〈BD〉『プエルトリコオープン』のちょっと裏側 by 吉岡正登【動画あり】

Photo : Masato Yoshioka 2022 ※以下全て
Photo : Masato Yoshioka 2022 ※以下全て

 

8日間で合計4つのプール

(ポケットビリヤード)の

国際大会が行われているプエルトリコ。

 

その一つ、

プエルトリコオープン』を

終えたばかりの吉岡正登プロが

現地の様子を教えてくれました。

 

吉岡プロは間もなく

8ボール世界選手権』をプレーします。

 

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吉岡正登・記:

 

プエルトリコからこんにちは。吉岡正登です。

 

すでに『プエルトリコオープン』は終わり、僕は17位タイでした。間もなく同じ会場で『8ボール世界選手権』が始まりますが、その前にこれを書いています。

 

乗り継ぎの台湾の空港にて。人は少なかったですが、台湾〜ニューヨーク便の搭乗率は80%以上と多かったです
乗り継ぎの台湾の空港にて。人は少なかったですが、台湾〜ニューヨーク便の搭乗率は80%以上と多かったです

 

今回の渡航ルートは、地元・大阪から、関空→台北→ニューヨーク→プエルトリコ。当初の予定ではトータル30時間でした。

 

ニューヨークでの乗り継ぎ時間は3時間弱ありましたが、入国審査が長引いて、予定していたプエルトリコ行きの便に乗れずに焦りました。でも、6時間後の便に振り替えてくれたので、試合前日の昼には到着できました。この辺のトラブルにはもう慣れました(笑)。

 

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僕は初プエルトリコです。こちらの気温は最高30℃ぐらい、最低25℃ぐらいで昼夜の寒暖差はほぼありませんし、最高気温も高過ぎないのですごく過ごしやすいです。

 

ただし、季節も関係するのか時折雨がザーッと降ります。1日での天候が移ろいやすく、快晴と曇天を3回繰り返す日もありました。

 

物価はアメリカ遠征時の感覚からするとかなり安いです。9月のオーストリア・クラーゲンフルトと似た印象を持ちましたが、想像の範囲内というところ。それでも円安の分だけ少し高く感じますが……。

 

食事はハンバーガー、ピザ、ステーキ、SUSHI(日本の寿司はもはやワールドスタンダードでどこにでもあります)など何でもあります。飲食店などお店の店員さんも皆笑顔が多くて良い接客をしてくれます。

 

街には高い建物も多く、想像していたよりも都会感がありました。高速道路のような道路もありますが、夕方のピーク時の渋滞はすごいです。

 

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今回はサンファンという街の中心地で民泊しています。大井直幸プロとアメリカで度々お世話になっているマットさんとシェアハウスで滞在しています(マットさんの奥さんも来る予定でしたが急遽来られず……)。周りにスーパーもたくさんあって食材を買って調理もできます。

 

今回はレンタカーを借りているので街の至る所に気軽に行けます。初日などは少し遠い場所にあるビーチまで行きました。滞在している家からも15分歩けば別のビーチに行けます。やはり海がそばにあると開放感があって気持ちが良いですね。日本で言えば沖縄にいる感じですかね。

 

会場までは5、6kmあるので歩くのは難しいですが、車だと10分で着きます。

 

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2枚目の画像はプレイヤーズミーティング時。すぐ手前にスペインチームがいました。

最後の画像(小さな子どもが写っている画像)はアマチュアトーナメントエリア

 

 

皆口々に言ってますが、「今までのどの会場よりもビッグスケールだ!」と僕も思います。

 

まず、外観が壮観で素晴らしい。内部もご覧のようにきれいで開放感があります。テーブルはゆったりめには配置されていますが、少し隣のテーブルと干渉する場面はあります。

 

暑い国の試合会場ではよくあることですが、会場内はしっかり空調が効いていて、特に夜の試合はだいぶ寒く感じました。最後のR・ゴメス戦はその辺も少し失敗したなと思っています。日本のプロ達は上着を着たり(赤狩山幸男プロ)、カイロを持っていたり(平口結貴プロ)と対策をしていました。

 

このコンベンションセンターは3階建てで、今回は3階部分を使用しています。向かいにはライブ会場や飲食店が多数入る別の大きな建物があって、その周りにはたくさんホテルがあります。

 

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テーブル関連はこのプロツアーの他の大会と同じく、PREDATORの製品で統一されています。

 

全台バラバラのコンディションで、湿度が高いからかクッションが結構跳ねてて難しいテーブルが多いです。新ラシャにしては引けないしポケットも甘くない。タフなコンディションだと思いました。8ボール世界選手権ではもっと苦労するでしょうね。

 

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僕は『プエルトリコオープン』はベスト32で敗れました。上述したようにコンディションの把握が難しく、テーブルを支配できたって感じはありませんでした。

 

ただ、このフォーマットは1セット(4点)取れればシュートアウトに持ち込めるので勝つチャンスが出て来る。トップクラスの選手でもシュートアウトになればみんなプレッシャーを感じるし、ミスもあります。

 

僕は1試合目2試合目目とシュートアウトが結構入っていたので、感触は良かったです。が、ベスト32のゴメス戦はどうも噛み合いませんでした。

 

また、試合開始時刻は一番早い試合なら10時スタート、遅い試合は21時スタートとだいぶバラバラで、調整の難しさもあります。8ボール世界選手権では自分のコンディションをしっかり合わせていきたいです。

 

(了)

 

※ 吉岡正登プロのブログにもプエルトリコ遠征記が掲載されています。

 

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○ プエルトリコオープン関連記事:

 

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11/17 大井、吉岡が勝者最終へ。Day2終了

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