ヨーロッパが4年連続で勝利した
昨年12月の欧米9ボール対抗戦
『Mosconi Cup』（モスコーニカップ）。
その「ベストショット集」と
「ハートブレイクショット集」、
2本の動画がアップされました。
大会主催のマッチルームプールの
スポンサー企業でもある
KAMUI Brandが作っています。
2本とも多くのショットが
コンパクトに編集されています。
ぜひご覧ください。
傷心ショット集の1つ目、
俗に言う「たこやき」
（入れた的球が飛び出てくる現象）は、
かなりのレアシーン。
撞いたD・アルケイドに責はありません。
ただ不運だったと言うしかないです。
しかし、映像としては
最高にキャッチーでした。
この2本の動画、視聴環境が許すならば、
ぜひ音声は「オン」で。
ショットの成否に対して、
ギャラリーがダイレクトに
反応している様子が伝わってきます。
モスコーニカップは
マッチルームの他の主催大会と比べても
飛び抜けてエキサイティング。
1球1球お祭り騒ぎです。
キャロム（スリークッション）や
スヌーカーのメジャーイベントでも
ここまで熱狂的で騒々しい
雰囲気にはなりません。
（スヌーカーのプロイベントは
観客動員数が桁違いに多いので、
ちょっとしたどよめきや拍手が
すごく響きますが、選手のミスを
囃し立てるような空気ではありません）
このワイルドな盛り上がりの理由は、
モスコーニカップが、ビリヤードでは
少ないチーム戦形式であることと、
9ボールという種目の
シンプルでわかりやすいゲーム性も
大きく影響しているように思えます。
マッチルーム
（＝WNT. ワールドナインボールツアー）は
すでに優良コンテンツに
育てあげたダーツと同じように、
このわかりやすさを武器に、
9ボールのメジャー化
（マスコンテンツ化＝視聴者増加）を
推し進めていきたいのだろう。
そう再確認した映像でした。
1980年代以降、アメリカでは
様々な企業・団体が9ボールの
メジャー化に注力しましたが、
成功したとは言えません。
マッチルームは壁を超えられるでしょうか。
…………
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