〈BD〉スペインラウンドのちょっと裏側 by 吉岡正登

 

約2週間で合計3つ、

プール(ポケットビリヤード)の

国際大会が行われるスペイン・ルーゴ。

 

日本時間21日現在、9ボール個人戦

『第1回 スペインオープン』の

Day1が終わったところです。

 

この後、9ボールジュニア

『FSRジュニアオープン』が

23日から始まり、

 

27日からは9ボールペアマッチ

『第16回 ワールドカップオブプール』が

行われます。

 

『スペインオープン』と

『ワールドカップオブプール』に出場する

吉岡正登プロ(JPBA)が、

ルーゴの街と大会会場の様子を

教えてくれました。

 

…………

 

吉岡正登・記:

 

Hola~! スペインからこんにちは。吉岡正登です。

 

1枚目~2枚目:乗り継ぎのカタール・ドーハ空港にて。えらく綺麗になっていたエリア

3枚目~5枚目:賑わいを見せるマドリード空港で。スペインでの初の食事はカラマリ(イカフライ)。美味

6枚目:サンティアゴ空港到着。タクシーは争奪戦でした。ここから1時間山間部を走って開催地のルーゴへ

 

 

今回の『スペインオープン』と『ワールドカップオブプール』が開催される北スペインのルーゴまではかなり長い道のりでした。

 

まずは自宅のある大阪・関西空港から羽田空港まで国内線。そこで大井直幸プロと合流して、11時間半かけてカタール・ドーハ空港へ。乗り継いでスペインの中央にあるマドリード空港まで7時間半。

 

ここまでで丸1日かかり、そこからスペイン国内線に乗って1時間ほどで西の端、サンティアゴ空港へ。そして、最後はタクシーに乗ってルーゴまで1時間。合わせて37時間の道程でした。

 

幸いにも深夜発の深夜着だったので時差ボケはほぼなく、到着したその日は疲れ果てて9時間寝ました。『スペインオープン』本番の前々日着だったので、初戦までには体調は整えられました。

 

ルーゴの気候は、朝晩は少し羽織るものが必要ですが、日中は半袖で過ごせて全体的にはとても過ごしやすい季節です。ただし、日が落ちるのが大体夜の10時頃なので、日本の感覚だと少しおかしくなります。

 

…………

 

 

今回は約2週間の滞在ということで、ホテルではなくAirbnb(民泊)を選択。大井プロとは過去何度か同じ形で宿泊していますが、下手をすればホテルよりも安く泊まれて、キッチンや洗濯機がある部屋で快適に過ごすことができます。今回は運営サイドから紹介されていたホテルよりも少し高くなりましたが、立地が最高で部屋も広くて大正解でした。

 

 

僕らの宿は、ローマ時代に建設され世界遺産にもなっている城壁(『ルーゴのローマ城壁』)に囲まれた旧市街の中にあり、目の前にはメイン広場があって観光地としても有名なようです。裏手にはルーゴ大聖堂をはじめ古いヨーロッパ建築がたくさん残っており、すごく素敵な場所です。

 

この城壁の内側には飲食店はもちろん、スーパーやちょっとした市場、薬局や洋服屋など何でもあります。学校もあって子供たちが多く、いつも賑やかな街です。お店の店員さんもみんな明るくとても良い接客をしてくれます。日本以外でこんなに気持ちの良いサービスを受けたことはないかもしれません。一気にスペインが好きになりました(笑)。

 

 

スペインでの楽しみの一つだった食事ですが、やはり想像通りのクオリティーで、数回外食しましたが、どれもが美味しかったです。そして、どのスーパーでも生ハムが買えますが、まだ食べていないので今回の滞在中に堪能したいと思います。

 

ただ、専属シェフ(?)の大井プロが宿で作る料理も美味しいし、やはり自炊した方が安く済みますので外食はたまにという感じです。

 

…………

 

 

会場はルーゴ国際会議場という所で、宿から徒歩15分ほど。歩いてちょうど良い距離なのですが、高低差が80m近くあるみたいでなかなかきつい坂道です。行きは良い良い帰りは……しんどいです(汗)。公式ホテルに宿泊しているプレイヤーは送迎バスで来ていました。

 

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↑最後の画像はチームジャパンとチームチャイナ。中国選手達は中央の呉珈慶をはじめ、皆久しぶりにマッチルームの国際大会に出て来ました

 

 

大会前日のプラクティスタイムで撮った画像をいくつか。会場内のレイアウトはマッチルームのいつもの「それ」で、広々とした空間にプラクティステーブルを含めると30台ほどが設置されています。照明も暗めで雰囲気はGOOD。プレイヤーの方には一度で良いからこの素晴らしい空間を味わってみて欲しいです。

 

 

テーブルセッティングも近年のマッチルームの大会と同じです(※ダイヤモンドPRO-AMテーブル×シモニスグレーラシャ×アラミスブラックボール)。ポケットは4インチ(10.16cm)でかなり狭いです。新ラシャと言えどもかなり渋く、正確に撞かないと的球が穴前に残ります。そんじょそこらの技術では取り切るのはかなり困難だと思います。これぞ世界トップレベルのコンディションといった感じ。

 

まずは個人戦の『スペインオープン』を戦い、その後続けてペア戦の『ワールドカップオブプール』。

大井プロとのコンビも3回目なので、大いに期待していただき、日本からたくさん声援を送ってもらいたいです。頑張ります!

 

(了)

 

※吉岡プロのSNSでも現地情報が発信されています。

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6/17 大井 & 吉岡が参戦。2023スペインラウンド

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