2015年

7月

15日

〈BD〉再録! 野内麻聖美のチャイナOPステージ1参戦記【前編】

Masami Nouchi
Masami Nouchi


先月末から今月初旬にかけて行われた

『チャイナオープン』。


優勝を飾ったのは、

男子:A・オーシャン

女子:金佳映

……だったということはお伝えしました。


以下でご紹介するのは、


そのチャイナオープンの

ステージ1(現地予選)に出ていた

野内麻聖美プロ(JPBA)の手記です。


ご本人が自身のFacebookページ

公開していて、つい先日完結したばかり。


その文章力と構成力、

本人にしか書けない臨場感溢れる内容、

全6話に渡る読み応えあるボリューム……と、

どこをとっても素晴らしいものでしたので、


BDでの再掲載をお願いしたところ、

ご本人から快く承諾をいただきました。


ブログでも再録するつもりがないとのこと。

FBだけで流れちゃうのはもったいない……

と思い、お願い致しました)。


BDなりの編集を施し、

オリジナルの全6話を、

3回に分けて掲載いたします

(※文中の画像は全て本人提供)。


では、早速どうぞ!


…………


Masami Nouchi

 

JPBA38期生

1977年11月12日生 東京都出身

『セントラルレディースオープン』優勝

『関東オープン』優勝

『北陸オープン』優勝

他、上位入賞多数

使用キューは、ADAM JAPAN


※北陸オープン優勝時の談話はこちら


…………



(以下:野内麻聖美、記)


ではでは、チャイナオープンを

振り返っていきたいと思います。


今回はJPBAからの依頼を受け、

中国在住の日本人の方が

通訳兼コーディネーターとして

帯同して下さいました。


昨年10月に中国の桂林で行われた

『世界選手権』ステージ2の時にも

お世話になりましたが、


本当に細かい気配りをして頂き、

完璧にサポートして頂きました。


少なくともこれまで私が出場した

チャイナオープンの

プレイヤーズミーティングでは、

中国語のみで英語すらなし。


そのため少しだけ北京語が出来る私が、

ミーティング後に台湾チームの所に行き、

ゆっくりとした北京語で

ルール説明してもらう形が多かった。


でも、今回初めてステージ1でも

通訳さんが帯同して下さり、

言葉、食事、移動……全てストレスなく

過ごす事が出来ました。


通訳さんとJPBAに心から感謝です。


また通訳さんにもお伝えしましたが、

試合に集中出来る環境を作って頂いたのに、

結果を出せず申し訳ないです。


…………


ステージ1のエントリーは46人。

中国30、台湾9、韓国4、

日本2(私と梶谷景美プロ)、

シンガポール1でした。


フォーマットは9ボールの7ゲーム先取、

勝者ブレイク、セルフラック。


ボールは、前日練習では日本で出回っている

サイクロップボールでしたが、


試合当日はサイクロップの新品で、

手球にはロゴではなく、

赤いドットが一つ入ったバージョンでした。


一番選手を、

特に海外選手を苦しめたのがテーブル。


13台の内2台はプラクティステーブル。


試合テーブル11台のうち、

8台がサララシャに近い状態で、


なおかつ新製品の『CBSA』というラシャで、

とにかくよく転ぶ(球が転がる、速い)テーブル。

(※1枚目の画像がCBSAが張られた台)


その中でも驚くほどよく転ぶ台あり、

クッションが跳ねる台あり、

クッションがやたら重い台ありと色々でした。


残りの3台はラシャが『ANDY』で、

古くて重いコンディションでした。


下の画像はANDYが張られたテーブルです。



ポケットは甘めでしたが、

レール際を叩く

(レール際でハードショットをする)と

入りづらい台もありました。

 

試合期間中はずっと雨だったので、

余計に難しかったかと思います。


テーブルの高さはいつも通り日本よりかなり高く、

腰痛持ちの私にはありがたいですが、


日本くらいの高さのテーブルもあり、

かなりバラバラでした。


…………


 

私の初日の初戦は中国の選手(写真の選手)。


あまり記憶にない選手でしたが、


ステージ1の中国選手では珍しく、

スポンサーワッペンを付けていました。


初日、特に初戦は「海外戦だからこそ試す」

と決めていた事をやりました。


内容はあまり良くなく、

5-1にする7番をミスし、追い上げられ、


先にリーチかけたものの、

ヒルヒルでマスワリされて終了でした。


でも、この1試合だけでも、

来た価値があったと思いました。


その後は試合観戦。


よく転ぶ難しいテーブルが多かったので、

台湾トップクラスが

どう対応するのか興味津々で見ていました。


ステージ1に出ていた台湾9人の内、

ワールドクラスは世界選手権優勝2回の柳信美、

チャイナオープン覇者の蔡佩真と、

譚改め陳禾耘の3人。


蔡の初戦は、私も初めて見る韓国の選手。

前日隣のテーブルで練習していて、

梶谷プロがストロークを褒めていた選手です。


韓国の選手は

普段撞いているコンディションに近いのか、


難しい割に結構加減を合わせ、

多少嫌らしい球もスパッと入れている印象。


一方、蔡はポジションに苦しみ、

何度も首を傾げながらの取り切り。


5-5になり、2番でフリーボールをもらった蔡。


サイドに入れてワンクッションで出す

よくあるパターンの球でしたが、


走り過ぎるのを恐れ、

1メートル半もショートし、

まさかの丸隠れ。


ガックリとうなだれ、

空クッションから当てるもスクラッチ。


韓国選手が

残りの配置を取り切ったかと思いきや、

8番を入れてスクラッチ。


結局、蔡の辛勝でした。


蔡はこの日決定戦まで行ったものの

台湾の柳に敗れ、

2日目は勝ち→負け、

最終日は負けで終了。


以前チャイナオープンで優勝した時も

ステージ1からだったので、


まさか今回通過出来ないとは

思いませんでしたが、


あのコンディション&

出場者のレベルの高さを考えれば、

あり得るのかなと思い直しました。

 

滅多にステージ1から出る選手ではないので

かなりショックだったようで、

声かけても元気がなかったです。


おっと! もうこんな時間! 

続きのネタを考えながら

ウォーキングに行って来ます(笑)!

 

【中編】に続く。

 

…………

 

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