3日~4日に行われた
2024年以来2度目の優勝を飾った
宮下綾香の談話です。
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――2度目の優勝。お気持ちを。
宮下:ホッとひと安心という感じですね。最後の決勝トーナメント(4名)にプロ(JPBF)は私一人だけだったので、意地を見せたいなっていう気持ちもありました。
――最後は6点ランで締めくくりました。ワンモアの縦返しを当てた瞬間は?
宮下:決勝戦の最後は集中できていたのか、あまりスコアを意識せずに撞いてたので、当たった瞬間はよくわかってなかったです。皆さんの拍手がわーっと響いていて、スコアボードを振り返って「あ、勝ったんだ」って。特に決勝戦は難しい試合だったので、ほんと「あぁ、終わった……」というだけでした。
――決勝戦はお互いに苦しい試合だったと思います。
宮下:はい、特にテーブルに苦しみました(苦笑)。どのテーブルも新(さら)ラシャの難しさがありましたけど、中でも(決勝戦で使用した)2番台テーブルは難しかったです。今日(2日目)も朝から2回撞いて2回とも難しく感じていて、やっぱり決勝戦も全然当たらなくて「なんで当たらないんだろう」って。ストローク、力加減、ヒネリとかの組み合わせの正解がわからないまま終わっちゃった印象です。当たらないとどんどん集中力も下がって行くし、「皆さんが見てくれてるのに、すごく時間がかかってるな」とか雑念も出てきたりして。
――どう立て直したんですか?
宮下:途中から「もう周りや時間は気にせず、自分の世界に入って図々しくやるしかないな」って思うようにしました。そう気持ちを切り替えたらちょっとだけ良くなった感じです。それまでは当たらなすぎて慎重になりすぎちゃってたと思うんですけど、頭を整理してシンプルに考えて、流れで行けるところは行くようにしました。
――それが最後の6点ランに繋がった。
宮下:そうですね。良い流れで3連続で空クッションを当てられて、「あ、今いいイメージで撞けてるな」と。スリーモアがかかってからも球を見てパッと決めて撞けたと思います。最後の縦返しは一瞬手球がクッションで開き過ぎちゃったかなって思ったんですけど、なんとか当たってくれました。
――2日間トータルで8試合しました。全体的な自己評価は?
宮下:決勝リーグから負け無しで優勝出来たのは頑張れた点だと思いますが、そこ以外は低いですね。テーブルコンディションが難しいのは難しかったんですけど、もうちょっとなんとか出来たんじゃないかと思うし、もっと当てたかった。それと特に初日はショットクロック(40秒)の使い方が下手で、時間に追われながら撞いた球も多かったです。今日は少しは上手く時間を使えるようになってたかなと思いますけど。
――2年前の初優勝の時と今回では勝利の味は違っていますか?
宮下:初優勝の時はすぐ泣いちゃって。だから、「次優勝したらガッツポーズするぞ」って思ってたのに、こういう展開だったし、最後は自分のスコアもよくわかってなかったので、今回もガッツポーズは出来なかったです(苦笑)。
――競技活動の中でこの『全日本選手権』という大会はどんな意味を持っていますか?
宮下:もちろん年間で一番の目標です。これに合わせて1年頑張ってます。
――初優勝からのこの2年間で、プレイヤーとして成長を実感することは?
宮下:自分では成長していると思いたいんですけど、この2日間を振り返るとそんなに変わってないのかも……と思います(苦笑)。
――今大会の前に右肘を痛めていた(肉離れ)とのことですが、その影響は?
宮下:痛みはまだあるんですけど、どちらかと言うと初日はそれを自分に対する言い訳に使っていたところがあったかもしれません。「強く撞くと痛いからしっかり腕が振れない。だからタイミングが合わない」みたいな。でも、ここで全力を出さなかったら意味がないですよね。昨日パパ(夫の宮下崇生プロ。全日本選手権者)からも「明日、骨折してもいいぐらいの気持ちでやってこい」と言われましたし、今日は、痛がらずにというか、痛いのも受け入れてしっかり腕を振るようにはしてました。
――わかりました。最後に今後の目標は?
宮下:今回優勝できたことで、今年の『アジア女子3C選手権』や『世界女子3C選手権』にまた行けると思うので、そこで一つでも多く勝ち進めるようにしたいです。その2大会をイメージしてここからまたコツコツ取り組んでいきます。今回も私を応援してくださった皆様、ありがとうございました。引き続き応援をよろしくお願いします。
(了)
※ 2025年『ワールドゲームズ』銀メダル獲得時のインタビューはこちら
Ayaka Miyashita
東京都出身
2011年JPBF入会
2006年&2007年『レディースオープン』優勝
2008年&2011年『アダム エメラルドカップ』優勝
2012年『世界女子3C選手権』(東京開催)3位
2024年『全日本女子3C選手権』優勝
2025年『アジア選手権 女子3C』銀メダル
2025年『ワールドゲームズ 成都』キャロム3C女子 銀メダル
2026年『全日本女子3C選手権』優勝(2度目)
所属店:東京都調布市『キューベスト』
使用キュー:ADAM JAPAN MUSASHI(シャフトはHAMA、タップはキングダイアモンド〈韓国〉)
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