましたが、

勝った負けたのいい勝負になると思います。

 

日本だとトップ10には入れないけど、

10~20位には入りそう。まさに現在の僕です(笑)。

 

写真で見てわかる通り、

アリアンは体作りからビリヤードに取り組んでいて、

プレーも速くブレイクやクッション、

セーフティと全体的に水準が高い選手でした。

 

会場オーナーのリカルドを始め、

現地の皆さんと色々話をして知り合いが増えました。

 

イタリアスポーツビリヤード協会のお偉いさんに向けて

メッセージをくれと言われて書いたので、

今後何かレスポンスがあるそうです。

 

来年2月頃にユーロツアーか何か大きな大会が

北部のトレヴィゾというところであるみたいなので、

日程が許すならば参戦も検討します」

 

…………

 

↑ フィレンツェのビリヤード場。

 

吉岡・記:

 

「そして、別の日に

フィレンツェ唯一のビリヤード場にも出向きました。

 

プール8台・キャロムが4台・スヌーカー1台のお店です。

 

時間が少し早かったらしく(それでも8時台)、

ビリヤードのお客さんが少なく、暗かったです。

 

次の日にビリヤードクラブの練習会があったそうなので、

タイミングが悪かったですね。

 

このお店は、空港とフィレンツェ駅周辺中央部

(車で20分ほど)の間にありますが、

この近辺はあまり治安が良くないそうです」

 

…………

 

吉岡プロ、ナイス準優勝でした。

 

ほとんど全く情報がなかった

イタリアの競技レベルも想像しやすく、

とても勉強になります。

 

最後にBDからいくつか質問を。

 

――吉岡プロはイタリア語ができるんですか?

 

「イタリア語はもちろんできません。

片言の英語と山本さんの通訳に頼りました」

 

――イタリアの選手はイタリアメーカーの

『ロンゴーニ』キューを使ってる人が多いんですか?

 

「僕もそう思ってましたが、

プールの選手はほとんど使っていないそうです。

 

プレデターやルカシー(共にアメリカメーカー)が

多いようです。

日本のメーカーのキューを欲しがる選手も多いですが、

なかなか手に入らない状況らしいです」

 

――最も美味しかった料理は?

 

「旅行トータルでは、

ベルナルドの友達がシェフをしている

フィレンツェのレストランでの食事が最高でした。

 

 

中でも、フィレンツェ名物のTボーンステーキ(↑)が

美味しかったです。量もあって大満足!」

 

…………

 

こ、これは美味そ〜〜〜。

 

貴重な体験記をありがとうございました。

 

…………

 

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