2013年

9月

11日

〈BD〉飴色の先角

サウスウェストキュー
サウスウェストキュー

 

 

先日都内某店にビリヤードをしに行きましたら、

 

知り合いのプレイヤー・Aさんが

だいぶ古いキューを使っていました。

 

シャフトそのものも、先角も

骨董品みたいな飴色になっているので

古く見えただけかもしれませんが、

……いや、きっと古いはずだ。

 

あれっ? マイキュー、

それじゃなかったですよね? と僕。

 

「ええ、今まで自分が使っていたのを

人に譲ってしまったので、

 

これは人から借りているんです」とAさん。

 

アメリカンカスタムキューに

お詳しい方なら、

 

上の写真を見ただけでおわかりですね。

 

これはあの、日本でも人気のカスタムキュー、

『SOUTH WEST』(サウスウェスト)です。

 

このキューの持ち主は、

 

以前B.D.でも取り上げた、

あのGINA(ジナ)キューを使っている球仲間です。

 

(こんなサウスも持ってるなんて

知らなかったぜ……)。

 

その球仲間によると、

「80年代後半の作品って噂です」ということで、

 

本人も来歴にはあまり頓着せずに購入したようでした。

 

仲間は何代目のオーナーなんでしょうねぇ。

 

そもそも、サウスウェストの創業者・

ジェリー・フランクリンの作品なのかな?

(僕もそこまで徹底的には調べてません(^^))

 

さて、このサウスウェストですが、

 

内垣建一プロ(JPBA)が自身のウェブサイトの中で、

 

サウスウェストを評して「アースカラーが基調」と

言っていたと思いますが、まさにその通りの色合いですよね。

 

そして、シンプルなハギだけのデザイン。

 

驚いたのは、オリジナルのシャフトの状態が

まだすこぶる良いということ。

 

20数年は経っているだろうに……。

(※「シャフトは消耗品」などと良く言います)

 

借り主であるAさんもそれでバリバリ球を入れてましたし、

 

僕もちょっと撞かせてもらいましたが、

押し引きヒネリも普通に使えました。

 

打感もかなり良いです。

 

すごいな……。

 

借り主Aさんは、

 

「でも、僕はこれだけ変色しちゃってる

キューはなんだか安っぽい気がして、

それだけは好みじゃないんですよねぇ」

 

と言います。

 

僕はそこが良いんじゃないかなぁと

思ってしまう方なのですが(^^)

 

皆さんはどう思われるでしょうか。

 

※追記 この時代のサウスウェストキューの

先角は初めから黄色っぽい素材が使われているそうです。

 

少なくとも真っ白の状態からここまで

変色した訳ではないということがわかりました

(もちろん経年変色もあるようですが)。

 

その辺りに詳しい方が教えてくださったので

(ありがとうございました!)、

後日別記事を立てます。

 

…………

 

思えば、こういう飴色になった先角の

サウスウェストを、

 

今はもう引退してしまっている

あるプロが使ってたなぁ。

 

元気でいらっしゃるのかな。

 

あのキューはどうなったのかな。

 

……僕がこのサウスウェストを見て

一番初めに思ったのはそのことでした。

 

人をキューで思い出すようになったら、

一人前のビリヤード人と言えるのでしょうか。

 

なんでしょう、一人前って。