〈BD〉『USオープン』(アトランティックシティ)渡航日〜Day1のちょっと裏側 by 吉岡正登

↑この動画は吉岡プロ撮影ではありません。会場設営の様子のタイムラプス

 

 

 

アメリカ東海岸ニュージャージー州

アトランティックシティ開催中の

9ボールメジャーイベント、

『USオープン』。

 

昨年に続き今年もUSオープンに

参加している吉岡正登プロが

渡航日~Day1の様子を

教えてくれました。

 

※昨年(2021年)の

アトランティックシティの様子はこちら

 

…………

 

1枚目:乗り継ぎのモントリオール空港で照屋勝司プロ(左)と

2枚目:会場のあるホテル『ハラーズ』。宿泊もここで

3枚目:ホテル内のレストランでハンバーガーを

 

 

吉岡正登・記:

 

アトランティックシティからこんにちは。吉岡正登です。

 

地元からおよそ丸1日で到着しました。今回はエアカナダのチケットが安くて、行きはモントリオール乗り継ぎでフィラデルフィアへ。帰りはトロント経由の便を取りました。

 

裏話ですが、成田→カナダ→アメリカのチケットに伊丹→羽田間をプラスしたチケットをセットで購入したら10万円安くなりました。仕組みは分かりませんがラッキーでした(笑)。

 

今回はJPBAの照屋勝司プロ、そして日頃からお世話になっている『日勝亭』社長であり元JPBAプロの銘苅(朝樹)さんとともに渡米しました。銘苅さんはUSオープンで2007年に3位の成績を収められたことがあります。

 

フィラデルフィア空港からアトランティックシティへはUberで1時間ほどですが、今回は空港で「Uberより安く行くよ」としつこく声を掛けてきた黒人さんの車(俗に言う白タク)で移動しました。1人だったら危険なのでまず乗ってませんが……結局はよく喋る良い人で無事に会場のハラーズホテルに到着しました。

 

…………

 

大会前日。会場ロビーでプレイヤーパスを受け取る選手たちの長い列

 

 

大会前々日(8日)の夜に到着したので、一晩休んで翌日(9日。Day0)は調整日。選手登録をし、会場で練習して、買い物に出掛けました。

 

去年も同じホテルだったので、ホテル内やアトランティックシティの街のことは大体分かります。会場はホテルと繋がっている「カンファレンスセンター」と呼ばれる大きな建物内の大広間。

 

去年は2階でしたが、今回は1階です。ホテルの部屋から5分以内に着くのでかなり楽です。いつかのUSオープンではホテル内を20分以上歩かないといけなかったのでここは重要なポイントです。今年は用品ブースが増えて5、6軒出ています(下の方に画像があります)。

 

大会前日、設営の最終段階の会場。3枚目は会場レイアウト。今年は会場の隅に常設プラクティステーブルが合計8台ある(図の左上と左下)

 

 

会場のレイアウトは去年と全然違います。まず練習テーブルとして会期中ずっと8台が選手のために開放されています。これはかなり有り難いです。

 

試合用テーブルは全部で26台、それとベスト16から使用される予定のメインTVテーブルがあります。これはいつも通りですが、全体の照明は暗めで雰囲気は抜群にカッコ良いです。

 

前日練習の風景。E・カチや車椅子トッププレイヤーのH・ラーソンの姿も

 

 

前日はまだ全台設営が終わっていなかったので、12台ほどを1人30分ずつ交代で練習していました。ここで、アメリカの試合を転戦していた大井直幸プロ、そして岡山から来られたアマチュアの冨高さんと矢尾さんに会いました。

 

…………

 

アトランティックシティ駅前にあるショッピング街とそこで買った飲み物。アメリカではハンバーガーを食べることも多い

 

練習を終えてからアトランティックシティの中心街まで買い物へ行きました。これは海外遠征で現地に着いたら必ず初めにすることです。

 

というのも、ホテル内の売店で売っている物は全て高いです。例えば500mlぐらいの水が5ドルとか(今のレートだと700円ぐらいですね)。でも、街のスーパーで買えば日本と変わらない感覚で購入できます。なので、1週間分の飲み物や非常食類を購入しに行くのです。

