〈BD〉増加傾向に? 2024年の「ビリヤード年間参加人口」の推計値は?

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2025年10月に刊行された

『レジャー白書2025』によると、

 

「2024年に日本国内で1回以上

ビリヤードをした人」の数(参加人口)は、

推計でおよそ「210万人」でした。

 

前年(2023年)から約60万人増えました。

 

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国内の「ビリヤード競技人口」を

調査・発表しているメディア・機関・

個人はなく、調べる手段もありません。

 

ですが、年1回発行の『レジャー白書』

(公益社団法人・日本生産性本部発行)では、

 

あくまで競技人口ではなく

「参加人口」という形ですが、

余暇実態の調査種目のひとつ

(全108種目)として

ビリヤードも扱っています。

 

2025年10月に

最新刊の『2025年版』が発刊。

※調査報告しているデータは2024年のもの

 

レジャー白書には、

様々なスポーツ・ホビー・レジャーに

「1年に一度以上参加した人数」

(参加人口)の推計値が出ています。

 

インターネット調査で

毎年約3,000サンプルを対象として

個人の余暇活動の実態を調べ、

推計人口を出すというやり方を

長年継続しています

(今年は有効回答数3,467)。

 

母数が少ないため、

特にマイナースポーツの数値は

実態からの乖離・振れ幅が大きいです。

※BDもここに記されている数字を

参考程度にしか考えていません。

 

ちなみに、

2024年の参加人口Top 5のレジャーは、

 

1:国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」/4,680万人

2:動画鑑賞(レンタル、配信を含む)/3,690万人

3:外食(日常的なものはのぞく)/3,450万人

4:読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)/3,280万人

5:音楽鑑賞(配信、CD、レコード、テープ、FMなど)/3,230万人

 

コロナ禍が収束に向かうに伴って

復調していた国内観光旅行が

2021年、2022年に続く3年連続の首位に。

 

2024年の余暇市場は約75兆円で、

前年比5.6%アップ。

これは2019年比で見ると104%の増加。

つまり、余暇市場は2024年に

遂にコロナ禍前を上回りました。

 

前置きが長くなりましたが、

本書から2024年のビリヤードに

まつわるデータを抜粋してお届けします。

 

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■2024年ビリヤード参加人口:

およそ「210万人」

 

2024年に

「1回でもビリヤードをした人」の

推計値です(実測値ではありません)。

 

昨年から60万人アップ。

余暇市場自体が増加傾向にあるので

ビリヤードも増えておかしくない訳ですが、

近年低調だった(あくまでレジャー白書では)

ことを考えると、これは嬉しい兆しです。

 

ただ、もともとこの調査の精度は

特にマイナーなレジャー・スポーツでは

高くないと思っていますので、

鵜呑みにするのは危険です。

 

そして、繰り返しになりますが、

これは遊びかスポーツかは関係なく、

『年に1回以上やった人』の数です。

いわゆる「競技人口」ではありません。

 

大型アミューズメント施設などで

遊びでビリヤードに触れている人達、

つまり「ライトユーザー層」を

イメージすると良いでしょう。


2003年からの

ビリヤードの年間参加人口の推移は

以下のようになっています。

 

2003年 670万人

2004年 670万人

2005年 710万人

2006年 550万人

2007年 530万人

2008年 530万人

2009年 920万人

2010年 830万人

2011年 370万人

2012年 460万人

2013年 330万人

2014年 500万人

2015年 280万人

2016年 230万人

2017年 270万人

2018年 270万人

2019年 260万人

2020年 180万人

2021年 210万人

2022年 140万人

2023年 150万人

2024年 210万人←New !!

 

トップ画像はこれをグラフ化したものです。

 

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2024年の他のビリヤードデータも
見ていきましょう。

 

■参加率:2.2%

※全回答者の中でビリヤードを

年に1回以上やった人の割合。

参考までにカラオケで「18.6%」。

 

※この参加率(2.2%)に、

余暇活動が出来る15歳~79歳人口

(9,692万人)を掛け合わせて、

参加人口を推計しています。


■年間平均活動回数:8.3回


■年間平均費用:24,800円

=1回当たり費用:約2,990円

※用具代は含まず、プレーフィーのみ

 

BDを定期的に見てくださっている

熱心なビリヤードプレイヤー・ファンの

皆さんは、年間費用も活動回数も

上記の数値とは桁違いのはずです。

 

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以下、『レジャー白書』出典ではない

別のデータです。

 

ビリヤード場ガイド』を

 

運営しているビリヲカさん調べでは、

 

国内のビリヤードテーブル設置施設

(ビリヤード専門店だけでなく、

総合アミューズメント施設含む)の数は、

1年前の「約1,553軒」から80軒ほど減って

「約1,474軒」だろうとのこと。

 

「ベトナム系、中国系の店舗の新規登録が

続いた1年でした」とのことでした。

 

……ということで、以上、

「『レジャー白書』に見る

2024年ビリヤード参加人口」でした。

 

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