〈BD〉バンボーニングがWPA/NWR、2つのランキングで1位。大井直幸は4位/19位

 

2022年も半年が過ぎようとしています。

 

男子プール(ポケットビリヤード)の

国際トーナメントシーンは、

先日のユーロツアー

ザンクトヨハンオープン』で一区切り。

 

ここで現時点でのWPAランキングと

ナインボールワールドランキング

(=マッチルームランキング)、

2つのランキングの上位勢を列記します。

 

結果から言うと、両ランキングとも、

4月の『9ボール世界選手権』で

初優勝を飾ったアメリカNo.1選手、

シェーン・バンボーニングが

暫定1位の座に就いています。

 

…………

 

まず、WPA

(World Pool-Billiard Association。

世界プールビリヤード連盟)の

現時点のランキング十傑は以下の通り。

 

WPAランキングは、

簡単に言うと、9ボールと10ボールの

ビッグトーナメントを

合わせたランキングです

(マッチルーム主催のいくつかの

試合も対象になっています)。

 

1位:S・バンボーニング(アメリカ)

2位:M・イモネン(フィンランド)

3位:A・オーシャン(オーストリア)

4位:大井直幸(日本)

5位:F・サンチェスルイス(スペイン)

6位:A・カザキス(ギリシャ)

7位:A・ヤップ(シンガポール)

8位:D・グレイブ(エストニア)

9位:M・ヒー(オーストリア)

10位:W・シェブチック(ポーランド)

 

11位以下はこちらで→

https://wpapool.com/ranking/

 

並み居る強豪の中で日本の

大井直幸プロが4位。これは素晴らしい。

 

WPAランキングには先日の

ジャーマニーオープン』(10ボール)の

結果も反映されていますが、

 

ワールドカップオブプール』と

日程がかぶっていたため、

ワールドトップ達は

ジャーマニーオープンには

出られなかったことから、

ランキング上位勢の

順位はあまり変動していません。

 

…………

 

続いて、マッチルーム独自の

ナインボールワールドランキング

(以下、NWR)の

現時点の十傑はこちら。↓

 

こちらは9ボール国際大会だけの

ランキングです。

 

1位:S・バンボーニング(アメリカ)

2位:J・フィラー(ドイツ)

3位:F・サンチェスルイス(スペイン)

4位:A・オーシャン(オーストリア)

5位:A・カザキス(ギリシャ)

6位:O・ソルノキ(ハンガリー)

7位:W・ジーリンスキ(ポーランド)

8位:A・アルユーセフ(クウェート)

9位:M・ヒー(オーストリア)

10位:J・ショウ(イギリス)

……

19位:大井直幸(日本)

 

11位以下はこちらで→

https://matchroompool.com/world-rankings/

 

このNWRは、

マッチルーム直轄で主催する

いくつかの9ボールイベントと、

協力・提携関係にある欧米の

9ボールイベント(ユーロツアーなど)での、

「獲得賞金ランキング」です。

 

※年間スケジュールはこちら

 

1位のバンボーニングは

半年で71,400ドル(約980万円)獲得。

 

バンボーニングは

NWR対象試合以外のイベントでも

賞金を獲得していますし、

キューメーカーなどの

スポンサーフィーを合わせると、

倍ぐらい稼いでいると思います。

 

また、NWRでは2位にいるフィラーが、

WPAランキングでは24位なのも

興味深いところ。

 

フィラーは今年春の

『ラスベガスオープン』と

『10ボール世界選手権』という

2つの10ボールイベントへの

参加を見合わせました。

 

(※D・オルコロやJ・アラナスという

フィリピン人選手の

ビザトラブル〈アメリカ入国不可〉を

重く受け止めて、「アスリートビザを

取得することを優先するため、

今年はこの2大会に出ない」と本人談)。

 

そのためWPAランキングでは

下位に甘んじています。

 

…………

 

対象試合の異なる2つのランキングの

両方で上位にいるバンボーニング、

オーシャン、サンチェスルイス、

カザキスあたりが、2022年上半期の

「ワールドハイアベレージプレイヤー」

と言えるでしょう。

 

その一方で、両ランキングの10位内に

フィリピン勢と台湾勢が一人も

いないことに少し違和感を覚えます。

 

現在ランキング対象試合のほぼ全てが

欧米で開催されているため、

アジア勢の参加数と参加頻度が

少なくなりがちなことが、

背景にあると理解してはいますが……

(それだけにアジア選手である

大井プロやヤップの

WPAランキング一桁には驚嘆します)。

 

2022年後半戦、

アジア勢がどれだけ欧米のイベントに

参加し、どれだけ成績を残せるか。

そして、今後ランキング対象の

アジアイベントがどれだけ行われるのか。

そこにも注目したいと思います。

 

 

………… 

 

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