〈BD〉ストリックランドの『モスコーニカップ』メンバー選出時コメント。アルケイドのコメントもあり

11月30日～12月3日に、

ラスベガスのカジノホテル『バリーズ』で

開催される29回目の

『Mosconi Cup』（モスコーニカップ）。

先日のこの記事のように、

アメリカチームの最後の1枠は

ワイルドカード（監督推薦）で、

現在61歳、大ベテランの

E・ストリックランドに決まりました。

9年ぶり15回目の出場です。

今なお多くのフォロワーと影響力を持つ

アメリカのビッグボス、「スト様」。

昨年は大会直前にコロナ濃厚接触者になり、

出場出来なくなりましたが、

今年はきっと大暴れしてくれるでしょう。

大会主催のマッチルームプールの

ニュースページに掲載された

コメントを抄訳してお届けします。

スリックランド・談：

「昨年は（急遽出場できなくなり）信じられないような年だったけれど、ああいうこともあり得ると思っていた。皆がパンデミックの影響を受けていたし、起こるべくして起こったことだ。とはいえ、再びチャンスを得られて嬉しい。もしかしたら、アメリカ代表になるのはこれが最後になるかもしれない。もし最後になるなら、このチャンスを最大限に生かして自分の全てを見せたいと思っている。

再びアメリカチームに戻って来られるとは信じていなかったし、こんなチャンスが再び訪れるとも思っていなかった。でも、ナインボールワールドランキングで（ポイントを稼いで）チームメンバーに値するプレーを続けていれば、いつか戻って来られると信じていた。最近はいいプレーができるようになってパワーがみなぎってきた。この年齢（61歳）で、こんな1年を過ごした後に、アメリカを代表してプレーする機会を得られたことを光栄に思っている。ベテランの域を越えたとはいえ、私のプレーはまだまだ健在でブレイクショットの状態もいい。

コロナから回復したばかりで（10月にコロナ陽性となり療養。『USオープン』も欠場した）、まだその副作用が残っている。プレーにも影響があったが、モスコーニカップが始まる頃には問題はなくなっているだろう。フィジカルトレーニングも以前のようにはできてないが、少しずつ再開している。ここ数日は毎日ランニングとベンチプレスをしている」

…………

欧州チームの5人目に選ばれた

D・アルケイドのコメントも

載せておきます。

アルケイド・談：

「欧州チームの一員になることは本当に素晴らしいことで、言葉では表せない。毎回プレイヤー冥利に尽きるし、特に今回は弟分のフランシスコ（・サンチェスルイス）と同時にメンバー入り出来たのでなおのこと素晴らしい。2人揃って欧州チームに入ることは僕らの夢だったが、今それが叶った。持てる全てをチームのために捧げたい。この機会を逃すことなく、スペインにカップを持って帰るために全力を尽くすよ」

…………

『Mosconi Cup』（モスコーニカップ）は、

9ボールで行う、5対5の

ヨーロッパ vs アメリカの対抗戦です。

プール（ポケットビリヤード）界で

最も興行として成功している

TVイベントで、

TVテーブル1台のみで、

シングル戦とダブルスマッチの

ショートゲームを順々にこなしていきます。

昨年（2021年）度大会は、

ヨーロッパが11-6とアメリカを圧倒。