9月23日(火・祝)、
東京・渋谷の『BAGUS 道玄坂店』で、
5回目となる『親子で学ぶビリヤード
~Experience Billiards!~』が
開催されました。
これはバグースが主催する
親子向けビリヤード体験イベント。
また、その後に続けて3回目となる
『親子ペアトーナメント』も開催。
その模様をレポートします。
…………
◇ 会場は『BAGUS 道玄坂店』。20組44名が参加
会場はこれまでと同じく渋谷にある
『BAGUS 道玄坂店』。
そして、参加した親子は
過去最多となる20組44名。
2023年9月開催の「第1弾」から約2年。
当時の参加者が「8組」だったことを思うと、
回を追うごとに恒例のイベントとして
定着しつつあることを実感します。
一般メディアで取り上げられたり、
ビリヤード好きのパパ・ママの間で
話題になる機会も増えていて、
「行ってみたい」「気になっていた」
という親子が多いようです。
今回が完全にビリヤード
初体験だという子供は全体の5割弱。
あとの4割強の子供は一度以上は
ビリヤードをした経験があり、
「プレー経験5回未満」が約3割、
「プレー経験5回以上」が約2割でした。
年齢は最年少が6歳で最年長が14歳。
中央値は9歳あたり。
今回も、台上に手が届かない
子供たちのための踏み台、
ハウスキューまたはハウスキューを
改造したショートキュー、
そして、ブリッジが組めない
子供たちのためのブリッジヘッドが
多数用意されていました。
インストラクターは5名。
画像左から、西尾祐・橋本友香・
土師理恵子・東條紘典・榎本純久。
加えて、多くのバグーススタッフ達が
アシスタントを務めていました。
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◇ 前半はレッスン&プラクティスタイム
『親子で学ぶビリヤード』の流れと内容は
第1弾から変わりません。
午前10時スタートで、
はじめの1時間が『グループレッスン』、
後半1時間が『ビリヤード検定チャレンジ』
という2部構成。
まず、『グループレッスン』では、
チーフインストラクターの西尾祐プロが
全参加者に向けて、キューの握り方、
ブリッジやフォームの作り方、
手球の撞き方、的球の落とし方という
基礎をレクチャー。
それから参加者は各テーブルに分かれて
実践タイム。1台のテーブルを2組の親子で
シェアしてショットを練習します。
ビリヤード初体験の子供たちは、
キューを逆手で握ったり、
ブリッジが「パー」だったり、
身体ごと「えいっ」と撞き出してしまったりと
我流で撞き始めてミス続き。
正しく手球を捉えることができていないので、
あちこちからミスキューの音がします。
でも、インストラクター達が
それぞれの子供に伝わる表現で
ブリッジとストロークを教えていると、
だんだんと撞点とタイミングが合い、
力みも取れて、手球が狙った方向に転がるように。
30分もすると、多くの子供が
短い距離の真っ直ぐの的球を
ポケットに入れられるようになります。
中には、あまりにきれいに的球を
シュートできたことに自分でびっくりしたり、
ポカーンとしている子供もいますが、
パパ・ママとインストラクターに褒められて
「えへへへ」とはにかんでいます。
インストラクター・橋本友香・談:
「今回初めて参加しましたが、どの親子も楽しそうに撞いておられて、ビリヤードの明るい未来を見た気がしました。『親子で学ぶビリヤード』はお子さんのビリヤードデビューにとても良いイベントだと思います。私はインストラクターとして普段から幅広い年齢層の生徒さんに教えていますが、特にお子さんやビギナーへのレッスンは『おさえつけないこと』を大事にしています。なんでも物事は『あんなふうにやりたい』『ああなりたい』という憧れや感動から始まるものですよね。ですから、『こうしなければいけない』『こうしなさい』ではなく、『こうした方がもっと上手くできるよ』という感じで、生徒さんが自分で進んでやりたくなるようなアドバイスを心掛けています』
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◇ 後半はビリヤード検定にチャレンジ
『親子で学ぶビリヤード』の後半は、
親子で10個のショット課題に挑戦する
『ビリヤード検定チャレンジ』。
こちらも毎回恒例のプログラムで、
手球だけを真っ直ぐ撞く
「ストレートショット」や
「バンキング」などのシンプルなショットから、
ストップショット、カットショット、
3レールキック、サイドバンクなど、
ある程度以上の技術と知識が
必要なものまで、難易度には幅があります。
……といっても、子供たちは
難しい・易しいなんて意識していません。
次々にセットされる課題配置を見ながら
「早く撞きたい!」という顔で
ソワソワウズウズしています。
試技(3回)を始めると、
いつ覚えたの? とこちらが思うような
鋭いキュー出しでいきなり成功させたり、
撞き方は怪しかったけれど