 

日本からもカップ麺などは持参しています。あと、個人的にはいつもご飯を炊ける道具も持って行ってます。特にアメリカは食べ物がファストフードに偏りがちで、味が一辺倒になりやすいので、日本食は恋しくなりますし、食べると力が出ます。とはいえ、今回も3日連続ハンバーガーを食べてますが……。

 

ちなみにアトランティックシティの街はあまり綺麗とは言えず、どこか寂れた印象があり、治安は良くなさそうです。ホテルの中だけ煌びやか……みたいな。ビリヤードの国際大会が開かれることの多いラスベガスの街とはちょっと違います。

 

…………

 

Day1。ホテルからコンコース、ロビーのブース、そして会場内までの光景

 

さて、10日の朝に大会が始まりました。今回はいつもと違う試合進行の仕方で、ダブルイリミネーションラウンドはトーナメントの山を大体2つに分けてそれを1日目と2日目に分けて進めていきます。

 

日本人選手も3人ずつ分かれていて、

 

Day1登場:吉岡・銘苅選手・矢尾選手

Day2登場:大井プロ・照屋プロ・冨高選手

 

……こんな感じでした。

 

 

ちょうど1日目が終わった段階でこの記事を書いているのですが、僕は2連勝できて明後日(Day3)の勝者最終へ進みました。相手はドイツのJ・フィラー選手(2019年USオープンチャンピオン)。相手にとって不足なさ過ぎです。初対戦ですが、ストレートでベスト64へ進めるように頑張ります!(日本時間13日0時30分~。Table1〈無料ライブ配信〉予定)

 

テーブルコンディションは「いつものマッチルーム主催のダイヤモンドテーブル」といった感じなので、とても撞きやすい印象です。ポケットは狭めですが、ラシャが新しいのである程度球質に気を付ければ滑って入ります。

 

平(ひら)が重めな感じですが、しっかりキューを出せるので調子に乗れば問題なし。この後試合が進むにつれてコンディションも変化して行くと思うので、そこを敏感に察知して合わせていきたいです。

 

(了)

 

…………

 

● 2022 USオープン関連記事:

 

10/12 大井、勝者最終へ。Day2

10/11 吉岡、勝者最終へ。Day1

10/10 試合時刻・フォーマット・ライブ配信

9/30 組み合わせ発表

 

 

………… 

 

BD Official Partners :  

世界に誇るMade in Japanのキューブランド。MEZZ / EXCEED 

国内外著名ブランドのビリヤード用品販売中。Billiard Square

創造性と匠の技が光る伝統の国産キュー。ADAM JAPAN 

ビリヤードアイテムの品揃え、国内最大級。NewArt 

ビリヤード台・用品のことなら。レッスン場「Poche」併設。日勝亭

カーボン繊維構造REVOシャフト発売中。PREDATOR JAPAN

徹底した品質の追求。信頼できる道具をその手に。KAMUI BRAND

カスタムキュー、多数取り扱い中。UK Corporation 

国内外トッププレイヤー達が信頼する国産積層タップ。斬タップ

ジャストなビリヤードアイテムが見つかる。キューショップジャパン

13都道府県で開催。アマチュアビリヤードリーグ。JPA

2021年11月25日『船橋店』グランドオープン。 BAGUS

川崎と横浜でビリヤードを楽しむ・習う・競う。MECCA 

カスタムオーダーシャフト『focus1』新登場。Geezシャフト

極上の撞き味を今ここに。国産牛革積層タップ。BIZEN TIP

徹底的なプレイヤー目線でできたJapanタップ。NISHIKI PREMIUM TIP

「チャンピオンのタップ」HOW Tip(ハオ)登場。SHOP FLANNEL

世界が注目。東京発のキューケースブランド。3seconds

第5巻発売中! ビリヤード漫画『ミドリノバショ

Cue Ball Samurai―ビリヤードサムライLINEスタンプ 

 

 

<<<前の記事   次の記事>>>