〈BD〉「秋〜冬に3回優勝して締めくくれたので良い1年でした」――GPE-7優勝・羅立文の談話

 

10日(日)の

GPE-7 in BAGUS川崎店』で

今季GPE2勝目、プロ公式戦3勝目を挙げた

羅立文(ロ リウエン。JPBA)。

 

表彰式直後の談話をお届けします。

 

…………

 

――優勝の感想からお願いします。

 

羅:今回は全体的に自分の状態はそんなに良くもなく悪くもなく普通だったと思います。決勝戦はブレイクが決まらなかったし、自分もミスをしてしまってシーソーゲームになりました。内容的には反省点が多いですね。

 

――今回初めてチェスクロックが導入されましたが、今まで羅プロは使ったことはありましたか?

 

羅:チェスクロックは初めてでした。でも、最近はお店(横浜『POOL LABO』)で練習する時に(デジタルスコアボード『Billizone』の)ショットクロックを使っているので、時間制限のある試合にもそれほど抵抗はありません。

 

――プレーしながら自分でタブレットを触る(タイマーの操作をする)のも問題なかったですか?

 

羅:今日は私も含めて皆初めてだったから、タイマーの押し忘れとかは結構あったと思います。でも、慣れれば大丈夫。今後のためにもプロ達が時間制限のあるフォーマットに慣れるのは大事だと思います。早く判断してプレーすることが当たり前になれば、プロ全体のスキルアップが期待できると思います。今日の私は判断がまとまらないまま急いで撞いてしまった球もありましたけど(笑)。

 

――自分のプレーで良かったところは?

 

羅:ミスも多くて技術的には反省点が多い1日でしたけど、自分の感情のコントロールは悪くなかったと思います。変なミスをした時やシーソーゲームになって苦しくなった場面でも落ち着いてました。もちろんミスの直後はモヤモヤしてるんですけど、苦笑いするだけにしたりして、なるべく表に出さないようにしてました。

 

――決勝戦(vs 照屋勝司)はお互いにセーフティが多くなり、我慢比べの展開になりました。

 

羅:そうですね。最初は2人とも良い取り切りがあってまずまずのスタートが切れました。でも、途中からブレイクが決まらず良い配置にならなくて、プッシュアウトやセーフティが多くなりましたね。「これはマスワリ合戦じゃなくて我慢比べになるな」と覚悟していました。中盤は私が1、2点リードしながら進んでましたけど、「相手に点を取られてイーブンになるだろう」という想像もしていたし、追い付かれても冷静でいられるように気持ちの準備もしていました。

 

――最後(第14ラック)は、相手の8番ミスから3球を取り切って上がりました(羅 8-6 照屋)。

 

羅:8番と手球は近かったし、9番も10番もフットスポット付近にあったので、配置を見て「これは問題なく取り切れるな」と確信しました。

 

――これが今年のGPEで2勝目(GPE-6と今節)。GPE年間ランキングで4度目のMVP(2012年、2021年、2022年、今年)に輝きました。

 

羅:すごく嬉しいです。今年のGPEは土方(隼斗)プロが3戦連続優勝でスタート。私は追い掛ける形になりました(GPE-2~GPE-4で3連続準優勝あり)。ギリギリのところで逆転できて嬉しいです。

 

――2023年を振り返ると?

 

羅:最後の3ヶ月で3回優勝できて(『北陸オープン』、『GPE-6』、『GPE-7』)1年を締めくくることができてとても良かったです。今年の前半はいまいちなパフォーマンスだったと思いますが、秋からちょっとずつ状態が上向いて来た感覚があります。このまま2024年も日々の練習の中で自分のプレースタイルや戦い方、フォーマットとその対策などを研究し続けて、自分のスタイルをもっと整えていきたいと思います。

 

――2024年の目標は?

 

羅:WPAとマッチルームの問題もあるので様子を見ながらになりますけど、国際大会に出来る限り出たいですね。来年は台湾(※羅プロの母国)やアジアでも多くの大会が行われます。全てに出るのは難しいですけど、日本の大会を中心にスケジュールを組み立てて、行けるものには出たいです。

 

――最後に、応援してくれる人達へ一言。

 

羅:ビリヤードファンの皆さん、今年も1年お疲れ様でした! いつも試合会場に足を運んでくださってありがとうございます。ビリヤードのプロやビリヤードのプロ公式戦は、ファンの方々、アマチュアプレイヤーの方々、スポンサー様方、運営の方々がいなければ存在しません。もちろん私のお店の皆さんや家族、ファンの皆様にも日々感謝しています。2023年もたくさんの応援と声援をいただきありがとうございました。2024年もぜひ試合会場に来てください。そして、私達プロに声を掛けてください。皆で一緒にビリヤードを楽しみましょう!

 

(了)

 

Lo Li-wen 羅立文 ロ リウエン

1978年7月10日生

台湾出身・神奈川県在住

JPBA43期生

JPBA年間ランキング1位・2回(2010年、2022年)

『全日本14-1選手権』優勝5回

『北海道オープン』優勝3回

『関東オープン』優勝3回

『関西オープン』優勝2回

2023年『北陸オープン』優勝

『グランプリイースト』(GPE)では通算18勝

2010年『USオープン10ボール』準優勝

2015年~2017年『アジア選手権』3連覇

2016年『ワールド14-1』3位

他、優勝・入賞多数

神奈川県横浜市『POOL LABO』代表

Supported by UK Corporation、キューショップジャパン、ココカラダ

使用キューは『ZEN』(ゼン) 

 

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