ミラクルショットを決めて大はしゃぎしたり。
1台を2組の親子でシェアしているので
子供たちが交互にショットするのですが、
競争心に火が点いて、
途端に真剣モードになった子供もいました。
上手く撞けずにガクッとうなだれたり、
悔しさのあまり泣き出したり。
かと思えば、成功しても失敗しても
ニコニコ笑いながらエンドレスで
撞き続ける子供もいて、
とにかく活気に満ちています。
もし「ビリヤード学級」があったとしたら、
それはきっとこんな光景なんだろうという
賑やかで熱っぽい空間が広がっていました。
と同時に、これだけ子供たちを
熱中させてしまうビリヤードって
やっぱりすごいんだなと実感しました。
……ということで、
今回もあっというまに2時間が経過。
最後にインストラクター陣が
一人ずつトリックショットを披露して
お開きとなりました。
ここで2組の親子の感想を。
Hくん:
「今日は楽しかったです。バンクショットを決められて嬉しかったです。また来たいです」
Aさん:
「私もとても楽しかった。カットショットができて良かったです。もっとビリヤードがしたいです」
パパ(かとうさん):
「バグースのXを見てこのイベントを知り、最近行っているお店のプロにも勧められて来てみました。こういうイベント自体少ないので貴重な機会だと思って参加したのですが、インストラクターの方々が優しく丁寧に教えてくださり、とても楽しめました。機会があればまた参加したいです」
Nさん:
「…………」(検定でのミスが悔しい様子)
パパ(栗原信祐プロ):
「あははは。負けず嫌いですね。娘は今までうちのお店や自宅の小さいテーブルでたまに転がすぐらいで、2時間も撞いたのは初めてでした。小さい子たちが集まるビリヤードイベントはめったにないので前から来たいと思ってましたし、娘にも見せたかった。こんなにたくさんの親子がいて、ビリヤードの楽しみ方も色々なんだなと勉強になりました」
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◇ 午後は3回目の『親子ペアトーナメント』
最後の画像が優勝の「いしまつ」親子
『親子で学ぶビリヤード』の1時間後、
13時から『親子ペアトーナメント』が
開催されました。
参加したのは7組の親子。
『親子で学ぶビリヤード』に続いて
参加した親子もいれば、
このトーナメントだけ参加した
親子もいました。
種目は「スピード8ボール」の
2ラック先取方式(親子1ショット交代制)。
スピード8ボールは、定番種目の
「8ボール」をアレンジした簡易ゲーム。
通常15個使う的球を9個に減らしています
(ローボール4つ/ハイボール4つ/8番ボール)。
予選はダブルイリミネーション
(=敗者復活あり)で行い、4組を選出。
そして、決勝ラウンドは
シングルトーナメントで準決勝からスタート。
決勝戦は、
『親子で学ぶビリヤード』から参加していた2組、
「いしまつ」親子 vs 「かとう」親子の勝負に。
参加者とスタッフを和ませる掛け合いと
ナイスショットを見せていた
「いしまつ」親子が勝利し、初優勝を飾りました。
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最後にチーフインストラクターの
西尾祐プロから、
『親子で学ぶビリヤード』について
コメントをいただきました。
チーフインストラクター西尾祐プロ・談:
「おかげさまで『親子で学ぶビリヤード』は5回目を迎え、一般メディアで取り上げていただくことも増えて、認知度が高まってきていることを実感しています。実際、今回は初めてご参加いただいた親子、初めてビリヤードをした親子、初めてバグースに来られた親子も多く、我々が理想とする形に近付いてきているという手応えがありました。ある親御さんは『このイベントをきっかけに自分もまたビリヤードを再開できたし、子供にもビリヤードを教えられた』とおっしゃっていました。今後もそんな方にもどんどんご参加いただきたいです。
イベントの内容や進行は初回から変わっていません。『基礎を学ぶ(グループレッスン)』『課題に挑戦する(ビリヤード検定)』、この2部構成で楽しく真剣にビリヤードを体験していただけると思います。今回もビリヤード検定では泣いているお子さんが何人かいましたが(笑)、成否がはっきり出るのはビリヤードの良いところ。だからこそ、できたらとても嬉しくなります。
個人的な理想を言えば、もっと多くの親子にビリヤードを教えたいという願望はありますが、今は現状の参加人数・時間・レベルがちょうどいいのかなと思います。ビリヤード界やバグースに、目に見えるような良い影響が現れるまで10年はかかると思いますが、なによりもまず、このイベントを未来への種蒔きと考えて継続していくことが大事だと考えています。今後も多くの方にご参加いただければ嬉しいです」
(了)
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