2014年

2月

15日

〈BD〉キャロムのルーキープロ・森雄介の2つの特徴

 

関東にまた大雪。

 

これだけ降る年もあるんですね。

 

1週間前と同じく、

登山ウェアと登山靴が大活躍です。

 

…………

 

2月10日のエントリからの続きです。

 

先週のスリークッション『東京オープン』で、

 

決勝戦の梅田竜二vs界敦康というカードを、

 

20歳のルーキープロ(JPBF)、森雄介プロと

一緒に喋りながら観戦していました。

 

そこでわかった雄介プロの特徴を

2つお届けします。

 

●1 雄介プロはあまり取り方(ショット)の

名前を知らない。

 

「代表的なものはわかるんですけど、

そうじゃないものはあまり……(笑)。

 

撞いてるけど知らないショットが結構ありますし、

 

人の会話に付いていけないことがあります(笑)」

 

●2 雄介プロはクッションシステムを使わない。

 

「クッションは感覚でやってます(笑)。

 

多分僕、JPBFのプロの中で空クッションが

一番下手なんじゃないかなぁ」

 

…………

 

結論:それでも当たる。

 

もちろん、

圧倒的な練習量と実戦経験があるから、

取り方の名前やシステムを知らなくても当たる

(=正解のラインで撞ける)のであって、

 

スリークッション(3C)ビギナーや低点者が

真似して良いかというと、

そうじゃないかもしれません。

 

でも、広大な3C世界の

入口付近でうろちょろしている自分としては、

 

「そういうプロの人もいるんだなぁ」と

 

少しホッとしたというか癒やされたというか、

勇気付けられたのは確かです。

 

なにしろ、僕もショットの名前は知らず、

クッションシステムもわからないもので

(雄介プロとはまるで次元が違いますが)。

 

そういえば11年ぐらい前、

 

CUE'S誌の取材に対して、3Cの世界的名手である

トルビヨン・ブロムダール(スウェーデン)も

セミ・サエギナール(トルコ)も

 

「クッションシステムは使っていない」と

答えていた記憶があります。

 

ポケットビリヤードの世界で言うなら、

「マジシャン」「神様」

エフレン・レイズも「使わない」と。

 

3Cをやる方の、一体どのぐらいの人が、

クッションシステムユーザーなんでしょうか。

 

…………

 

……というやり取りもありつつ、

 

僕は時間にして20分ぐらい、

雄介プロと一緒に試合を観ていました。

 

少し会話を再現しましょう。

 

…………

 

――雄介プロは、この梅田プロvs界プロの

対戦をどう予測していますか?

 

「実績などから考えると

やはり梅田プロが有利でしょうか。

 

そして、梅田プロは終盤に崩れることが少ないと

思っています。最後まで集中して撞ける。

 

界プロとしては序盤にどれだけ当てて、

相手を引き離せるかだと思います」

 

――雄介プロは梅田プロに定期的に稽古を

つけてもらっていましたね。

 

「はい。一昨年とか去年の前半とかは、

自分が勝つこともあったんですが、

 

去年の後半から梅田プロが

一段と集中力を高めてきて、勝てなくなりました」

 

――梅田プロは試合で1.4~1.5点という

アベレージですから、

練習ではもっと当てるのでしょうね。

 

「はい、普段、

普通の調子であれば2点ぐらいだと思います。

状態が良ければそれ以上。

 

僕は状態が良くてやっと2点ですね」

 

――2点以上……すごい世界ですね……。

 

「僕が17歳の頃は梅田プロに

30点vs40点で撞いてもらっていたんですが、

 

その時に一度、

梅田プロに初球から25点ランを出された時には

泣きそうになりました(笑)」

 

…………

 

自分だったら泣きます、それは(笑)。

 

観る分にはどでかいハイランは最高ですが。

 

世界チャンピオンが師匠というのは、

そういうことなんですね。

 

 

<<<前の記事