2014年

5月

03日

〈BD〉奥村健が使ったTAD。……の後日譚

1980年・ポケットビリヤードの『全日本選手権』パンフレットより。当時、全日本選手権で4連覇。これは2度目の優勝の年のもの
1980年・ポケットビリヤードの『全日本選手権』パンフレットより。当時、全日本選手権で4連覇。これは2度目の優勝の年のもの

 

先日、2回に渡って、

 

カスタムキュー販売を手がける

UK Corporation代表・大原秀夫氏所蔵の、

 レアなオールドTAD(タッドカスタムキュー)を

3本ご紹介しました。

ここここ

 

3本の内の1本は、

 

1994年ナインボール世界チャンピオンであり、

現在はキャロムのプロ(JPBF)として

活躍を続けている

 

奥村健プロが使用していた

1976~1977年製と思われるモデルです。

 

これ。↓

 

 

そして、

原稿に添えるイメージ画像として

 

約30年前の

「これとはまた別のTADを使う奥村健」

のモノクロ写真を掲載しました。

 

これ。↓

 

 

そうしたところ、

後日奥村プロから(夫人のりかプロを通して)

連絡があり、

 

「記事を見て思い出したことがあってね。

 

あのモノクロ写真で僕が持っているTADは…………

 

UKの大原さんが入手された

ズバリそのものだという気がするんだよ。

 

記事では『別物』ということになっていたけどね」

 

!?!?!?!?

 

ど、ど、どういうことでしょうか。

 

ハギやスリーブのデザインは酷似していますが、

グリップの上下の装飾が違いますよね?

リングの部分が白くなっているし……。

 

「うん、僕、

上のリングの部分とグリップの後端に

白いビニールテープを巻いていたと思うんだ」

 

な、な、なんと……!

 

確かに、このTADのグリップの上下に白い

ビニールテープを巻いたら、

 

30年前の写真のTADに限りなく近い……

というか、「そのもの」になりますね。

 

「僕は、あの柄のTADはあのキューしか

使ってないと思うから、たぶん同じものだと思うよ」

 

そうでしたか~。

 

白いテープが「別物」と思わせた犯人だったとは。

 

BDとしてもUKの大原さんとしても、

来歴の一端が判明して、少しスッキリしました。

 

ということで、

このモノクロ写真に付けるキャプションは、

 

「約30年前、このTADを使う奥村健」

 

が、正しかったということをここにご報告致します。

 

ちなみに、トップの写真は、

1980年の『全日本選手権』のパンフレットからの

抜粋ですが、

 

ここで奥村プロが手にしているTADも同じものです。

 

(※余談ですが、このパンフレットの

奥村プロの紹介文の末文が奮ってます。

 

「エキサイティングなプレーをする

関東のちょっと翔んでるプロ」って。

 

ディフェンディングチャンピオンを

捕まえてそんな(笑))

 

…………

 

しかし、です。

 

そもそもなぜ奥村プロはTADのリング部に

白テープを巻いたのでしょう。

 

「キューを明るくしたかったんです。

ワンポイントでおしゃれになると思ってね(笑)」

 

えー!?!?!?

 

(キューバランスの調整のためとか、

実用上の理由だと思ってました……)

 

 

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