2014年

4月

04日

〈BD〉日本の名手が使った昭和のTAD。その1

 

数あるアメリカンカスタムキューの中で、

 

昭和の時代から日本国内に数多く流通し、

 

今なお多くのユーザーが愛用している

TAD Cue(タッドキュー)。

 

創業者として盛名を馳せたタッド・コハラ氏は

昨年お亡くなりになりましたが、

 

これからもTADブランドとそのキューの

輝きは失われることはないでしょう。

 

…………

 

さて、TADを集めている方は

世界中に多いと思いますが、

 

先日、僕は、

 

カスタムキューの販売をしている

UK Corporation』代表・大原秀夫氏所蔵の、

 

レアなTADコレクションを見せて頂きました。

 

それは、

 

奥村健(元JPBA・現JPBF)

長矢賢治(JPBA)

角当哲朗(既にプロ引退)という

 

1970年代から活躍していた日本の名手3名が、

 

まさにその当時使っていたTADキューです。

 

どれも1970年代の「オールド・タッド」。

 

歴史的価値の高い逸品と言えるでしょう。

 

早速、大原さんのコメントも添えてご紹介します。

 

…………

 

●奥村健使用TAD

 

約30年前、これとはまた別のTADを使う奥村健。自身が経営していた神奈川の『ビリヤード サガミ』にて
約30年前、これとはまた別のTADを使う奥村健。自身が経営していた神奈川の『ビリヤード サガミ』にて

 

1976~1977年製と思われるモデル。

 

フォアアームに長短8剣の

エボニーのインレイハギ。

 

奥村健プロはTADを3本使ったとされていて、

これはその1本とのこと。

 

「入手した時には感動しましたね。

『奥村さんが使ったものか』と。

 

デザインは、1970年代から活躍していた

井上淳介さん(元プロ)が持っていた

TADとほぼ同じですね。

 

このスリーブのデザインは、

後世のものにも名残を留めています。

 

こういう長短8剣のデザインは

他のキューでも見られますが、

並べるとハギの太さは異なっています」

 

…………

 

●長矢賢治使用TAD

 

 

1970年代前半製と思われるモデル。

 

細長い菱型のインレイが目を引きます。

 

「これは昔から欲しかったものです。

 

7人ものオーナーを巡って、

最後に私が手にしました。

 

もう売る気はないですから、

『落ち着いた』と言えますね(笑)。

 

フォアのインレイのデザインは、

フローティングダイヤモンドのプロトタイプ。

 

ちょっとアグリー(ugly)なところが

あるけれど、

 

それも『同じものを作らない』という

タッドさんの誠実さゆえかなと思います」

 

…………

 

ちょっと長くなってきましたので、

 

3本目の「角当哲朗使用TAD」については

近日お届けします。

 

 

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