2014年

7月

18日

〈BD〉カスタムの輝き・Gilbert編

 

突然ですが、

下の2本のキュー、デザインは同じだけど、

どこかが微妙に違う気がしませんか……!?

 

 

この2本のカスタムキューは、

 

アメリカ・ミズーリのキューメーカー、

『Gilbert』(ギルバート)のもの。

 

日本に入っている本数は

有名所のメーカーに比べると、

多くはありませんが、根強いファンがいます。

 

これは、

カスタムキューの販売&リペアを行っている

UK Corporation代表・大原秀夫氏所蔵の逸品。

 

2本とも、

フォアアームはメイプルをベースに、

エボニー(黒檀)の長短8剣のハギが入っていて、

 

スリーブはエボニーをベースに、

インレイと貝でシックに装飾。

 

フォアアームの根本部分の

『ピーコックインレイ』が効いていますし、

 

全体的にとても引き締まった品格ある

モデルですね。

 

「持っていると上手い人に見えるデザイン」

と言えるでしょうか。

 

で……。

 

この2本、デザインは同じなんですが、

並べて見比べてみると……アレ?

 

1号機(右)はリングの中のドット(丸い部分)が小さい
1号機(右)はリングの中のドット(丸い部分)が小さい
1号機の方が剣先のインレイが長い
1号機の方が剣先のインレイが長い
ダイヤ型インレイの形が明らかに違う
ダイヤ型インレイの形が明らかに違う

 

以下、UK大原氏の談話:

 

「お気付きになりましたか(笑)。

 

そうなんです。この2本、

各パーツのサイズが違っているんです。

 

まず、右のキューが2012年に作った

1号機(売約済み)で、

 

私がゼロからデザインを伝えて

オーダーしました。

 

そもそも、

ザンボッティっぽいものと言いますか、

トリビュートスタイルを作りたいという

考えがあって、

 

でも、そういうものを作れる職人が

最近はリタイアし始めているんですね。

 

それで、一昨年アンディ・ギルバートに

オーダーしたんです。

 

『8剣のザンボッティスタイルで

TADのデザインも融合させたもの』

という風に。

 

で、出来上がったものを見たら、

リングのドットが希望より小さい。

 

ここをTADサイズにしてほしかったのに! と(笑)。

 

そこで、翌年(2013年)、

 

『ドットをもっと大きくしてほしい。

あとは基本的に1号機と同じで』

 

と、2号機をオーダーしたんです。

 

そうしたら、

こういう面白い結果になりました(笑)。

 

リングのドットは希望通り大きくなりましたが、

 

1号機とは、

フォアアームやスリーブの長さも違うし、

 

ハギの剣先の形も、

スリーブのインレイの形も違う。

 

ラフというかざっくばらんというか(笑)。

 

全く不満に思っている訳ではないですよ。

 

こういうところがギルバートらしくて

良いなぁと思いましたし、

 

この2号機には彼の主張が込められて

いるのだろうと受け止めています。

 

もし仮に、このデザインをベースに

3号機を作ることがあったら、

 

こちらからどうお願いしようか、

そして、彼がどう仕上げてくるだろうか。

 

そんなことを考えるのが楽しいですね(笑)」

 

…………

 

違いは味になる。

 

これが1本1本が違うカスタムキューの世界ですね。

 

…………

 

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