〈BD〉決戦は今週末。女流球聖戦挑戦者決定戦に臨む東西の代表にアンケート。東日本代表・南部めぐみ編

女子アマチュア最高峰の9ボール公式戦、

『女流球聖戦』。

今週末に最後の2マッチが行われます。

まず、9日（土）は「挑戦者決定戦」。

先日の東のA級戦・西のA級戦を勝ち抜いた、

東日本代表：南部めぐみ（なんぶめぐみ）

西日本代表：渡邊愛子（わたなべあいこ）

という2選手による一騎打ち。

勝利した選手が、

翌10日（日）の「球聖位決定戦」で、

現女流球聖位の梶原愛選手に、

ロングゲームで挑みます。

勝者が『第13期女流球聖位』になります。

この2つの戦いは、例年通り

大阪の『マグスミノエ』で行われます。

※今回は、新型コロナウィルス感染症の

状況を鑑み、大会参加者及び関係者の

安全面・健康面を考慮し、

一般の観戦者の入場は出来ないことが

決定していますのでご留意ください。

→ JAPAより

※「挑戦者決定戦」および

「球聖位決定戦」の

大会要項・経過・結果などは、

JAPA公式FBページまたは

JAPA公式サイトにて。

※YouTubeライブ配信はこちら

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この「挑戦者決定戦」に臨む

東西それぞれの代表に、

アンケートにご協力頂きました。

A級戦の感想や、本番を数日後に控えての

心境などを聞いています。

まずは、東日本代表の

南部めぐみ選手の回答からどうぞ。

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東日本代表：南部めぐみ（なんぶめぐみ）

出身・在住：高知県／埼玉県

所属店：『Tom’s』（埼玉）、『ストレートプール』（埼玉）　　　　　　　　

使用プレーキュー：『龍騰』（りゅうとう。シャフトはノーマル、タップは斬M）

所属連盟：なし　　　　　　　　　　　　　

ビリヤード歴：約13年

女流球聖戦参加歴：3回目

女流球聖戦でのこれまでの最高位：2018年、2019年共にB級戦敗退

全国または関東公式戦入賞歴：2021年『全関東ビリヤード選手権』準優勝

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◇ Q1：A級戦を勝ち抜いた感想を。

南部：準決勝からの延期を含め想定外の長い開催期間となりましたので（※BD注：女流東Aは運営都合で3月20日と27日、2日にわたって行われた）、無事に終えられた安堵の気持ちが強いです。「まだ途中！　これから！」と思っていますので、舞い上がる様な嬉しさと言うよりは「一歩近付いた」と冷静な気持ちです。

◇ Q2：A級戦の勝因とは？

南部：準決勝以降の延期と会場の変更が決定した時は、その日（3月20日）の『渋谷CUE』での緊張感や臨場感ある球聖戦全体の雰囲気と、自分の中での勢いが消えてしまうような感覚になり、一瞬不安がありました。それでも、27日の準決勝ではひとマス目から上手く集中でき、決勝戦へ進むことが出来ました。

決勝戦の上がりのマスは配置も地味に難しかったのですが、一球落とすごとにカメラの向こうで応援してくれている仲間の事が強く思い出され、「『2021 全関東』（※準優勝）の時の様な気持ちにはさせたくない。今度は絶対皆を喜ばせたい！」と生まれて初めて人の為に球を撞きました。なので、勝因は強い気持ちを保たせてくれた仲間の存在としか思えないです。

◇ Q3：本番をあと数日後に控えた現在の心境は？

南部：アマチュアにとってとても大きな舞台、私には初舞台。自分がどんなメンタルや状況に追い込まれるのか？　それが一番楽しみです。これまでに味わった事のないような感覚で球を撞く事になるのだろうなと想像していますが、今はまだ呑気にワクワクしています。

◇ Q4：今、どんな準備や練習をしていますか？

南部：代表決定から2週間で大阪なので、試合にまつわる準備に追われてしまい想像以上に忙しいです。その中でも、女子プロの方に『ブランズウィックメトロ』台で本番想定の練習をして頂き、中身の濃い貴重な練習はできました。毎日撞いた方がいいのかもしれませんが、元々環境的に月に5回程の球撞き時間ですので、ある意味普段通りです。試合後ドタバタしたので、体力回復・温存のためにもこれでちょうどいいのかもしれません。

◇ Q5：本番でどんなプレーを心掛けたいですか？

南部：これはもうシンプルに「自分のスタイルで球を撞く！」です。私にしか分からない色んな意味が含まれていますのでそれ以外の事は考えていません

◇ Q6：南部選手にとって女流球聖戦とは？

南部：数年前から漠然と「獲りたい！」と思い始め、定期的に興味が薄れることもありながら、それでもやっぱり「あの舞台で撞いてみたい！」と思っていました。アマチュアプレイヤーの気持ちを嫌でも惹き付ける独特な雰囲気と魅力のある特別なタイトルだと思います。代表になれて感じたのは、仲間の応援の熱量の凄さ。尚更に特別なタイトルなのだと再認識しました。今は「獲りたい！」ではなく「獲る！」と強い気持ちでいます。

（了）

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南部選手、ありがとうございました。

西日本代表：渡邉愛子選手の回答はこちら

※現女流球聖・梶原愛選手の、

初戴冠時（2020年）のインタビューは

こちら